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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#349)。

 まったくしつこいことに、今頃になって、またNHK党がパンフレット裁判を控訴してきましたので、まだ裁判が続いています。「N国マガジン」の5本目は、最終回に相応しく、パンフレット裁判に関する記事をアップしたいと思います。
 この世には、「三度のメシよりパンフレット裁判が大好き」という悪趣味のイカレーどもがいますので、日頃から僕のことを応援している人だけでなく、ニヤニヤしながら裁判を見たいだけのイカレーどもも、このレポートのためだけに1235円を払うことでしょう。こちらとしては、イカレーどもがどうあれ裁判はあるし、そんなことでお金を稼げるなら「金を払うって言うのなら教えてやんよ!」という感じなので、この後、じっくり書きたいと思います。


■ 最後のパンフレット裁判が始まる

 先日、立花孝志の代理人の弁護士から「パンフレット裁判」の控訴理由書が届きました。
 現状としては、立花孝志個人が訴えた裁判と、加陽麻里布が訴えた裁判の2つが終了しており、いずれも東京高裁で「ちだい勝訴」が確定しております。ともに最高裁への上告がありませんでしたので、「ちだい勝訴」は揺るぎないものとなっております。
 しかし、今回は「NHK党」「党」として訴えてきたもので、こちらも地裁では「ちだい勝訴」となっておりましたが、それを控訴してきた形になります。普通に考えれば、立花孝志個人、加陽麻里布で認められなかった内容が党になったら認められるとは考えにくく、逆転が起こる可能性は極めて低いのではないかと思いますが、油断することなく、しっかりと僕の主張はまとめていきたいと思っております。
 三度のメシより「パンフレット裁判」に興味があるクソどもには、傍聴や閲覧に行けるように事件番号を開示しておこうと思います。事件番号は「令和4年(ネ)第194号・損害賠償請求控訴事件」です。


■ 先方の主張に対して僕が言いたいこと

 勝てると思っていた「パンフレット裁判」で負け、この裁判こそ逆転勝訴したいという気持ちが溢れ、26枚に及ぶ控訴理由書をお届けいただき、そのすべてをレポートでご紹介することはできないので、僕の主張を要点だけでもまとめておきたいと思います。
 先方から届いた控訴理由書を見る限り、裁判上の資料だけでも「ちだいは無能」ということを書いておこうという気持ちなんだと思いますが、こんなことが書いてあったので、「NHK党」はとことんカルトだと思いました。

 結果として、真実性が認められることもなく、現実に真実性を根拠づける事情が存在していないのであるから、本件記事の公表にあたって、被控訴人が最低限の調査さえ実施していれば、プロの「ジャーナリスト」として公表を自重していたはずで、本件のような無用の紛争を回避することができたのは明らかである。

 こちらとしては真実性を証明するための証拠も提出していますが、残念ながら、真実性の証明はハードルが高いようで、地裁の判決では採用していただけませんでした。ただ、僕としては、真実性が十分に裏付けられていると考えていますし、NHK党がどのような政党であるかは身をもって体験していますので、記事にするための最低限の調査も十分にできていると考えています。なので、キッパリ言いますが、プロのジャーナリストとして公表を自重することはありません。むしろ、記事を出して多くの人に「NHK党のカルト性」を知ってもらうべきです。
 詐欺をしたことを認め、逮捕を恐れ、国外に逃亡している人間を参院選に立候補させ、本来果たすべき国会議員としての責務を果たさず、国会を欠席している「NHK党」の現実を見れば、NHK党の反社会性を訴えることが当時から大切であったことは明らかです。
 また、当時はNHK党の立川市議だった久保田学との裁判では「訴権の濫用」が認められており、マツコ・デラックスさんや綾野剛さんに対する意味不明な裁判を見れば分かるように、「無用な紛争」こそNHK党の代名詞であり、まるで当たり屋のように裁判を仕掛けてくる政党が、どの口で「無用の裁判を回避できた」と主張しているのか。恥を知れ!


■ 裁判官に見ていただきたいブーメラン発言

 26枚もあるので、いろんなことをガタガタと書いているのですが、要するに、プロのジャーナリストを自称しているくせに能力が低い上、品性下劣で姑息な性格なので、十分な裏取りをしないままに記事を書いたんだと主張しているのですが、ここで8月8日にYouTuberのヒカルさんや青汁王子と対談した際の、尊師・立花孝志の発言をご覧いただきたいと思います。

(6分30秒~)
青汁「だから、僕、立花さんに言いたいんですよ。立花さんには昔、お世話になって申し訳ないんですけど、反旗を翻すわけではないですけど、やっぱり立花さんがやってることも、NHKをぶっ壊すって、ずっと何年もやってますけど、これ、付きまといなんじゃないですか?」

長谷川「立花さんの、この長年に続くのは、批判じゃなくて付きまとい、粘着ではないかっていう」

青汁「いうふうに捉えられても、僕はおかしくないと思うんですよ」

長谷川「立花さん、誹謗中傷について、どう思いますか?」

立花「いやぁ、僕はもう誹謗中傷は、一般人に対しては絶対やっちゃいけないと思います。いわゆるその、誹謗中傷っていうのはいわゆる、公人ですよね、公共性、公益性、で、真実性っていう3つがあれば、誹謗中傷っていうのは免除、免責される。刑事も民事も免責される、法律上はね」

長谷川「法律的な話ですね。それはその通りですね」

立花「だから、いくらそれが事実であったとしても、相手が例えばインフルエンサーとか、いわゆるユーチューバーでお金儲けてるとか、テレビとか公務員、こういう人でない人に対しては、これは一切ダメですよ。もうメディアに出てる、もうユーチューバーと名乗ってね、まあ、CMとかもやってたら、これは僕はもう誹謗中傷を受けるのは、もう仕方がないっていうのがあります。で、特に僕がNHKに対してやってるのは、それはNHKがつきまといをしてるんですよ。全国の家にピンポンってやって、金払えってやってるわけですよ。あの年金生活の人とかに対してもね、裁判するぞ、お金払えって扉ガンガンガンガン叩いてるから、まさにストーカーをしているのはNHKであって、現に今もNHKの被害者が出てるので、だからNHKをぶっ壊すをやってるだけのことで。あの、あとは、めちゃくちゃ強い相手がいるわけですよ。で、こういう人に対しては、完璧な証拠が取れない時には、あえて誹謗中傷をして、向こうの反論を待つっていうのもやっぱり、一つのあれ、戦術ではあるんですよ

ヒカル「まあ、ボロが出るのを待つってことですね」

立花「そうです、本当にこっち側が間違えていた時には、向こうは反論するなり訴えてくるわけじゃないですか。だから、この誹謗中傷っていうのは、その弱者が強者に向かって戦いを挑む時には、ちょっとね、やっぱり戦術としては必要になるので

 そもそも尊師・立花孝志は、「完璧な証拠が取れない時には、あえて誹謗中傷をして、向こうの反論を待つのが戦術である」と話しており、NHK党党首である立花孝志自身が、ちゃんと裏取りもせずに、戦術の一環として誹謗中傷をしているというのです。僕がそれをやっているというわけではありませんが、「自分はOKだけど、他人はNGだ」というダブルスタンダードは、一体、どこから生まれてくるのでしょうか。どれだけ自分勝手な裁判をしているのかが分かっているのでしょうか。恥を知れ!


■ 8月後半から9月にかけての見通し

 まず、今回の裁判の期日が、9月8日です。ただし、これまでパンフレット関連の裁判は3件起こしており、これが最後の裁判になりますが、2件は既に高裁判決で確定し、「ちだい勝訴」となっているため、今回も逆転の可能性は低く、参院選に影響が出ないように結論を後延ばしにしただけだと思っていますので、尊師・立花孝志の口から期日などの日程が語られることはないと思われます。
 9月11日には、沖縄市議選と北谷町議選が行われ、ここには2人の候補者が立候補してきます。尊師・立花孝志は「沖縄は強い」と述べておりますが、それぞれの当落予測では落選が濃厚となっており、前回の参院選でNHK党に投票した人が全員、NHK党の候補に投票したとしても、当選の可能性はほとんどないものになっています。

 沖縄県知事選は、8月25日告示となっており、川口市長選などに立候補したことのある宮川直輝が出馬に意欲を示していましたが、今のところ、NHK党に動きはありません。擁立しようと思えば、ガーシーの次に参議院議員になる権利を持っている「大麻が好きな方」の山本太郎や、山本太郎の嫁を擁立することもできるし、かつては「ゆたぼんのパパ」を擁立したこともあるので、話題性重視で候補者を立てることはできるのに、そこを立ててこないというのは、単純に「立候補させられる人がいない」というわけではなく、「お金がない」という理由によるものではないかと思わずにはいられません。金策が思うように進んでいないのではないかと見ています。
 次に政党助成金が入るタイミングは10月15日と12月15日で、今から2ヶ月は「無収入」となっています。参院選で1億円くらいの余裕を残して、ほぼ使い切ったのではないかと思いますが、残りの1億3000万円を東谷義和の弁護士経由で払ってしまいましたので、水面下で金策をしているものと思われますが、沖縄県知事選の擁立に失敗しているということは、8月末と9月末の支払いでカツカツになっており、ついには3回目の「おかわり借金」に踏み切る可能性があるのではないかと見ています。党の発展性を示さなければなりませんので、おそらく「統一地方選で当選者100人を目指す」みたいな名目になるのかと思います。
 東谷義和の有料オンラインサロンについては、クレジットカードのセキュリティーがガバガバであるとの指摘があり、クレジットカード情報が東谷義和の関係者らに抜かれる可能性があると考えています。通常、オンラインショップを開設する時にはクレジットカードを自分で持つことはなく、クレジットカード決済会社とダイレクトに取引をしてもらいます。店舗でクレジットカード情報を持つのはリスクが高く、持っていたところで何のメリットもありゃしないからです。言ってしまえば、付き合っているわけでもない隣に住んでいる可愛い女子大生の部屋の鍵を持ってしまうようなもので、大家さん以外に、鍵を持っていることに何の意味がないどころか、万が一の時に疑われるのが僕になってしまいます。「彼女が留守の時にお部屋に入ろう」という目的でもなければ鍵を持ちたいとは思わないし、本来は「そんな物騒なもの、最初から持っていない方がマシでしょう!」となるはずです。
 東谷義和が「BTSに会わせる詐欺」でドバイに逃亡中の人間で、その周りにいる人間たちも怪しい人が多いことを考えれば、「やりかねない」と考えるのが普通で、東谷義和の人気が凋落した瞬間に、クレジットカード関連のトラブルがあっても不思議ではありません。新たなNHK党の金銭トラブルに発展する可能性があると見て、今から監視をしていきたいと考えております。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

松浦会長の海の家に行ったのも金策ではないかと考えられる(引用元リンク

 現在、「NHK党」の人気は順調に下がっています。岸田文雄総理のリモートに対して噛みついたのが、かなり不評です。また、岸田文雄総理を呼び捨てにしているのも評判を落としており、昨日は追撃するための記事を書いておきました。
 これは周期性のような話かもしれませんが、前回の参院選の後もMXテレビの前でマツコ・デラックスさんに対し、執拗な抗議をしたことからジェットコースターのように人気が下がっていきましたが、今回は東谷義和がどんどん人気を落としています。尊師・立花孝志は10月の参院補選に立候補するために議員を辞職し、そこからあまり炎上しなくなりましたが、おそらく東谷義和は来年まで議員であり続け、炎上し続けると思いますので、しっかりと「NHK党」を燃やし尽くしてくれると思います。まさに、アラブの油田に引火した火事みたいなものです。

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