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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#269)。

 明らかにN教党の内部崩壊が目に見える形で始まっている。
 立花孝志の攻撃が、外部に向けてではなく、内部である上杉隆に向けられるようになってしまったからだ。今日まで仲間だと言って、何があっても特別扱いしてきた人間を、突然、狂ったように攻撃し始めている。別のところでも似たような光景を目にしている気がするが、ともあれ、立花孝志の行動はさらにN教信者たちを分断していくだろう。
 おそらくN教信者たちの間に、上杉隆を擁護する人間はいない。というのも、上杉隆を高く評価し、幹事長に据えてきたのは他ならぬ立花孝志であって、党員や信者たちには「立花孝志のお気に入り」としか映っていないからだ。天才的に能力の高い立花尊師がこれだけ重宝するのだから、さぞかし能力の高い人なのだろうと思ってきたはずだ。しかし、実際は立花孝志も上杉隆も「ハッタリ」によって世の中を渡り歩いてきた人間たちであり、実際の能力はそれほど高くない。むしろ、ただの「無能」である。今回の週刊誌報道でメッキが剥がれ、ただの無能であることがバレた上杉隆には前途多難な人生が待っていることと思うが、背中から撃つように糾弾するようになった立花孝志に、恐怖を覚えるN教信者たちもいるのではないだろうか。
 立花孝志と上杉隆の関係は、日に日に悪化しているように見える。アーカイブは残っていないが、立花孝志は「ふわっち」の生配信で、上杉隆と仕事することは100%ないと断言したようである。今のN教党を分析してみたい。


■ 東京都の最低賃金で働く新藤加菜が離党

 驚いたことに、N教党の美人広報官と言われた新藤加菜は、東京都の最低賃金で働いていたことが明らかになった。立花孝志の彼女にでもなれば、それなりの御手当てをいただけたのではないかと思うが、どうやら新藤加菜が立花孝志に抱かれることはなかったようである。ゆえに、新藤加菜は「最低賃金の女」になってしまったのだ。
 新藤加菜のN教党への貢献度は高かったはずである。もし彼女がいなければ、記者会見の場には立花孝志、浜田聡、大橋昌信、上杉隆という汚いオッサンたちが並ぶことになり、そんな様子を非リア充の塊みたいなN教信者たちがYouTube用の撮影をする地獄絵図である。さらに、東京都議補選や印西市長選など、彼女が立候補したことで大きな話題を作ることができた。セクシーなグラビアショットも公開し、ずいぶんとN教党の広報紙「東スポ」のアクセス数を稼いだはずである。
 仕事という意味では、ぶっちゃけ、どこぞの司法書士よりは働いていたのではないかと思うが、それでも新藤加菜は「最低賃金の女」である。N教党における女性たちの評価は、立花孝志に抱かれるか抱かれないかで決まっているようにしか見えない。歴代の彼女たちにはさまざまな御手当てをつけているが、彼女になることを拒んだであろう新藤加菜は、賃上げを要求しても応じてもらえない。立花孝志のチンを上げていないからだ。
 しかし、東京都の最低賃金は1013円である。例えば、それを100円上げたとしても、1日8時間として800円。20日間の勤務として月換算で1万6000円である。そんなもの、ポケットマネーで十分に支払えるはずだ。にもかかわらず、その1万6000円すら惜しい状態になっているということは、いよいよ立花孝志のお金がヤバくなってきている証拠だと考えている。コールセンターで働いているマヌケどもの人件費を切ればいいのだが、新藤加菜ならキャバクラでも何でも働けるが、コールセンターのマヌケどもは働けないから、まずは新藤加菜から切っていくということになるのだろう。しかし、コールセンターが切られるのも時間の問題だ。
 新藤加菜は、3月末をもってN教党の業務を終了するとしている。そう言いながら、記者会見の席にはまったく出てきていないので、実質的に業務は終了していると考えて良さそうだ。立花孝志は「広島3区」からの立候補は予定通りだと強調するが、一度でもN教党から離れた人たちがN教党に戻ってきた例は一つもない。N教党から離れた瞬間に「洗脳」が解け、立花孝志がどれだけマヌケな人間なのかを客観的に見られるようになるらしい。
 東スポによれば、今でも新藤加菜は政治家の道を志しているそうだが、それでもN教党から立候補するメリットはない。むしろ、デメリットだらけであるはずだ。今となっては「ゆづか姫」のブランドも、N教党とともに落ちてしまったので、昔のように配信業で食べていくのも難しい。どうせ最低賃金で働くなら、スーパーやコンビニで働いた方がマシだろうと思うが、あれだけメディアに出てしまったので、下手をすれば、スーパーやコンビニのバイトさえ落ちてしまうかもしれない。そういう意味でも、N教党というのは人生を詰ませるだけの、人を不幸にするハコなのである。


■ 上杉隆は形だけの記者会見で何も語らなかった

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 3月9日に上杉隆の記者会見が行われ、幹事長職を辞めること、光文社を訴えること、3年ぶりにゴルフ大会に挑戦して予選落ちしたことを発表していた。特に、ゴルフ大会に参加していたことは、すこぶるどうでもいい話なのだが、わざとどうでもいい話を挟むのは上杉隆のテクニックである。少しでも追及に満ちた空気を解消し、相手を拍子抜けさせるためである。
 相変わらず、上杉隆は「フランス式ジャーナリズム」を主張し、ちっとも詳細を語らなかった。ジャーナリストの及川健二さんが、上杉隆が過去に書いた記事を読む限り、およそ「フランス式ジャーナリズム」の信念があるとは思えないと突っ込んでいたが、「自分の中では整合性が取れている」と主張し、会話が通じなかった。
 話は逸れるが、上杉隆の記者会見は、立花孝志のYouTubeチャンネルで公開されているのだが、その動画に映り込んできたこの男は、立花孝志の専属カメラマンである。荻野欣士郎(本名・荻野憲之)という男で、立花孝志が私の家を凸してきた時にも同行し、駆け付けた警察官から身元の確認を求められている。物の善悪の判断がつかない最低の男で、私の家を凸してきた時もニヤニヤと不敵な笑みを浮かべていた。常に立花孝志と行動し、立花孝志がアップする動画の制作に関わっている人間なのだが、N教党が崩壊した時に再びテレビや映画の仕事に戻ってしまうかもしれない。物の善悪の判断がつかない人間が野に解き放たれるのは、社会を乱す恐れがある。
 話を戻して、既に立花孝志の心は決まっているようで、立花孝志は「週刊文春」に敗訴した裁判の後で、上杉隆については辞表届を預かった上で、わざわざ、「解任するつもりだ」と話している。しかし、よく考えてみると不思議な話である。確かに、もし本当に立花孝志の言うように、籠池家の娘さんを妊娠させたのが上杉隆だとして、どんなにゲス野郎だと言っても、しょせんはプライベートな話である。上杉隆が女性たちからどんなに責任を求められようと、N教党から責任を問われる筋合いはないのだ。なのに、今回の騒動では、上杉隆に対して「辞意を認める」という穏便な対応ではなく、あえて「解任する」という処分的な対応をしようとしている。これまでのN教党の行動からしても、プライベートに首を突っ込み、わざわざ政党として懲罰を与える意味は分からない。どこからどう見ても、立花孝志の私怨にしか見えないのである。
 そして、この立花孝志と上杉隆の「ダブルたかし」の内ゲバは、我々の想像のナナメ上を行こうとしている。これまで党首と幹事長の立場で「ダブルたかし」としてN教党を引っ張ってきた二人三脚の関係だったにもかかわらず、上杉隆は立花孝志のデタラメYouTubeに対して、立花孝志は上杉隆の背任行為をそれぞれ提訴することを検討しているという。日頃からコンビニ感覚で裁判を仕掛けている立花孝志が、上杉隆に対しても裁判を仕掛けていこうというのだ。N国ウォッチャーの我々からしたら「勝手にやり合って両方とも滅びればいい」という案件だが、頭のイカれた立花孝志の攻撃が内側に向き始めたことで、党内は混乱し始めるだろう。
 なお、立花孝志は上杉隆が幹事長を辞任した後も「追及の手を緩めることはない」と断言しているため、上杉隆に対して、本当に裁判を仕掛ける可能性は高い。おそらく両者が膝をついて話し合うようなことはないと見ているので、泥沼化は避けられないと見ている。


■ 「週刊文春」の裁判で負けた立花孝志

 3月9日に判決が下された「週刊文春」との裁判は、いつものように立花孝志が負けている。自称「法律のプロ」であり、唐澤貴洋弁護士との最強タッグで挑んでいたはずだったが、あっさりと負けている。「週刊文春」の報道では、立花孝志の会社で詐欺に問われかねないことが行われていたという話だったが、裁判で正式に棄却されているので、「立花孝志の会社で詐欺に問われかねないことが行われていたという報道に間違いはない」ということになる。ただ、立花孝志はいつものように控訴をするつもりのようだ。
 広報官として顔を晒してくれている新藤加菜に支払う金はないが、唐澤貴洋弁護士に追加で支払う控訴の弁護士費用はあるという矛盾。こうして立花孝志は5億円以上の借金をたった1年で溶かしているのである。


■ N教党の資金が枯渇するのは5月末と予測

 新藤加菜の賃金アップさえままならないN教党の資金難は、かなり深刻である。「週刊文春」との裁判にも負け、わずかな慰謝料を手にすることもできなかった。森友学園に条件付きで寄付していた8400万円は返済してもらい、籠池泰典理事長の保釈金500万円も返済されたそうで、立花孝志の手元には合計8900万円のお金が返っているはずだが、たった500万円ほどのお金さえ、今すぐ手元に置いておきたいと考え、弁護士にお願いをして面倒臭い手続きを取ってまで裁判所経由でお金を取り戻そうとしていたのだから、よほど運転資金に困っているとしか思えない。もちろん、こうした作業のたびに弁護士に手数料を払わなければならないので、取られる中間マージンも大きい。
 参考までに、コールセンターの人件費、事務所代、上杉隆や専属カメラマンへの報酬、弁護士費用、顧問契約を結んでいる司法書士などのお金を合わせていくと、立花孝志には月額3000万円以上のお金が必要となるはずである。資金的に言えば、3月末までの支払いでバーストする可能性も否定できないのだが、いろいろな資金繰りをして、おそらく3月末ぐらいは乗り切ってくるだろう。3月末さえ乗り切れば、4月15日には約4000万円の政党交付金が入るので、これで4月末までは乗り切れることだろう。ところが、5月末には再びバーストしてしまう可能性があるので、N教信者たちにお金を借りるタイミングは5月か6月頃ではないかと考えている。
 ちなみに、政党交付金は4月15日に入るのだが、参議院の長野県選挙区と広島県選挙区の告示日は4月8日。衆議院の北海道2区の告示日は4月13日となっている。ということは、ここまでに各300万円(合計900万円)の供託金が必要だということになる。この頃に900万円を支払うだけのお金があるのかどうかは、かなり興味深い。ただし、ここで立候補しなければ政党交付金の増額は期待できないため、立候補しないという選択肢はないだろう。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 現在、千葉県知事選が行われているところであるが、「もし千葉県知事選で投票するとしたら」という質問に、立花孝志は「平塚正幸」と答えた。先日、河合悠祐とコラボ動画をアップしていたが、なんでも河合悠祐の会社にはヤバい話があるらしく、平塚正幸に投票するそうだ。もともと「コロナはただの風邪」という思想で一致しているアホ同士なので、そこまで意外ではないのだが、立候補している8人の中で「平塚正幸」が最も魅力的に見えてしまうのが立花孝志という男なのである。
 結局、河合悠祐に推薦を出すのではないかと心配されたが、どうやらこの調子だと推薦を出すことはなさそうである。千葉県知事選は選挙をやる前から結果が決まっているような、いまいち盛り上がりに欠けるような選挙になっているが、N教党がこの選挙に及ぼす影響はほぼゼロだと言えそうだ。千葉県民にとっては一安心かもしれない。

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