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【選挙ウォッチャー】 政治家女子48党・動向チェック(#20)。

 今は統一地方選の前半(4月9日投票)と後半(4月23日投票)の間の体制を整える期間ですが、既に大分県では参院補選が始まっており、山口4区、山口2区、和歌山1区、千葉5区でも衆院補選がスタートし、今、約14時間以上かけて車を走らせているところです。
 しかし、こうしている間にも「政治家女子48党」がだいぶテンパっており、現場では毎日事件が起こっています。あまりに展開が早すぎて追いつかない人もいると思いますが、僕も鈴木エイトさんのように売れなければなりませんので、ここが勝負どころと見て、最新の動向を無料記事にてお届けしたいと思います。


■ とうとう陰謀論を語り出す浜田聡

8300万円の政党助成金が奪われると言い出した浜田聡(引用元リンク

 現在、政治家女子48党は、大津綾香党首と尊師・立花孝志が代表権をめぐって争いを繰り広げていますが、立花孝志の言い分が無理筋すぎて、このまま大津綾香さんが党首であり続けそうな状況です。
 もし大津綾香さんが党首であり続けると、4月20日に振り込まれる政党交付金約8300万円は、尊師・立花孝志ではなく、大津綾香さんが握ることになり、ゴルフやキャバクラ、恋人の司法書士へのお手当には使えなくなってしまい、借金だらけの「立花孝志帝国」が崩壊します。
 週明けの月曜日、シバターさんのポーカーの師匠という弁護士と、浜田聡や齊藤健一郎、尊師・立花孝志らが総務省に出向き、総務省から説明を受けたそうですが、どうやら代表権を奪還するための手続きには失敗してしまったようで、浜田聡が「8300万円が極左に奪われる」と言い出しました。

 世の中には「旧NHK党はダメだけど、浜田聡はちゃんとした議員だ」と考えている「ポンコツを見極められない人たち」がたくさんいますが、浜田聡は長らく旧NHK党をウォッチングしている人たちに「洗脳豆坊主」と呼ばれており、人気のありそうなネトウヨの言説をそのまま垂れ流してしまうアホであり、すぐに陰謀論を口にしてしまう「極限のアホ」としてお馴染みです。
 この日も、大津綾香さんの裏で黒川敦彦が糸を引き、そして、黒川敦彦が紹介したという「ヤマナカ」という人物が8300万円の政党交付金を狙っているとして、「8300万円が極左に奪われる」と表現し、タイトルにもそう書いているわけですが、そうなってしまうと、「参政党」の神谷宗幣さんを1億円で訴えている裁判は、一体、何なんだということになります。

神谷宗幣さんから「極左とのつながり」を指摘されて1億円で提訴していた旧NHK党

 尊師・立花孝志は、2月5日投票の下関市議選で神谷宗幣さんから「幹部に極左や反射とつながりのある人物がいる政党と話し合いはできない」と言われたことを受け、「この発言が信用棄損罪にあたる」として1億円の裁判を起こしています。NHK党に極左や反社とつながりのある人物なんているはずがないと主張していたわけです。
 しかし、黒川敦彦は当時の幹事長で、黒川敦彦のまわりに胡散臭い人間がたくさんいることは昔から知られていました。
 今回、浜田聡は大津綾香党首の裏で黒川敦彦が糸を引いていると主張しながら「極左」と表現していますので、黒川敦彦自身が「極左」であるか、黒川敦彦のまわりにいる関係者が「極左」であるか、またはその両方ということになろうかと思いますので、これは明らかに参政党の神谷宗幣さんとの裁判で不利になる証言だと思います。彼らは基本的にアホなので、何でも動画でゲロってしまう習性があり、神谷宗幣さんの弁護士がそれなりに仕事のできる人であれば、きっとこの発言は見逃さず、追加の証拠として提出してくることでしょう。詳細は「対NHK党裁判」というマガジンを読んでいただきたいと思いますが、こんなに自分からアホの証拠を出して1億円で訴えているわけですから、スラップ裁判として認定される可能性も高くなります。

 どうしてこんなに頭が悪いのか知りませんが、もし参政党の神谷宗幣さんから反訴されてしまったら、またお金がなくなってしまうのではないかと思いますし、これまで数々の妨害行為を受けてきた参政党が反訴に出る可能性は十分にあるのではないかと思います。
 さて、この動画で浜田聡は、とうとうのっぴきならない領域の陰謀論を口にするようになりました。総務省に提出した代表の異動届が受理されなかった問題で、明らかに書類の不備だろうに、とうとう「日頃、NHK党を苦々しく思っているNHKが総務省を通じて妨害をしているのではないか」などと言い出したのです。ここでアホのN国信者たちは「アハッ!」となり、やっぱりNHKという巨大組織と戦っているから妨害されているんだと考えてしまうわけですが、それまで党首だった人の了承もなく、総会が決められた形跡もなく勝手に代表の変更届が出されて受理されるのだとすると、明日から僕が自民党の総裁になることもできてしまいます。バカなんでしょうか。


■ 立花孝志らの総会っぽいものがギャグ

4月12日に政治家女子48党の総会っぽいものを開くも、総務省には認めてもらえない

 党の規約が「独裁」であるため、代表者を大津綾香さんに変更してしまった瞬間、すべての権限を大津綾香党首が握ってしまう現象が起こり、代表権を返してもらわないと自分たちでは何もできない状態に陥ってしまったアホアホ政党「政治家女子48党」
 さまざまなものを決める決定権は返してもらえなくても、年間3億3000万円入ってくる銀行の口座だけは返してもらいたい立花孝志は、あの手この手で代表権の奪還を狙いましたが、あまりにバカすぎて、とうとう総会っぽいものを開き、大津綾香党首を除名し、新代表に餃子屋潰しの齊藤健一郎
を任命するというパフォーマンスをしました。

大津綾香党首がマスコミ関係者に配布したプレスリリース(大津綾香党首のTwitterより)

 しかし、この総会が開催される前に、すべての権限を握る大津綾香党首はマスコミ向けにプレスリリースを流し、「自分はこの総会を招集していません」と意思を示しました。この瞬間に、尊師・立花孝志らが開いているものは「総会」ではなく「総会っぽいもの」となり、議決らしきものを取っていましたが、それはただ手を挙げたり下ろしたりするストレッチ運動でしかなく、すべての決定が無効であるため、「尊師を囲む会」とかいう名前でよかったのではないかと思います。
 自分たちの政党すら、まともに運用できないレベルのバカが、国家の運用なんてできるはずもなく、「餃子屋潰し」にして、国会議員になって最初の仕事が「自分がスピード違反で検挙された時、警察官の態度が悪かったことにムカついたので、警察庁の幹部を呼び出して説教をする」だった人間のクズである齊藤健一郎は、冒頭からこんなことを言い出しました。

「本日の総会は、毎月第2水曜日、18時から行うという慣習、及び、私、齊藤健一郎が政治家女子48党の『副党首』として、党規約第13条2項に基づき、招集しました

 ・・・ファッ!? ふ、ふふ、副党首!???
 それまでずっと「党首」を名乗っていたのに、その場しのぎの理屈で、こんな時だけ「副党首」を名乗り出してしまったものですから、これはこれで新たに深刻な問題が生じてしまいました。

本当は副党首なのに、齊藤健一郎を代表者にしてしまったアホ政党(引用元リンク

 オマエら、これ、どうすんだよ!
 もし齊藤健一郎が「副党首」だとすると、党の規約が大津綾香党首による独裁なので、「副党首」のアホが勝手に代表者を名乗って選挙管理委員会に提出していたことになり、これはこれで大問題です。
 というか、これまであらゆる場所で「党首は齊藤健一郎だ!」と言い張ってきたのに、いきなり自らを「副党首」だと認め、その上で、副党首の権限を使って総会を開いたと発言してしまいましたので、それまでの発言はすべて嘘で、4月12日の総会が開かれるまで「本当は副党首だった」ということになります。今こそ立花孝志が発狂する言葉を投げかけてやるタイミングではないでしょうか。「嘘つき~っ!!」
 しかも、既にあらゆるところで指摘されていると思いますが、齊藤健一郎が持ち出している「党規約第13条2項」とは、一体、何なのか。

第13条(補則)
1.本規約に定めなき事項については、役員会において決定する。
2.党首が死亡した場合、及び、高度障害等により党首が意思表明をできない場合には、 副党首が総会及び役員会を招集することができる。

出典:政治家女子48党規約

 言うまでもありませんが、大津綾香党首は死んでもいないし、高度障害などもなく、マスコミにプレスリリースを出せるぐらいに自分の意思を表明できています。さらに捕捉すると、一部のN国信者が「立花孝志が党首で、齊藤健一郎が副党首なんだ」とホザいていますが、そうだとしても、尊師・立花孝志は議長として進行できるぐらいに意思表明をできるので、どのみち副党首の権限で開催するのに無理があるという話です。
 アホのN国信者たちは「党規約第13条2項」と言われた瞬間に「なんだかわからないけど、とにかくそういうこと!」ということで解決してしまいますが、普通の人は「党規約第13条2項」が何なのかをググります。ググればすぐに出てきますが、到底認められるとは思えない、メチャクチャな理屈で総会を開き、なんと、大津綾香党首を解任しようとしたのです。
 皆さんに知っていただきたいことは、こうしたメチャクチャなロジックで人を解任させたりするようなことが、どこぞのブラック企業で起こっているのではなく、「国政政党」で起こっているということです。僕たちの生活に直結する場所で、これだけメチャクチャな話が押し通されようとしているのですから、こんな政党が間違えて権力を握ってしまった日には、僕たち国民がどうなるかは明らかです。北朝鮮より酷いです。
 こんなことになっていたら、どのような手続きをしても総務省に受理をしてもらえるはずがなく、代表権は永久に戻ってこないと思います。そもそも大津綾香党首は「お金の流れを調査できたら代表権を移す」と明言しているのですから、とっととお金を調査してもらって、日本で最もお金にクリーンな政党であることを証明したらよろしいのではないでしょうか。実際はめちゃくちゃ汚いので、無理なんでしょうけど。

自分の名誉毀損や著作権侵害を棚に上げ、他人には「許さない」と語る尊師(引用元リンク

 尊師・立花孝志は、もともと自分のために「独裁」という党規約を作ったのに、11億円の借金の責任をすべて大津綾香党首に被せるため、よりによって「独裁」の権限を渡してしまったため、この政党は今、すべての権限を大津綾香党首が握っています。
 なので、党首の大津綾香さんが「これを総会と認めない」と言ってしまえば、これは総会ではなく「尊師とN国信者によるアホの集い」にしかならなくなり、そもそも「独裁」なので、正当な理由など示す必要もありゃせんのです。党首の交代は、党首の大津綾香さんが自分の意思で総会を開き、自分の意思で次の党首を決めた時なので、手続き上は「単なる部外者」である立花孝志が「大津さんと戦います!」と言ったところで、尊師がブタ箱に行く日が近くなるだけなのです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

紅茶花伝のミルクティーを精神安定剤だとバカにされてコーラを飲む立花孝志(引用元リンク

 尊師・立花孝志は、この総会っぽいものの中で、「NHK受信料不払い代行サービス」を利用している人たちに、任意で視聴料を請求するプランを発表しました。これまでは無料でサービスを受け付け、もし裁判になった時には、その裁判費用は「政治家女子48党」が持ち、さらに、支払わなければならなくなった受信料も「政治家女子48党」で持つというサービスを提供していたわけですが、「立花孝志を応援するために、受信料を10万円ぐらい払ってくれる人がいるはずだ」と言い出し、お布施と同じスタイルでお金を集めるといいます。
 しかし、立花孝志に10万円単位の受信料を払うぐらいだったら、最初から素直にNHKの受信料を支払えば、好きなだけテレビを見られるという話で、ましてや立花孝志が販売しているようなモニターを買えば、そもそも受信料を合法的に支払わなくて良くなるのですから、わざわざ受信料を支払う意味は全然わかりません。もっと言うと、あのモニターでネットを見るためにはWi-Fi環境を整えなければならなくなりますが、なんならNHKの受信料より高いのではないでしょうか。いい加減、この人たちがアホであることに気づいてもらいたいです。

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