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絶望の淵と働くということ


絶望が、押し寄せる。

ふとした瞬間に。

どうして働かないといけないのか。
生きるため?
それならいっそ死んでしまえないか、と

いつまで続くのだろう。

早く子どもを産んで育てて
役目を終えて、静かに死にたいと
生き急ぐ。

仕事が唯一
承認欲求を満たしてくれるものだと思ってた。

わたし を わたし として
評価をしてくれるもの。

誰かの妻でも、母でもなく

わたし として
受け入れてくれるもの。

なのにどうしてこんなにも
嫌になるんだろう。

お金を稼がなければ
食べていけない
家のローンも払えない

あぁ生きていけないのなら

いっそもう終わりまで、と

そんな馬鹿なことを考える。

誰だってしんどい。
誰だって頑張ってる。

そんなことわかっていても
なぜ耐えなければいけないのかと

稼ぐことの喜びは
確かにあるはずなのに

どんな仕事をしても
この思考はふいに訪れ、蝕む

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