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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#64)。

7月に参院選を控え、僕も取材で忙しいので「NHKから国民を守る党」なんぞのために記事を書いているほど暇ではないのですが、僕の名前を使ってYouTubeで小銭稼ぎをされているので、検証記事を書かないわけにはいきません。立花孝志は、自分のことには異常に反応して「名誉毀損だ」と言うくせに、僕を貶めるためならデマでも何でも言ってくるタイプなので、こちらの主張はしっかりと明記しておかなければなりません。どうせN国信者の皆さんが勝手なことを言ってくるんでしょうけど、都度、適切な対応をしてまいります。

■ 「悪口言って下さい」という動画

立花孝志は、どこぞのトラックドライバーからメールをもらい、「もっとディスりをする人を煽ってくれ」と言われて、「そりゃそうだな」と思ったから、この動画を撮影したそうです。51歳にもなって「面白いから相手を挑発しよう」という発想に至る時点で、まともなオッサンの精神年齢ではありません。べつに精神年齢が子供だったとしても、そこらへんの一般ピープルなら文句を言われる筋合いもないのですが、こんな奴が国会議員になるかもしれないのですから、どれくらい終わっているのかを伝えるのは僕の仕事です。

立花孝志を支持しているB層の皆さんは、これを「ディスり」だと考えているようですが、これは政治批判であって、いわゆる「悪口(ディス)」ではありません。その違いが分かる人なら、今頃、NHKから国民を守る党なんぞに期待していないと思うので、言うだけ無駄かもしれませんが、立花孝志がよく言う「悪口」という言葉に、立花孝志の精神年齢が表れています。さて、立花孝志は「立花のことが好きな人ばっかり出しても面白くない」という理由で、「立花の悪口を言ってくれる人を募集」と言い出しました。余談ですが、立花孝志はまた動画で「ちだい被告」と書いているのですが、いちいち立花孝志に請求する名誉毀損の金額を上げていることは指摘しておきたいと思います。僕もべつに裁判を使って商売しているわけではないので、妥当な金額を請求するつもりではあるのですが、こうもいちいち名誉毀損や印象操作を繰り返されると、どうしても請求する金額は上がってしまいます。NHKから国民を守る党の党員たちは、事あるごとに「文句があるなら訴えてこい!」と挑発をしてくるのですが、心配しなくても訴える日は必ずやって来ます。どうぞご安心ください。まずは立川市議の久保田学に対し、反訴の手続きを取りましたので、ご報告申し上げます。

「日頃ね、ちだい被告も、ちだい君なんかは、あの、堂々とね、もう名前もバレてるんだから、出てきて政見放送でNHKから国民を守る党の悪口言ってみたらどう? と思います。まあ、あの、ちだい君は本当に偏ったジャーナリストで、インターネット特有のジャーナリストですから、彼は共産党とか、そういうね、えー、左側の、っていうか左って言うと、ちょっと語弊があるな。とにかく彼は、真ん中に軸を置いたジャーナリストではないと思いますから、えー、なんだろう、いわゆる「ネット右翼嫌いな人」だと思うんで、べつにあの、ちだい君がね、いやいや主張したいことがあるんだったら、ぜひ政見放送、5分30秒喋れますから、出てきてやってみたらどうでしょうか」

立花孝志は動画で、こんなことを言っています。「名前もバレている」と言っていますが、バラしたのは立花孝志なので、これも損害を求めていくことになりますが、また僕のことを「ジャーナリスト」という肩書きで呼んでいます。僕はジャーナリストを名乗ったことは一度もありませんし、そもそも「ジャーナリストではない」とキッパリと宣言しているのですが、立花孝志やNHKから国民を守る党の信者たちは、僕のことを一生懸命「ジャーナリスト」にしようとします。理由は簡単で、ジャーナリストのくせに「クソ」とか「脳味噌沸いている」と表現するのはジャーナリスト失格だからです。しかし、僕はクソにはクソだと言いたいし、脳味噌沸いている奴には「オマエ、脳味噌沸いてるで!」と言いたいので、ジャーナリストになんかなりたくないのです。なんだか偉そうな賞をもらって、世の中では「一流」と称えられていても、肝心なところで玉虫色の表現をしてしまうパブリシティー提灯野郎には微塵も憧れを抱いていないので、僕に「ジャーナリスト」みたいなダサい肩書きをつけるのはやめてほしいのです。もちろん、ジャーナリストの中には本当に素晴らしい人もいないことはないのでしょう。しかし、そもそも立花孝志が自分を「ジャーナリスト」だとおっしゃっているのです。一緒になると思ったら恥ずかしくて「三流ライター」と呼ばれている方がマシです。そして、もう一つ。立花孝志はまた僕を共産党と結びつけようとしています。ネトウヨ気味のB層に「アイツは共産党なんだ」と言ったら、無条件で「ちだいは反日!」ということになるんでしょうけど、僕はかねてから言っているように共産党も、社民党も、立憲民主党も支持していません。僕のポリシーは「政党ではなく人で選ぶべきである」なので、特定の政党を支持することはありません。共産党にも素晴らしい人はいますが、共産党だから素晴らしいわけではありません。自民党にも素晴らしい人はいますが、自民党だから素晴らしいわけではありません。その人が素晴らしいのであって、その政党に所属していれば必ず素晴らしいなんて言えるはずがないのです。この考え方を立花孝志は「共産党」だの「左」だのと言って「偏っている」と表現しているわけですが、「NHKから国民を守る党は反知性派カルト集団なので、投票してもNHKが壊れないどころか、僕たちがもっとNHKにお金を払わなければいけなくなるというのは偏っているのではなく、ただ当たり前の指摘をしているに過ぎません。「知性を否定する人間を議員にすると大変ですよ」と言っているだけで、有権者が僕が鳴らした警鐘を無視しても、それはそれなのです。デスノートじゃないんですから、僕が記事を書いたぐらいで何かが変わることはありません。ただ、やらないよりはやった方がマシなのです。

「とにかく、この人たちの共通する点は、あの、NHKから国民を守る党の悪口を言ってですね、えー、それで小銭を稼ごうとする人たちなんです。で、それであればね、堂々と政見放送で悪口言ってくれたらいいです。甘んじて受けますから」

おそらく、ここに書かれている人たちの中で僕が最もマネタイズを確立できている人間だと思いますので、キッパリと言っておきたいと思いますが、当初はNHKから国民を守る党に関連する記事はすべてが無料でした。ところが、くだらないスラップ裁判を起こされることになり、無料で記事を書き続けるのは割に合わないために、やむを得ず、弁護士費用を稼ぐ目的で有料化した経緯があります。しかし、この記事がそうであるように、多くの人に読んでもらうべき記事は「無料」なのです。むしろ僕の名前を使って小銭を稼いでいるのは立花孝志の方なので、僕を使ってチャリンチャリン言わせている分際で、さらに「政見放送で悪口を言え」とは何でしょうか。僕に政見放送をやってほしいというなら、田口淳之介くんぐらいの土下座でお願いするのが筋でしょうが!

■ テメエの政見放送なんぞに出るはずがない

僕に対して「300万円を出してやるから政見放送しろ」と言ってきた立花孝志。その300万円はあくまで供託金であって、僕が300万円をもらえるわけではありません。テメエの政党の宣伝に協力するために、僕自身には1円も入らないのに「NHKから国民を守る党」なんていう一生の汚点になるような政党から立候補して、わざわざNHKのスタジオに行って、生き恥を晒せと言っているのです。脳味噌沸いているんかって話です。立花孝志は「300万円も出してやると言っているんだぞ!」みたいに思っているのかもしれませんが、払う相手が僕ではないという大事なところが抜けているのです。「コイツ、アホだろ!」の一言で終了です。そして、政見放送に出てほしいからって、わざわざこう煽るのです。

この人たち、はっきり言って、根性ないっすよ。もうね、あの、根性ない。あの、これ本当に出てきたら僕、本当、拍手しますよ。もちろんね、名前を出してきてですね、僕が訴えたりとかしませんから、そんなの。まあまあ、この人たちにいくら言っても、たぶん信用してくれないと思いますけど、しょせんはね、根性ない人たちです。こうやって公の場で自分の主張をね、えー、言わせてあげると言ったら連絡来ないような人ですから、ぜひね、あの、反論があるなら電話をください。そして、ぜひね、NHKの政見放送でNHKから国民を守る党をぶっ壊すとかですね、自由にやっていただければいいですから、NHKから国民を守る党や立花孝志の悪口を言ってください」

政見放送に出るためには、NHKから国民を守る党から立候補しなければなりません。僕の人生に「NHKから国民を守る党から立候補した」という汚点を残すのは、おでこにチンコの入れ墨を掘って歩くぐらいの生き恥ぶりです。そんな生き恥を晒すことに対する対価が「立花孝志の拍手」だと言っているのです。もはや根性があるとか根性がないとかの問題ではありません。オマエは僕が拍手をしてやったら公衆便所の便器の水に顔をつけるのかという話です。「根性がない」とか「反論があるなら電話しろ」とか言っていますが、電話をかけてもコンテンツにされるだけです。何が悲しくてテメエの小銭稼ぎに付き合わなければいけないのでしょうか。しかも、さんざんスラップ裁判を仕掛けてきた立花孝志の「裁判しない」なんて信用できるはずがありません。立花孝志は葛飾区議時代に「ちだいに人権はない」まで言ってスラップ裁判を仕掛けているのです。信用を失う行動を繰り返してきた己に対する反省もなく、都合の良い時だけ信用を求めるものではありません。立花孝志に対する反論なんざ、この検証記事だけで十分です。

■ 参院選に使う供託金は1億5000万円

先日、N国信者の方と直接的に話をする機会があり、どうしてNHKから国民を守る党を支持してしまうのか、その一端が分かりました。端的に言うならば、立花孝志のことを「すごい人だ」と思っているからだということになるのですが、これは新興宗教の教祖様と同じ手口です。教祖が教祖としてありがたいお言葉を述べ、信者たちが「さすが教祖様!」となるのは「教祖」というポジションがあるからです。教祖様から「今日生かされていることに感謝しましょう」と言われたら、「今日こうして生きているのは偶然かもしれないのだから感謝しよう」という気持ちになるかもしれませんが、もしそこらへんの鼻毛の出たジジィから「今日生かされていることに感謝しましょう」と言われたら、「うるせぇ、ジジィ!」の一言で終了です。教祖様は、そのお言葉をありがたく見せるために、わざわざ白くて長い服を着て、金の布を首からかけたりして、優雅に手を広げたりしながら「感謝しましょう」と言うことで、信者に「ありがたや!」と思わせるための演出をしているわけです。そして、教祖様がスゴい人に見える信者たちは、やがて幸せになる壺を100万円で買ったり、教祖様の分身という設定の銅像っぽいプラモデルを300万円で買ったりするわけです。よく見ると、立花孝志もまったく同じことをしているのです。

立花孝志がスゴい人に見えるN国信者たちは、立花孝志のことを「破天荒なやり方で成功している人」だと思い込んでいます。確かに「NHKをぶっ壊す」のワンイシューで、次々とB層に訴えて議員を生み出しているということでは成功しているように見えるかもしれません。しかし、NHKをぶっ壊すために地方議員を生み出すことに、本当は何の意味もありません。知名度を広げるんだと言いますが、実際にNHKから国民を守る党の議員たちが地方議員になっても、どいつもこいつもろくすっぽ仕事をしていないので、話題になるような活躍を見せていないのです。それどころか、立花孝志は葛飾区長に「NHKに受信料を払え」という裁判を起こしています。「受信料を払うな」という裁判をするなら分かります。立花孝志の基本的なスタンスは「NHKの受信料なんて踏み倒してしまえ」なのですから、受信料を払っている葛飾区に「どうして受信料を払っているんだ」というのが筋です。ところが、「払っていない受信料を払え」と言って裁判を起こしているのですから、これでは「NHKを国民から守る党」です。あるいは、NHKから「ワンセグでも受信料を払え」と言われたわけでもないのに、一方的にNHKに対して裁判を仕掛け、「ワンセグでも受信料を払う必要はないだろう!」と主張し、返り討ちに遭って「ワンセグでも受信料を払う必要がある」という最高裁の判決を引き出しているのです。口では「NHKをぶっ壊す!」と言いながら、言っていることとやっていることが全然逆で、むしろ動けば動くほどマイナスの結果をもたらす無能集団だと言っても過言ではありません。つまり、NHKから国民を守る党は、国民の利害より自分たちのパフォーマンスを優先する集団であり、こんな人たちに投票してはいけないのです。立花孝志はデタラメな主張を通すために、わざわざ僕のことを「ちだい被告」と呼び、まるで感情的なアンチであるかのような印象操作をしていますが、僕は立花孝志のこともNHKから国民を守る党のことも、好きでも嫌いでもありません。無能のくせにしゃしゃり出て、事態を余計に悪化させている事実を皆さんに伝えているだけです。実際、今回の参院選で1億5000万円の供託金を使って選挙をするらしいではありませんか。倒産濃厚な会社の株を大量に買うのも個人の自由ですから、こういう政治団体に300万円やら600万円やらのお金を貸すのも自由です。どうせ「そんな無駄な投資、やめた方がいいですよ」なんてアドバイスをしたところで、僕にその1割でもくれるわけでもないのです。だったら、止めてあげる義理はありません。尊師を信じて300万円を溶かす奴の顔を見るのは面白そうなので、むしろ喜んで見守りたいと思います。

■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

もうすぐ参院選ですが、立花孝志が党員たちに課した130万円の支払い期限が迫っています。既に文京区の野口健太郎が130万円を手切れ金として払って離党していますが、これから130万円の支払いを拒否して脱北する議員がそこそこ現れると予想しています。だいたい「一般の人から借金をすると、その人の言うことを聞かないといけなくなるから」という理由で、あれだけ党員から130万円を取ることにこだわっていたのに、いざお金を貸してくれる人が現れると、一般人からガンガンに借金を重ねる始末です。とうとう45選挙区すべてに候補者を立てるという昔の幸福実現党のようなことをしているのです。しかも、年利15%で借りるというのですから、これは「アコム」「プロミス」などの消費者金融とほとんど変わらない金利です。銀行から低金利で借りるでもなく、一般人から消費者金融並みの金利で借金しているのですから、こうなってくると1議席も獲得できなかった時の借金の塩漬けより、奇跡的に1議席を獲得してしまった時の方が借金の返済を求められて苦しくなるはずで、さらなる勢力拡大で返そうとして借金を増やす結果になり、最終的にバーストするでしょう。べつに僕のお金じゃないので関係ないのですが、カルト政治団体に引っかかってお金を出したりする人は、生き抜くのが大変だろうなと、お気持ちをお察しします。

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