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【選挙ウォッチャー】NHKから国民を守る党・動向チェック(#97)。

中央区議の二瓶文徳に対して脅迫をした容疑で「NHKから国民を守る党」の党首・立花孝志が任意の事情聴取を受けた件は、ニュースなどで大々的に報じられることになりました。立花孝志はこれまでも数々の事件を起こしては警察に事情を聞かれているのですが、当時は葛飾区議だったため、どこぞの地方議員の悪行がテレビのニュースで取り上げられることはなかったのですが、先日の参院選で政党要件を満たし、今は参議院議員であり、公党の代表という立場なので「脅迫をしましたが、何か問題でも?」というスタンスでは生きられません。これまで1年以上も「NHKから国民を守る党は反社会的カルト集団である」と訴え続けてまいりましたが、まったく伝わらないのでモヤモヤしていました。しかし、テレビのニュースとして取り上げられるまでになったのだから、さすがに多くの人が気付いてくれていると思います。NHKの受信料問題は、確かに問題だと思います。しかし、だからってヤクザさんにお願いして解決してもらうのは間違いです。法律を守れない人間が法律を作ろうと言っているのですから、こんなに恐ろしい話はありません。今日は「二瓶文徳脅迫事件」について、まとめます。


■ 事情聴取された後も接触する異常性

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二瓶文徳に対する脅迫については「#68」のレポートを読んでいただきたく、二瓶文隆に対する恐喝とも取れる発言については「#87」のレポートを読んでいただくと分かると思います。9日の午前中に警視庁から事情聴取を受け、午後は「出処進退についての記者会見」なるものを開き、警察から「記者会見で言わないでください」と言われているものを軽々と暴露したあげく、議員を辞めないことを宣言し、11日には正式な取り調べが行われるというのに、10日には中央区議会に出向き、二瓶文徳さんを直撃して「抗議」という名の嫌がらせをするというのです。警察に被害届が出されているのに、その行動をまったく止めようとしないのですから、危険なストーカーと一緒です。ここまで来ると、二瓶文徳が有権者を裏切ったとか以前に、立花孝志の精神が異常としか言いようがありません。

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そもそも二瓶文徳に対して、「党や有権者を裏切った」と言っている立花孝志ですが、党にお金を払わずにあっさりと出て行った人たちは二瓶文徳だけではありません。しきしま会で豊島区議のヘイト議員である沓沢亮治、正理会の幹部で極右カルト信者で杉並区議の佐々木千夏、アイヌに対する差別発言で自民党をクビになってNHKから国民を守る党に転籍した渋谷区議の金子快之など、上納金を支払わずに裏切った人間はたくさん存在するのです。どいつもこいつも面倒臭そうな差別主義者という点で共通していますが、こういう人たちに対する追及は一切しないまま、二瓶文徳だけを徹底的に追い込もうというのですから、まったく筋が通っていません。「NHKから国民を守る党」の危険なところは、尊師である立花孝志と共謀して嫌がらせをしてしまう人間がいるということです。

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先日の柏市議選で当選を果たした大橋昌信は、10日の13時30分から二瓶文徳が出席する予定の中央区議会環境建設委員会の傍聴に訪れ、立花孝志と一緒に嫌がらせをすることを明言しています。脅迫の容疑で警察の取り調べを受けている人間が、被害者である二瓶文徳に嫌がらせをしようと言っているのに、その話を聞いて一緒に嫌がらせをしようとしているのですから、だいぶ異常です。大橋昌信は動画の冒頭から「柏市より、そして、中央区議会議員・二瓶文徳をぶっ壊す」という宣言からスタート。

「多くの方が今回の騒動で、まあご心配していらっしゃるかと思いますが、大丈夫ですよ、大丈夫。まったく心配しなくて大丈夫ですよ。あの今回の取り調べに関してもね、まあ、党首もおっしゃっていましたが、今回5回目と。ね、でもって、ふっふ、なんだっけ。えー、まあおそらくね、今回もとだし、取り調べを受けて、まあ、不起訴になって、起訴猶予処分って形になるのかなって僕は思ってます。もうね、日常茶飯事じゃない、じゃないですけど、慣れっこになってしまって、もう党首自身もね、あの、なんだろう、ふっ、『またか』みたいな。まあ5回目だし、みたいな、そんなふうに思われてるって話もされてましたが、まあね、ふっ、まあ僕自身も、あの党首がこういうふうに警察沙汰になるっていうのは、『ああ、またか』みたいな感じではありますし、まあ僕自身もね、僕自身も、えー、こういった感じの取り調べっていうのは過去2回ね、受けたことあります」

この発言だけで十分にカルトであることが伝わっていると思いますが、大橋昌信の素人見解では、どうせ不起訴になって、起訴猶予処分という形で決着するに違いないと言っています。実際、大橋昌信が松戸市長選で市民メディアの記者を倒して骨折された時も起訴猶予処分になっています。骨折させても起訴猶予処分なのだから、たかが脅迫ぐらいで何らかの罪に問われることはないとでも思っているのでしょう。しかし、あまりに一方的で悪質な立花孝志の脅迫が、果たして「起訴猶予処分」なんていうヌルい判決になるのかどうかは分かりません。なにしろ、立花孝志はオリジナルの法解釈を開陳しながら、「正当防衛みたいな面がある」なんて言いながら、翌日に警察の取り調べを控えている状態の中、何の反省もなく二瓶文徳に嫌がらせ行為を繰り返しているのです。しかも、かれこれ5回も警察のお世話になっている議員なんて異常すぎます。このペースで行くと6年間の議員生活の中で、どれだけ警察のお世話になったら済むのかが全然わかりません。こんな奴はとっとと議員を辞めた方がいいのです。

「(取り調べを)受けたことあるって言っても、あの、NHKから国民を守る党とか政治家になってからの話ですから。ふっ。誤解のないようにしていただきたいと思うんですけど、僕はこうやって立花党、立花党首と知り合う以前、政治家になる前は警察沙汰になったことないですからね。こういった事件の被疑者として取り調べを受けたってことは、ありませんから。政治家になってからですよ

それが一番ヤバいヤツじゃねぇか! どんだけアホだったら、こんなことを喜んで動画で語れるのかが全然わかりません。それまで警察のお世話になったことがない奴が、立花孝志と知り合い、NHKから国民を守る党に所属するようになってから警察のお世話になり始めたとすると、それは「カルト」です。オマエが入信しているのは「カルト団体」です。そんなことなら、党に入るまでは何度も警察のお世話になっていたけど、党に入ってからは警察のお世話にならなくなったと語ってくれた方がよっぽど安心です。しかし、大橋昌信は立花孝志と出会ってから、慣れっこになるほど警察沙汰になっているというのです。こんな危険な集団が野放しになっていることは、国家そのものに大きなリスクとなります。

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さて、この動画では日頃から大橋昌信が立花孝志と共謀して警察沙汰になるような事件を起こしていることを証言しており、これは重要な証拠資料になりますので、この後にお届けする「N国マガジン」にて詳細をお伝えすることにします。


■ 二瓶文徳脅迫事件は静かに収束する

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今回、立花孝志が煽動したことにより、たくさんのN国信者たちが中央区議会に集結。そのうちの十数名が傍聴し、N国信者たちが二瓶文徳に「たくさんの人が下で待っているので、何か説明をしろ」と声をかけたようです。だいぶ面倒臭いことになっているので、事態を収束したいと思ったのか、二瓶文徳はN国信者の呼び掛けに応じて、建物の前で説明をしました。二瓶文徳は党に連絡を取れなかった理由については携帯電話を警察に預けていることと、圧力をかけられて怖かったと告白。いつか立花孝志と話し合いをすることを約束して、建物の中に戻っていきました。立花孝志の要求は「謝罪」です。党に対して130万円を上納しなかったとしても、立花孝志に「ごめんなさい」と言えば、こうした嫌がらせは止まります。たとえ立花孝志が悪い理不尽な内容であっても、とにかくマウントを取れれば立花孝志は満足なのです。面倒臭いことに巻き込まれたくない人は、だいたい自分が悪くなくても「謝って終わらせよう」と思ってしまうものです。ちょっと頭を下げれば永遠に関わらないだけでいいんだから、それで解決してしまおうという人もいることでしょう。しかし、悪くないのに謝る行為が正義を曲げてしまうことにもつながるわけです。今回、二瓶文徳が中央区議会の前で説明をしてしまったことは、謝罪こそしなかったまでも、立花孝志の理不尽な要求を受け入れてしまったのと同じです。これでは「少し過激なことは言ったかもしれないけど、すべては話し合いのためだった」という立花孝志の言い分が認められ、脅迫の事実が弱まってしまう可能性があります。二瓶文徳が戦略的に動けないポンコツであるということを露呈し、さらに立花孝志にこのような嫌がらせが有効だということを学習させてしまった最悪のパターンであるということを書いておきたいと思います。


■ 立花孝志の成功体験として語られる最悪の展開

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N国信者とともに大量に押しかけ、圧力をかけるやり方に成功してしまった立花孝志は、これからも同じ手法を繰り返し、いろいろな人に迷惑をかけていくことでしょう。また、メンタリストDaiGoのようなタレントたちが「立花孝志の交渉術」みたいな形で称賛することで新しいN国信者が生まれるという悪循環です。実際にやったことは「ただの嫌がらせ」なのに、N国信者のおせっかいと、結果を逆算して行動できないポンコツの相乗効果により、これが「最強の交渉術」みたいなコンテンツとして美化されてしまう現実。ますます真実を見極められない人たちが洗脳され、たくさんのアホが「NHKをぶっ壊す!」とか言ってしまうのだと思います。なにしろ、事件の被疑者になったことさえコンテンツにしてしまう男です。多少の過激なことをやっても許されるという法のバッファを悪用しているわけですから、こんな反社会的な人間に力を与えるような行為をしている時点で、どうかしているのです。こんなことなら下手に脅迫罪で訴えるようなことをしなければよかったのではないかと思うほどです。立花孝志の破壊活動はまだまだ続くことになりました。


■ 返り討ちに遭ってしまった高橋元気さん

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一連の騒動の後、立花孝志に物を申しに行った中央区議がいました。「あたらしい党」の高橋元気さんです。高橋元気さんは「パフォーマンスのために議会を利用するのは区民の迷惑になる恐れがあるので配慮してほしい」と言いに行ったのだと思いますが、立花孝志が「区民が傍聴に行って何が悪いんだ」と話をすり替えてしまったため、傍聴に行くのは悪くないし、区民が区政を監視するのは悪くないというロジックにハマり、最終的に言い返すことができなくなり、「あたらしい党の党首の音喜多駿は、女性の合意なくセックスをしたために警察に取り調べを受けたことがある」と大きな声で言われて、マウントを取られてしまいました。僕は参議院会館のセブンイレブンの店主の発注ミスを小バカにするようなツイートを平気でやってしまう音喜多駿センセイの人間性には大きな疑問を抱いているタイプの人間ですが、それでも「一昨日、本人からあんまりそういうことを言わないでほしい」とお願いされたと暴露された上で、改めて過去の不祥事を大きな声で言いふらし、他人を吊し上げてマウントを取る立花孝志は、この世の最底辺にいるクソ中のクソだと思っています。こういうバカはマジで地獄に落ちればいいと思うし、こういうバカに払う税金は1円もありゃしません。最終的に正義が負けて、マウントを取られてしまうマヌケぶりには涙が止まりませんが、それでも立花孝志にモノを申しに来たことは評価できると思います。「あたらしい党」は江東区では二瓶文隆と、荒川区では夏目亜季と会派を組んでいますので、そういうことも党内でよく話し合った方がいいと思います。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

結局のところ、立花孝志をはじめ、NHKから国民を守る党は、「思い通りにマウントを取りたいだけの集団である」と言えると思います。N国信者たちも同様で、立花孝志の論調に乗り、一緒にマウントを取りたいのです。なので、言論ではなく嫌がらせでマウントを取ることを支持しており、明らかに一線を超えています。政党のカルト化、信者のカルト化が非常に心配されます。今後も注意深く見てまいりましょう。

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選挙ウォッチャーとして日本中の選挙を追いかけ、取材しています。選挙ごとに「どんな選挙だったのか」を振り返るとともに、そこで得た選挙戦略のノウハウなどを公開中です。立候補する方、当選させたい議員がいる方は、すべてのレポートが必見です。

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