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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#13)。

先日、「NHKから国民を守る党」の立花孝志さんが扶桑社を訴える裁判を起こしたのですが、裁判終了直後に裁判所の前で40分くらいの長い動画を撮影しており、「扶桑社が裁判を長引かそうとしている」とか「ハーバービジネスオンラインが立花孝志を利用して宣伝しようとしている」とか、まったく見当外れの独自の解釈を繰り広げ、最終的には「選挙ウォッチャーちだい」に対して「スラップ裁判を行う」と宣言しました。僕に何らかの非があって裁判をするとおっしゃるのなら当然の権利かもしれませんが、立花孝志さんは「スラップ裁判をする」と宣言しているので、これは脅迫であり、威力業務妨害です。スラップ裁判の意味が分かっていないのかと思いましたが、動画でしっかり「スラップ裁判とは」を語っているので、意味を分かった上で、僕を疲弊させる目的で裁判をするとおっしゃっているのです。動画でここまで堂々とこんなことを言っちゃうなんて、ホームラ・・・、とてもスゴい人だなと思います。


■ 扶桑社との裁判について

立花孝志さんは、僕と大袈裟太郎さんを訴えているつもりなのかもしれませんが、訴えているのはあくまで「扶桑社」です。まるで僕たちに選挙妨害の意志があったかのような印象操作を続けていますが、僕たちは「記者」なのです。基本的にインタビューができれば満足で、逆ギレしたり、言葉に詰まったりするだけで十分に撮れ高となります。僕たちはいかに公約らしい公約がないのかを可視化しようと考えており、もし僕たちの思惑に反して、中村典子候補がペラペラと公約を語るようであれば、それは「NHKから国民を守る党」にとっては絶好の宣伝機会となります。どうせ中村典子候補に公約らしい公約はないだろうと考えていたし、どうせ立花孝志代表にインタビューをしても逆ギレするくらいしかできないだろうとは考えていましたが、そもそも政治家として立候補しようというのですから、中村典子さんがきっちり公約を語り、立花孝志代表が冷静に理路整然とインタビューに答えたら、何も問題ないどころか、「NHKから国民を守る党は素晴らしい」と思って投票する人がいたかもしれません。こちらとしては一切煽ったつもりはありませんが、百万歩譲って煽ったとしても、その煽りにまんまと乗って「私人逮捕だ!」とか言い出して手首を掴む政治家なんて、立花孝志候補以外には見たことがありません。素行の悪い素人ならともかく、政治家に対してインタビューをして、ここまで酷いことになるなんて、誰が予想できたでしょうか。さすがの僕たちも逆ギレの一つぐらい見せてくれたら、NHKから国民を守る党の本性を炙り出すことができてラッキーだと思っていましたが、それは取材対象としては当然のことであり、刑事事件にまで発展するとは想像していませんでした。

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立花孝志さんが訴えている相手は「扶桑社」であり、けっして僕や大袈裟太郎さんではありません。この裁判でどのような判決が下されようと、僕が何かをしなければならないことはありません。そして、自分から扶桑社を相手に裁判を起こしておいて、とうとう扶桑社が「NHKから国民を守る党を疲弊させるためにスラップ裁判をしている」と言い出しました。自分で裁判を起こしておいて「扶桑社がスラップ裁判をしている」とは、どういうことでしょうか。この後、立花孝志さんは「本当のスラップ裁判を見せてやる」という趣旨の発言をして、僕に対して次から次へと裁判を起こすと言っているのです。ちなみに、その僕に対する裁判というのは正しい意味での「スラップ裁判」です。これだけ堂々とスラップ裁判であることを宣言する人を初めて見ました。動画では「このへんがちだい君の頭の悪さだ」と何度も言っていましたが、どうやら立花孝志先生は僕のことをガチで中卒だと思っているようで、だいぶバカにしているのですが、スラップ裁判の言葉の意味は理解しても、スラップ裁判の本当の意味を理解できていないので、こんなに堂々と「これはスラップ裁判だ」と宣言してから本当にスラップ裁判をするのです。実際にはスラップ裁判だとしても、表向きはスラップ裁判ではないというテイでやるものですが、本当の意味を理解していないので、こんなに堂々と宣言してしまいました。これにより、僕が脅迫や威力業務妨害を受けていることは立証されることになると思います。


■ 立花孝志代表による脅迫および威力業務妨害の記録

立花孝志代表は「ふわっち」という配信サイトで、僕の住所と名前を教えてくれた人間に10万円の懸賞金をかけると言い出し、当時のアーカイブは存在しませんが、断片的に証拠動画が存在します。「懸賞金をかけて個人情報を募集した」という話は、これまでに複数の動画で言及しており、こちらは動画を保存できた状態ですが、その後、次々と僕の個人情報を公開しています。ネットで住所が公開されてしまえば、どんな人が来るのかがわかりませんし、家族にも迷惑がかかり、家族は非常に怖がっています。「スラップ裁判を仕掛ける」とまで宣言していますので、これは脅迫と威力業務妨害であると考えています。参考までに、これまでの立花孝志代表のTwitterの内容をここにまとめておきます。

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ここでもスラップ裁判を実施することを窺わせるツイートをしています。これを公職の「議員」がやっていることが驚きなのですが、動画では「末尾の13を12にすれば自宅の住所だ」などと、自宅住所を特定できる状態で公開しているので、5ちゃんねるには完全なる住所が晒されることになりました。この時点で脅迫および威力業務妨害であり、刑事と民事の両面で被害を訴えるしかありません。

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ここでは本名の一部と、生年月日、出生地、および最終学歴を公開しています。生年月日や最終学歴などは極めてプライベートな情報であり、実際の最終学歴は中卒ではありませんが、このようなツイートが公開されたことにより、例えば、どこかに就職しようと思った時に「本当は中卒ではないか」と疑われるかもしれませんんし、人生において不利を受ける可能性があり、もし中卒だった場合でも、その情報は一般に公開したくないものかもしれないのに、勝手に暴露していることになり、いずれにしても迷惑極まりない卑劣な行為です。なお、最後には「法を説明するのは大変です」と言っていますが、立花孝志さんほど法を理解していない「自称・法律家」は滅多にいるものではありません。これほどデタラメの法解釈がまかり通っていいのでしょうか。なお、取材中に居場所を特定されないように映像配信からラジオ配信に切り替えましたが、その理由は「一切の謝罪や和解に応じるつもりはないので、居場所を特定されて凸されると迷惑だから」です。とことん裁判をするのは、こちらのセリフなのです。

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会社については非公開にするわけにはいかないため、官報等で公表されており、取引先となる相手には僕の会社名などをお知らせしておりますが、一般の顧客から広く仕事を得ているものではないため、極めて個人的に経営している会社になります。その会社名や所在地となる住所などを取引先以外の方々に広く知られることは、まったく理想としておりません。また、このような訴訟が予告された場合、帝国データバンクなどに記録として残される可能性があり、会社としての信用を失いかねません。実際には「スラップ訴訟」によるものであっても、取引先の会社は多少でもリスクがある場合には避ける可能性があり、今後の営業にも関わってくるため、損害が生じます。こちらも理想の形ではなくなってしまったため、廃業も含めて検討しようと考えております。


■ 個人情報が公開されたことによる損失

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僕が「選挙ウォッチャー」という仕事を初めて以来、顔出しをせず、本名も公開してこなかったのは、身の安全を図るためです。もし、顔や住所、本名などが公開されなければ、所属事務所社長からのDV問題に悩むタレントなどを見つけた時、すぐさま連絡を取って取材し、記事にすることで彼女の身を守るとともに、自分自身の身を守るつもりでした。

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ところが、「NHKから国民を守る党」の立花孝志代表によるプライバシーの侵害、住所や名前を特定できるような書き込みや動画での発言により、こうした取材をする場合に身の安全が確保できない状態になってしまいました。マスコミが報じないハードな内容をお届けすることを仕事としている僕としては、ハードな内容に触れることができないというのは非常に大きな損失であり、社会にとっても大きな損失になるに違いありません。これを解決するためには、僕と両親の2世帯での引っ越しが必要になり、2歳の頃から過ごしてきた愛着のある家を手放し、引っ越しをしなければならないのは精神的にも苦痛であり、少なくとも引っ越し費用と当面の引っ越し先での家賃等は請求させていただかなければ、営業できない間の損失補填にはなりません。これ以外にもスラップ裁判によって会社の信用が傷つけられることは免れず、今後の影響で被るかもしれない損失については、しっかり責任を追及したいと考えております。


■ 大橋昌信さんは大袈裟太郎さんの個人情報に10万円の懸賞金

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僕の個人情報を取得できたことを受け、今度は大橋昌信さんが大袈裟太郎さんの個人情報に10万円の懸賞金をかけて募集を始めました。大橋昌信さんの主張をまとめると、「大袈裟太郎さんにケガをさせようなんて微塵も思っていなかったので事件性はない」「大袈裟太郎さんは何度も取り調べを受けているのに、自分は1日たったの3時間ほどで取り調べが終わっており、この時間の差を考えても事件性があるとは思えない」「ネット上では傷害事件の犯罪者であるかのようなことを言っているバカがいるが、それは名誉毀損である」。そして、最終的には「損害賠償請求してくださいよ」だそうです。これだけのことをやっているので、当然、損害賠償請求をすることになるでしょう。最終的には大袈裟太郎さんが判断することでしょうが、あれだけの事件を起こしていながら、まだ罵倒を続けているわけですから、賠償請求額がどんどん増えるだけではないでしょうか。


■ 立花孝志さんは最後まで負けを認めない

日本維新の会の渡辺慎吾さんに対し、「殺人の疑いがある」などとして名誉毀損したことを訴えられた裁判で、立花孝志さんは30万円の支払いが命じられました。しかし、立花孝志さんはその30万円を支払わなかったので、葛飾区議の歳費が差し押さえられることになり、立花孝志さんは渡辺慎吾さんに対して再び裁判を起こしたのですが、立花孝志さんの敗訴となり、やはり30万円は支払わなければならなくなりました。納得がいかない立花孝志さんは「控訴する」と言っていましたが、この人は永遠に30万円を払わないつもりのようです。また、YouTubeには批判的なコメントも殺到しているのですが、批判的なコメントはすべて削除しているため、絶賛コメントだけが並ぶという気持ち悪い状態が続いています。また、うっかり裁判で負けてしまったことを発表した動画は削除され、負けたという事実がなかったかのような演出になっています。こうして良い部分だけを公表して、人々に自分が優れた人物であるかのような印象を与えようと必死なのです。しかし、そのやり方は実に卑劣なので、僕はそのすべては可視化しようと考えているところです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

僕のツイキャスには相変わらず「立花に訴えられているらしいな!」と喜んでやって来る奴がいます。立花孝志さんのYouTubeだけを見て、他に情報を持ち合わせていないので、立花孝志さんの言い分を100%信じているのです。しかし、僕の話を聞くと「俺は立花の応援をしているわけではない」などと言い出し、すごすごと去っていきます。結局、情報を持ち合わせているかどうかという話です。本当は立花孝志さんの動画を見ただけで「コイツはダメだ」と気付いていただきたいものですが、多くの人は見ただけでは気付かないのです。だから、どうしてダメなのかをコツコツと説明していくしかありません。僕は「NHKから国民を守る党」をすべて可視化し、どれだけ悪質な政党なのかを引き続き可視化してまいります。[了]

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