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【選挙ウォッチャー】 佐賀市議選2021・分析レポート。

10月10日告示、10月17日投開票で、佐賀市議選が行われました。佐賀市長選も白熱していたのですが、佐賀市議選も定数36に対して44人が立候補し、それなりに盛り上がっていました。今までは九州らしく、社民党の候補が立候補していたのですが、今年は社民党から立候補する人はいませんでした。その代わりに共産党が2議席を狙って立候補しており、社民党の穴を共産党が埋められるかどうかがカギとなっていました。

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佐賀市長選の方には、明らかに超ヤバい奴が立候補していたのですが、佐賀市議選の方には、そこまでヤバそうな人は立候補していませんでした。比較的まともそうな人たちの中から、誰に投票するかを選ぶ選挙になっていたのですが、特徴がないからこそ、誰に入れればいいのかがわからない感じになっていました。一応、佐賀市長選の古賀臣介さんを応援している市議は「オール佐賀」ということでチームになっていたのですが、それ以外に市長選と連携してそうな人はいませんでした。なお、立憲民主党の議員を中心としたオール佐賀の市議たちは全員当選したそうです。


■ 佐賀1区&2区は、立憲民主党に注目である

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佐賀市長選は立憲民主党の原口一博さんが応援していた「オール佐賀」の古賀臣介さんが落選しましたが、佐賀市議選では「オール佐賀」の議員たちが全員当選を果たしたそうです。立憲民主党からは3人が立候補していましたが、無事に当選しています。なので、巷の報道では佐賀市長選の結果を受けて「自民党に勢い」ということになっていますが、そこまで勢いがあるかどうかはわかりません。ただ、我々が日光市長選で見たような、のっぴきならない逆風は吹いていないことがわかります。


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