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【選挙ウォッチャー】 小平市議補選2021・分析レポート。

3月28日告示、4月4日投開票で、東京都の小平市長選が行われたのですが、これと併せて小平市議補選も行われ、欠員3に対し、4人が立候補しました。立候補したのは、自民、立憲、共産、無所属の4人です。やはり組織を持っている方が強いため、この選挙は、選挙をやる前から結果が決まっているようなものだったのですが、意外と予想外の結果になり、それぞれ特徴があって面白かったので、小平市長選と合わせて読んでいただければ幸いです。

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岡田 慎平  32 新 立憲民主党
佐藤 充   69 元 日本共産党
外山 真奈美 46 新 無所属(自民党推薦)
石津 遙香  31 新 無所属(組織なし)

外山真奈美さんと岡田慎平さんは、それぞれ市長選の候補と連携していましたので、市長選とワンセットの戦略を取ることで、票の安定化を目指していました。日本共産党の佐藤充さんは、2019年の共産党の候補者たちが獲得した票を足すと7806票となり、下駄を履かせてもらえることは間違いありませんので、当選濃厚。自民党系だと言われながら、実際には自民党から一切の後ろ盾を得ていなかった石津遙香さんは、かなり厳しい戦いになることは間違いありません。どのような結果になったのでしょうか。


■ 秋田から直行で小平市議補選の取材

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4月はとにかく忙しく、前日まで秋田県知事選や秋田市長選、潟上市や湯沢市、由利本荘市の選挙などを取材し、車中泊を経て、小平市長選と市議補選の取材に直行しました。620km以上の道のりを走破し、さらに市長選と市議補選の候補者の選挙事務所をめぐり、街頭演説にも立ち会うというのですから、かなりの強行スケジュールとなりました。我ながら努力を惜しんでいないつもりなのですが、いかんせん売れません。小平市議補選なんていうマニアックなレポートを好んで買ってくれるような人は、極めて少数派なのです。しかし、ひょんなことから買ってみたら面白いかもしれません。お値段も控えめです。コーヒーを飲むような感覚で買っていただけることを夢見て、本日も小平市議補選のレポートをお届けいたします。


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