【選挙ウォッチャー】 九十九里町長選2023・分析レポート。
8月22日告示、8月27日投票で、千葉県の九十九里町長選が行われました。今回は2期8年務めた現職で77歳の大矢吉明町長が引退を表明。その後継で町議だった浅岡厚さんが立候補を表明しましたが、他に立候補の動きはなく、直前まで無投票当選が決まりかけていました。
ところが、このまま無投票当選かと思いきや、何の前触れもなく、いきなり「NHKから国民を守る党」の松田亘が殴り込み。急遽、九十九里町長選が行われることになりました。九十九里町を良くするために立候補するならともかく、九十九里町のことなんて1ミリも考えていないアホの国政政党が九十九里町の選挙を利用している。町民たちは憤りを感じていました。
この選挙における最大の見どころは、党名を変更したと自称する「NHKから国民を守る党(正式には「政治家女子48党」のまま)」が、今後の選挙のためのテストをするために九十九里町長選を利用し、少なくとも300万円前後の町の税金を無駄にしているわけですが、こうした暴挙にしっかりと「ノー」を突きつけ、供託金没収に追い込めるのかという点です。
松田亘が払った50万円の供託金を没収するには、浅岡厚さんが90%以上の得票率を得なければなりません。何も考えないバカが一定数いても、それが10%を超えなければ没収できます。これほど政治や選挙をナメたあげく、町民の税金を無駄にするバカは断固許してはいけません。今こそ九十九里町民たちの知性が試されています。
■ 九十九里町長選・選挙ボード解説動画
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