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【選挙ウォッチャー】 中央市議選2023・分析レポート。

 1月15日告示、1月22日投票で、山梨県の中央市議選が行われ、定数18に対して21人が立候補しました。
 山梨県知事選と合わせて行われるため、実は、4年前も取材したことがありましたが、今年もしっかり取材しております。今年に入ってからサムネイルを落としたことがないので、今回も当選者のサムネイルを撮ることを目標に中央市に入りましたが、見事に撮影に成功しております。

 正直なところ、あまり見どころのある選挙とは言えません。21人のうち女性は4人だけ。そのうち1人はポスターを貼っていませんので、勝負にならないと思います。
 女性の比率も低いし、若い人たちの比率も低く、最年少は唯一の30代である共産党の木下友貴さんのみ。40代は4人立候補しましたが、うち2人が落選してしまいましたので、若者があまり期待されていない場所でもあります。


■ 昨年3月の中央市長選は取材済

 実は、中央市を取材するのは3回目です。
 4年前も、なにげに中央市議選を取材していましたし、昨年3月の中央市長選も取材していました。久しぶりに中央市を訪れ、とても懐かしい気持ちになりました。
 さて、今年から選挙レポートに動画の解説も埋め込むことにしたので、ぜひ見ていただければと思います。文章のみならず、動画でも臨場感を伝えていけたらと思います。


■ リニア新幹線と電気代の話

 日本は、長らくアホを政治家に選んでしまったため、食糧とエネルギーを自給することがなく、海外に依存してきてしまい、このたびの「電気代の高騰」という事態を招いています。
 現代社会において「電気を使わずに生きる」ということはほぼ不可能なため、電気代の高騰は我々の生活に直結しますし、さらなる商品の値上がりに直結します。というのも、工場を動かすにも「電気」が不可欠だからです。電気代の高騰は、すべての物価高騰につながり、エネルギーの自給がいかに大切であるかを物語る惨状が広がっています。
 そんな中、日本はまだ「リニア新幹線」を作ろうとしています。
 リニア新幹線の「建設費」という問題も当然ありますが、実は、最も問題視するべきは「電気代」です。
 リニア新幹線を動かすためには、めちゃくちゃ膨大な「電気」の力を必要とします。車体を浮かせるための磁力は「電気」によって生み出されているものだからです。リニア新幹線を動かすだけで、原発3基から5基分ぐらいの電気を必要とするとされています。つまり、電気代が高くなると、リニア新幹線の東京-新大阪間の価格を2万円に設定しても利益が出ず、3万円や4万円といった金額になってしまうかもしれません。飛行機や通常の新幹線に価格競争で負け、利用するのは外国人観光客のみになってしまうかもしれません。
 今のところ、仮にロシアとウクライナが戦争をやめて、石油などの価格が下落したとしても、それに伴って電気代が劇的に安くなることは考えられません。むしろ、世界経済の混乱が続き、電気代が据え置きになってしまう可能性すらあるのです。
 リニア新幹線が完成するのは、どんなに短くても2030年頃になる見込みですが、7年後の日本は、労働者人口が減り、奴隷として働かせる外国人労働者にも来てもらえず、新型コロナウイルスの放置によって老人が見殺しにされるために、新幹線に乗って旅行に行く人がいるとは思えず、そこに来て防衛費を2倍にするために増税が繰り返されるため、みんながお金を持っていない状態に陥り、ますますリニア新幹線を利用する人は少なくなっていくと思われます。
 つまり、電気代だけを見ても詰んでいるのに、ありとあらゆる環境が詰んでいる日本では、リニア新幹線は「絶対に失敗する」という頭の悪い政策なので、それでもリニア新幹線の建設推進を止められない日本は、衰退以外の未来は待っていないということになります。僕たちが政治について真剣に考えてこなかったツケが、ありとあらゆるところに回ってしまっていると言えます。


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