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【選挙ウォッチャー】 柏市長選2021・分析レポート。

あけましておめでとうございます。今年もたくさんの選挙を見て、現地で見たこと、聞いたこと、感じたことを皆様にお伝えしていきたいと思っておりますので、「選挙ウォッチャーちだい」を変わらずご贔屓くださいますように、よろしくお願いします。

そして、今年は1月20日に8年ぶりとなる2作目の著書「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」が発売になります。尊師・立花孝志の不正競争防止法違反、威力業務妨害、脅迫罪の3つの刑事事件の大判決の日に発売される予定ですが、かなり良い本に仕上がっていると思います。

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この本が売れるかどうかで、今後の「選挙ウォッチャーちだい」としての活動の幅が変わってきますので、頑張って売っていきたいと思っているのですが、実は、今回レポートする柏市長選と「NHKから国民を守る党」というのは、密接につながっています。僕が住んでいることもそうですが、柏市には副党首の大橋昌信がいて、今日までまったく仕事をしていません。たったの1回だけ質問に立っただけで、市議としての仕事はろくすっぽしていない税金泥棒なのです。そんな自治体で、10月24日告示、10月31日投開票で市長選が行われました。

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中沢 裕隆 51 新 元県議(自民党)
太田 和美 42 新 元衆議院議員(れいわ新選組)
山下 洋輔 43 新 元市議(無所属)
村田 章吾 42 新 元市議(無所属)

あまりに酷すぎた秋山浩保市長が3期12年で不出馬となり、4人の新人による乱戦となった柏市長選。本来であれば、1週間みっちりと4人の候補を追いかけ、誰に投票するかをじっくり選ぶべきなのに、よりによって衆院選のスケジュールと重なってしまったため、選挙ウォッチャーの僕でさえ、ほとんど雰囲気で選ぶことになってしまいました。とにかく秋山浩保市長の酷さは尋常ではないので、新市長はリカバリーから始めなければならないと思っています。


■ 秋山浩保市長がどれだけ酷かったのか

民主党や市民ネットワークの推薦を受け、2009年に初当選した秋山浩保市長は、本当に酷い市長だったという印象しかありません。2011年の福島第一原発事故の時、柏市は放射能のホットスポットになってしまい、空間で2マイクロシーベルトを超えることもあり、農作物をはじめ、さまざまなものが汚染されてしまいました。すぐさま対応をしなければならない時に秋山浩保市長は「自分は放射能の勉強をしない」と宣言。国から言われたことはやるけれど、自主的に何かをするということはなく、福祉をはじめとする行政サービスをどんどん削り、再開発事業ばかりに投資。その結果、2019年には管轄する柏市の児童相談所が機能せず、小学4年生の女児が両親からの虐待によって死亡する事件が発生。この時に柏市長は一切顔を出さずに対応を市の職員に任せきり。2021年には新型コロナウイルスに感染した妊婦さんが病院の受け入れを拒否され、赤ちゃんが死亡する事故が発生。この時にも対応を市の職員に任せたきり、一度も顔を出すことはありませんでした。こうした事件や事故の反省を生かして、二度とこのようなことが起こらないように取り組むといったこともなく、まるで有効な新型コロナウイルス対策も取れない無能ぶり。2011年の原発事故の後も無能の限りを尽くしていましたが、今日の今日まで市長としては最低レベルの仕事ぶりで、そのまま不出馬となりました。今も政治家としての道を諦めていないようですが、このまま二度と政治の道には進まないでほしいと心から願います。


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