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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#364)。

 11月20日の松戸市議選では、尊師・立花孝志の元カノというポジションで確固たる地位を築き、N国信者から崇拝されている中村典子が議席を狙っています。
 これまで4年以上にわたり、「NHK党」を最前線で研究してきた僕としては、この松戸市議選で議席を獲得できるかどうかで、「NHK党」が地方議会で勢力を拡大するかどうかが分かれると考えているため、非常に重要な選挙となっております。10月16日の川西市議選では、ヘイトスピーカーとして悪名高い中曽千鶴子を落選に導くことができましたが、この松戸市議選でも中村典子を落選させられるでしょうか。

 最近は、選挙レポートが忙しく、なかなかNHK党の最新情報をお届けすることができませんでしたので、第36回(10月19日)の総会で何が語られていたのかをまとめていませんでした。最近の記者会見では、「NHKの会長になりたい」という夢を語るようになり、取材しているスポーツ新聞の記者もすっかりオルグされて「ずっと立花さんのことを見て来ましたけれども、これ以上の適任はいないと僕も思います」とガチで発言してしまうぐらいのN国信者ぶりですが、アホの尊師ほか、N国党員たちが何を語っているのかをチェックすることは、とても大事なことです。


■ 中村典子の広告料に700万円を使う

 一応、選挙のための「ネット広告」は公職選挙法で禁止されているのですが、法の抜け穴をかいくぐることで生きてきたNHK党は、今回の松戸市議選で中村典子を当選させるために、700万円の広告費を使うことが明らかになりました。
 これは10月19日に行われた党の総会で、尊師・立花孝志がポロッと発言していた話ですが、ネット広告だけで700万円で、その他に選挙カーやポスティングのチラシなどのお金がかかっているので、なんだかんだで総額1000万円近くかけているのではないでしょうか。
 NHK党がこれだけお金をかける理由は、中村典子が「尊師の元カノ」という特別なステータスを持つ女性だからです。元カノに市議会議員としての高収入を約束したいという尊師のお気持ちが、700万円という広告費に表れています。発言部分を書き起こしました。

左かラ順番に、黒川敦彦、斎藤健一郎、立花孝志、松田亘、浜田聡(引用元リンク

(58分27秒~)
「とりあえずは、松戸の、来月になるかな、11月かな、20日が投開票、ここに向けて今、党としては全力で、今日からYouTubeの広告もブラッシュアップして、ここにはあの700万円ほどの広告費を打ちます。で、それの状況を見てほしいんですね」

 何度も申しますが、NHKの被害者救済とやらに使っているお金が、ざっくり200万円ぐらい。一方、松戸市議選に立候補する中村典子のYouTubeの広告料に使うお金が700万円。
 もし中村典子が当選した場合には、ろくすっぽ仕事をしないまま、年間で1000万円近い税金をもらい、さらに政党助成金の分け前として年間120万円のお金をもらいながら、ぬくぬくと暮らしていくことになります。すべては「尊師・立花孝志の元カノ」ということで優遇され、税金でぬくぬく生きられる権利が与えられているに等しいのです。


■ 「政治家女子48党」というアホアホ構想

「これを思いついた自分は天才だ」と豪語する尊師・立花孝志(引用元リンク

 来年4月の統一地方選で、2期目を目指すポンコツ議員たちを当選に導くため、尊師・立花孝志が次なる一手として打ち出したのが、「政治家女子48党」というアイドルプロジェクトです。
 日頃から「若くて可愛い女の子は票になる」と考えている尊師・立花孝志は、アイドルとしてメジャーになりたい女の子たちを集め、バイト感覚で政治家をしながら、アイドルとしてデビューさせれば、アホのドルヲタたちが夢中になって、彼女たちを応援するためにNHK党を応援するような現象が起こり、ますますNHK党に政党交付金が入り、さらにはアイドルグッズなどでバカ儲けできると考えています。
 尊師・立花孝志は、「議員なんて、座っているだけでお金がもらえるおいしい仕事」としか思っておらず、市民のために一生懸命働きたいという女の子がいるなら、それはそれで働いたらいいけど、べつに働かなくても選んだのは有権者たちなのだから自己責任だと考えています。はっきりと言いますが、「選ぶ方がアホ」なのです。

「政治家女子48党」のリーダーに抜擢された夏目亜季は、N国カルト信者(引用元リンク

 今回、「政治家女子48党」のリーダーに抜擢されたのは、荒川区議である夏目亜季です。自身が難病を患っていること、難病患者をケアするような政治を目指すとして活動していることから、たびたびメディアで取り上げられることも多いですが、尊師・立花孝志の依頼を断らずに引き受けているところを見ても分かるように、彼女はどっぷりと「N国信者」です。
 アイドルに資格はなく、「かわいくなければアイドルではない」というわけでもないので、90歳のおばあちゃんでも「私はアイドルじゃ!」と言えばアイドルになれるという特性からして、夏目亜季もアイドルです。これは男女を問いませんので、薄毛の進行に悩む44歳の僕ですら「俺は男性アイドルだ」と言い出したら、アイドルになれるシステムです。それで周囲の人が納得してくれるかどうかは関係ありません。そんなことを言ったら、夏目亜季がアイドルだと言われても納得はできませんが、アイドルったらアイドルなのですから。

 尊師・立花孝志は、2019年にも「これからは美男美女しか立候補させない」と豪語したことがあり、これを「美男美女作戦」と題し、立候補する人はイケメンか美女に限ると言ったことがありました。

現在はすっかり「美男美女作戦」を忘れ、腹の出たオジサンが立候補するぐらいであった

 単純に原点回帰したと言えますが、これでアイドルたちに片っ端からメールを送り、「NHK党から出てみませんか?」と言い出しているわけですから、脳味噌がイッちゃっています。ちなみに、アイドルたちにその自覚があるかどうかは分かりませんが、「NHK党から立候補する」というのは、すなわち、「片乳出しながら脱糞しているところを動画に撮られてガーツーに流出させられるぐらいのデジタルタトゥー」なので、絶対にやめておいた方が良いとアドバイスしておきたいと思います。
 電話代がとても高いことで知られる選挙コンサルタントのオジサンが「政治家とアイドルの二足のワラジは大変だ」と言っていましたが、そんなにぬるい話ではありません。せっかくアイドルとして夢を掴もうとしていたところに「人生が詰むレベルの話」だと思いますので、キッパリと「やめろ」と言うべきでしょう。


■ 週刊文春の「ガーツー」大学生アンケート

現役大学生143人のアンケートで、圧倒的に嫌われていた「ガーツー」

 週刊文春オンラインで、現役大学生143人にアンケートをした結果が発表され、「ガーシー」こと東谷義和が、まったく信用されていなかったことが明らかになりました。この記事では、ひろゆきさんや津田大介さんについても触れられていますが、本筋と関係ないので割愛します。
 まず、「ガーシー」の知名度は、知っているが85.3%で、知らないが14.7%でした。知名度はかなり高いです。その上で、ガーシーを好きか嫌いかで5段階評価をしてもらったところ、「とても好き」は驚愕の0%となり、「好き」が1.6%、「どちらとも言えない」が27.0%、シンプルな「嫌い」が27.9%、「とても嫌い」が43.4%という結果になりました。プラマイゼロの人は置いといても、大学生の7割に嫌われているというのは異常です。
 ちなみに、ガーシーの発言を信頼しているかを5段階で評価してもらったところ、「とても信頼している」は0%、「かなり信頼している」が9%しかありません。「どちらとも言えない」が27.9%、「かなり信頼していない」が29.5%、「まったく信頼していない」が33.6%となりました。6割以上の人が「信頼していない」と答えているので、とても信用ならない詐欺師のクソです。
 つまり、「ガーシー」が若い人たちにウケているというのは幻想で、実際には若い子たちにも嫌われているし、リアルに頭の弱いオジサンからしか信頼されていません。少数のN国信者だけが熱狂的に支持しているのです。


■ ネット選挙株式会社の代表が松田亘になった

「牧原会社」と言われた「ネット選挙株式会社」は、社長が交代した(引用元リンク

 実は、これまでN国党のコールセンターなどで働いていたはずの牧原慶一郎、武元誠、川口尚宏らが、自主的に辞めたのか解雇されたのかは知りませんが、とにかくNHK党からは離れているようです。
 牧原慶一郎が消えたことで、それまで「牧原会社」と呼ばれていた「ネット選挙株式会社」「松田会社」と呼ばれるようになり、練馬区議の松田亘が担当することになりました。どうやら松田亘は来援4月の統一地方選には立候補せず、妻の松田美樹が立候補する計画になっているようで、現在、党の運営を実質的に取り仕切るようになっているのが松田夫妻だという噂が聞こえてきます。
 この動画の切り抜きが象徴的で、現在のNHK党は、ほぼこの5人が回していると言っても良いと思います。ちなみに、先日の匝瑳市議選の時に浜田聡に会ったので、「党のお金について浜田聡はどこまで知っているか?」を問うたのですが、どうやら金銭面は尊師・立花孝志がほとんどを仕切っており、浜田聡はあまり知らないような雰囲気でした。


 しかし、いずれ浜田聡にも金銭トラブルの火の粉が降りかかってくるかもしれないし、浜田聡こそ党のお金のことを把握しておいた方が良いのではないかと思いました。
 計算上は、お金がとっくに枯渇しているはずなのに、まだまだ金銭的な余裕がありそうな「NHK党」。この「政治家女子48党」こそが「おかわり借金」の口実なのではないかと見ていましたが、いまだ「おかわり借金」の動画を撮影する様子もないので、水面下でかなりのお金が調達できているのではないかと疑わずにはいられません。政党交付金だけで補うことは物理的に不可能なので、まもなく公表される政治資金収支報告書が楽しみで仕方がありません。
 なお、12月上旬の選挙が一段落しているタイミングを見計らって、N国マガジンにおいて検証してまいります。いまだに野放しであり続ける理由がちっともわかりませんが、これでも警察や検察が動く様子はありません。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察 

 レペゼン地球のDJ社長について聞かれることが多いので、今のところの最新情報をまとめておくと、一度は出馬表明をしたものの、ファンから賛否両論の声が集まり、このままではファン同士が分裂してしまうと懸念したDJ社長が「出馬保留」を宣言。本人は前向きだと思われるものの、衆院選がすぐに行われるわけではないということもあって、しばらくは「保留」のまま進むと思われます。
 その上で、来年4月の統一地方選に向け、「政治家女子48党」を結成してアイドルをプロデュースするにあたり、そのプロデュース面でDJ社長の力を借りることになるとしています。
 おそらく、この「政治家女子48党」から立候補する23人(東京23区の各区議選に出馬)は、その供託金やポスター代などを党が負担する戦略を取ると思いますので、23人×30万円=690万円、ポスターなどのお金と広告費などで数千万円という派手なプロジェクトにしようと言い出すとみられ、やはり「おかわり借金」の口実として警戒しています。

俳優の三浦春馬さんの死を政治利用するクソ野郎の黒川敦彦(引用元リンク

 まとめる時間がありませんが、黒川敦彦の「つばさの党」についても監視は続けています。最近の黒川敦彦は、「ごぼうの党」などが主張しているように「緊急事態条項反対デモ」を繰り広げており、胡散臭い奴が繰り広げるのは迷惑でしかありませんが、デモを取材することに喜びを感じているようです。
 また、相変わらず、三浦春馬さんの死を政治ネタに利用し、陰謀論を振りまいています。いずれ「NHK党」が崩壊する日が来ても、黒川敦彦が率いる「つばさの党」は存続すると思いますので、同時に葬り去る必要があると考えています。

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