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【選挙ウォッチャー】 東京都議選2021・青梅市選挙区レポート。

6月25日告示、7月4日投開票で、東京都議選が行われました。青梅市は定数1で、都民ファーストの会の現職と自民党の新人による一騎打ち。選挙が始まる前は、自民党が議席を取るのではないかと思われていましたが、実際に青梅市に行ってみると、森村隆行さんが想像以上に青梅市で丁寧な活動をしていたため、僕の予測レポートでは「森村隆行さんが優勢」となりました。

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森村 隆行 47 現 都民ファーストの会(都会財政委員)
山崎 勝  49 新 自民党(元市議)

今年は、公明党が自民党側につきましたので、都民ファーストの会には逆風になってしまうのではないかと懸念されましたが、蓋を開けてみれば、日頃から丁寧な活動をしている人が強いということになりました。昭島市でも都民ファーストの会が制しており、定数1の選挙区を都民ファーストの会が死守していることは、非常に大きいと思います。


■ 第5波はなぜ収束したのかが「わからない」問題

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東京都議選が行われる頃には感染者数が増え始め、東京五輪が終わる頃には大変な地獄が広がり、その後、お盆過ぎぐらいをピークに感染者が減り始めて、現在はものすごい勢いで減衰しています。N国党の支持者のグラフでも見ているのかと思うぐらいに激減しています。減っているのだから何も文句はないのですが、どうも専門家たちは首をかしげているようです。というのも、「どうして減っているのかがわからない」と言うのです。しかし、原因はいくつもあると思うのです。モビリティを見るのに、渋谷のスクランブル交差点ばかりがポイントとして取られますが、別のところはもっと減っていると思うのです。時は入院したくても入院できない地獄がワイドショーで何度も流れていたため、あの映像を見た後に「みんなでメシ食いに行くか」とはならないため、みんなが会食などを自粛した結果、著しい感染抑制が働いて、感染者が減るようになったと考えるのが自然だと思いますが、それ以外にも要因はあります。まずは「お盆」があったことです。お盆に規制があったことで地方に感染を広げてしまった一方、感染者の多い東京はお盆に帰省するぐらいアクティブな人は帰省してしまい、アクティブではなかった人はきちんと自粛していたため、ここで大きく感染が抑制された可能性があります。9月に入った頃からはクーラーいらずで過ごすことができ、今日なんかは窓を開けて仕事をするのが気持ちいいです。積極的に換気できる季節になったことも減衰には影響があるでしょう。感染者は減っているけれど、重症者は引き続き療養中だし、1ヶ月近い療養の末に力尽きて亡くなる方もいらっしゃるので、第5波の影響というのはこれで終わったわけではありませんが、街の感染者が減れば感染の確率は減るわけですから、買い物や公共交通機関による移動のリスクは減ることになり、ワクチン接種も進んでいるものですから、これからしばらくは大変な地獄の中を生きなければならないわけではなくなります。ほとんど感染者がいなくなってきたので、有名人の定点観測をする必要もなくなり、再び感染がピークに転じた時に、また作業を始めようと思っています。

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今のところ、第6波が立ち上がる兆候も見られないということなので、このまま順調に減り続け、ワクチン接種が進めば、衆院選の取材は比較的安全にできるのではないかと思われます。ただ、衆院選の取材が安全にできるということは、コロナ地獄の広がりに比例するように自民党の支持率というのは下がっていたため、実は、第5波に収束とともに自民党の支持率は回復してきています。そこに来て新総裁が決まり、ちょっとパフォーマンスを見せれば、さらに支持率の回復につながると思いますので、立憲民主党が政権交代してしまうぐらいに票が増えるかどうかは、かなり微妙です。おそらく自民党のダメージは最小限に留まるのではないかと見ています。


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