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【選挙ウォッチャー】 三沢市議補選2019・分析レポート。

今日もまた、過去に取材したものの、レポートをお届けしていなかったシリーズで、2019年5月29日告示、6月2日投開票で行われた三沢市議補選のレポートをお届けいたします。こちらは欠員1に対して2人が立候補したものの、1人は自民党、もう1人は共産党だったため、選挙をやる前から結果が決まっているような選挙だったと言わざるを得ません。もう少し政党ではなく、人や政策で見るようになれば、互角の戦いができるようになるかもしれないのですが、今は「共産党」というだけで投票してもらえない時代なので、とにかく自民党の候補が勝つという環境です。

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小比類巻 孝幸 54 新 自民党
奥本 菜保巳  58 新 日本共産党

うまいこと三沢市長選の方は取材できたのですが、市議補選の方は候補者を見つけることができませんでしたので、選挙ポスターと政策をご紹介するだけになってしまうのですが、少子高齢化が進んでいる日本が、これからどんな時代を迎えようとしているのかを考えてみたいと思います。今、日本が直面している問題から目を逸らすことはできません。政治家というのは、小泉進次郎センセイのように、ポジティブなことしか語れない病気になっているので、厳しい現実は「無視」してしまうのですが、こうした問題が普通に語られ、解決策を見つけ出さないと、日本は急速に衰退してしまいます。


■ コロナ禍の「国防」を考える

日本という国は、いつまでも旧式の考え方で進められてるため、最新の「国防」に対応できていません。三沢市は「三沢基地」があって、さまざまな戦闘機が配備され、いざとなった時にはここから戦いに出ることになっていますが、これからの時代は「戦闘機」ではなく「ドローン」です。有人戦闘機で攻撃する時代は終わり、無人のステルス戦闘機やドローンを使って攻撃する方がはるかに効率的なのです。秋田県の「イージス・アショア」は、あまりに頭が悪すぎるために実現しませんでしたが、21世紀型の戦争にはまったく対応できていないというのが日本の姿です。

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まさに今、日本は新型コロナウイルスによって多くの人が死に、日本の経済に壊滅的なダメージがあるわけですが、本来、どこかの国と武力で争っていなくても、国民の命を守るというのは「国防」のはずです。まさに今、東日本大震災より多くの人が亡くなろうとしているにもかかわらず、まったく手を打てていない現実。津波は一瞬にして人の命を奪うかもしれないけど、新型コロナウイルスはジワジワと長い時間をかけて人を殺すのです。米軍や自衛隊の基地に、これでもかというほどお金を注ぐ我が日本ですが、そのお金を少しでもPCR検査に振り分け、生活に窮するようになってしまった国民や企業のために振り分けるだけで、「国防」は十分に成り立ちます。せっかくなので、旧来型の戦闘機にお金をかけるのではなく、ドローンなど最先端の国防装備に切り替えるタイミングでもあるのではないでしょうか。戦闘機を買うぐらいならドローンを買った方がよっぽど安上がりなのですから、予算を削っても何の問題もないし、最先端の国防につながります。自民党からこういうアイディアが出てこないこと自体、国防を任せられるような政権与党ではないということがわかります。国民の命さえ守れないような政権にはどこかに行ってもらうしかありません。


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