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なんだかんだで感謝です。これからも家族みんな元気で過ごせますように。

先日、娘と電車に乗っていた時のこと。ベビーカーに4〜5歳位の男の子を乗せ、2歳位の女の子を抱っこしたパパさんが乗車した。そしてドア付近の広いスペースにベビーカーをロックして置き、すぐ目の前のシートに座った。しかし座ってまもなくベビーカーの男の子が「暑い〜」といってグネグネ動き始めた。席を立ち、男の子に冷たいペットボトルを差し出してなだめた後、また席に座るも男の子が咳をし始めた。車内の注目が多少あったが、パパさんは男の子の口に優しく手を添えて「こんこんするからお水飲んでね。」と言ってそれからは座らずにベビーカーに寄り添っていた。

抱っこしている女の子も「まだ(着かない)?」と何度もパパさんに聞いたり、時々ちょっと大きな声を出すこともあったが、パパさんは降車駅まで終始冷静だった。このパパさんにとって、1日だけの子守なのではないだろうと思った。とても落ち着いていて、少しも慌てることがなかった(内心は焦っていたかもしれない)。イケメンなイクメン。声を荒げることもなく優しいパパさんは頼もしかった。

また昨日、noteでもイクメンさんの記事を拝見させてもらった。仕事に復帰され、今現在の奥様との家事分担を細かに記してあった。
早朝起きて家事と保育園準備までして出勤。その後起きる奥様の負担を少しでも減らそうという内容になっていた。奥様も日中に夕食の支度や子供たちと遊んだりと、上手に時間を使う。パパは19時に帰宅して子供と遊んだり、英語を見てあげたり家事をして、夫婦揃って21時30分に就寝とあった。

男性が積極的に育児をしている様子やその内容を見て、うらやましい…と思った瞬間泣けてきてしまった。ウチにはその光景はなかったから…。

ウチの夫の帰宅は23時過ぎることが常だったし、休みの日も積極的に遊んでくれることはなかった。幼稚園に上がる前に引越をする際も自分の物しか荷造りしなかったし、荷解きもせず香港まで友人の結婚式に行った。帰ったら新居に両親を呼びたい、と言っていた(ひどすぎる!)

子供たちを親に見せるため、毎月一回義両親+義妹(私の一つ下)が来る日があった。料理は一切できない。都心で働いていてもお土産の一つも買ってきてくれなかった(取引先の人からのいただき物はあったけど)。唯一してくれた家事は食器洗い、洗濯物干しかな。それ以外はやれないようだった。私は毎日苛立ち、「一人でやってやる!」とがむしゃらに子育てしていた(私の実家の近くに住んでいたので、実際には何でも一人でこなした訳ではないが)。私と子供たちの本籍が夫の実家にあるのも本当に嫌で仕方ない。

そんな夫は昨年秋に海外に単身赴任した。5年くらい戻らない予定なので、渡航の日はさすがに見送りに行こう、と子供たちを早退させ、成田に向かった。特別話すことがあった訳ではないが、今後に向けてエールを送った。

帰宅すると家族それぞれに、夫から手紙があった。みんな何が書かれていたかわからないが、私の手紙には子育てに関することも含め、私に対する願いや思いが書いてあった。明日から4人だなぁ…と初めて寂しい気持ちになったのを覚えている。

便利な世の中、夫とは毎日SNSで通信しているのでお互いの近況がわかり、とても近くに感じる。相変わらず料理は大してできないが、何とか自炊も頑張っているらしい。

こちらも子供たちの学校の保護者会(3人別々の学校)で聞いた話などを書いて送信すると、長々と子供たちに対する思いを書いてくる。これから迎える大学受験に関する悩みを私が送ると「頑張って!」と一言。全てが他人事なのは昔からずっと変わらないけど、なんだかんだこの人が働いてくれているから私たちも生活できているんだから感謝だな、と思えるようになった。

でもやっぱり、小さい頃は特に夫婦で分担しないとお互いに笑顔が消えて、下手すると子供にも影響を与えてしまう。宝物は夫婦で大事に守らないとね。

家庭は唯一の安らげる場所。

家族は唯一の味方。

家族だからこそ手を取り合おう。

みんなが早く帰って、たくさんお話できるといいね。


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