大いなる妄想　～戦争をやめよう！

だれでもできる「未来予想」

近い将来、就職の概念はなくなるかもしれない。
AIは、人類の過去の過ちから正しい選択をし、
世界政治はそれを検証し決定する。

人類は、世界のエネルギー、産業資材をトータル管理し、
電力や食糧、教育、医療などをすべて無償化した。
さらには、家庭単位になにがし、個人単位になにがしかの
ベーシックインカムが支給されるので、娯楽産業が最大の市場となる。

物理的な作業や運搬、販売、介護などはロボットが担い、
基本的な生産基盤が整ったために
人々は、働きたく成れば、国や地方自治体、各地の団体、企業や農家の求めにしたがって就労することもできる。
ときにはカニ漁に出かけ、何日も帰らない日々があっても、
危険業務のボーナスがついたりする。

採用に関しては、あらかじめ登録しておいた履歴書や
職務経歴のプロフィールなどでAIが募集を行い、希望する者から選出する。
手続きもシステムが行うので、採用する企業や自治体も
コストがかからない。

また、家庭内で肉親を介護する場合も、
介護スタッフとして給与計算され、支給される。
主婦の仕事や育児も労働として扱われ、収入になる。
地域のボランティアも、就労とみなす。

報酬は自動的に月末もしくは瞬時に行われる。
明細を請求すると、労働時間と給料と振込日時がわかるようになっている。カードを必要としない個人認識とIDにより、
レジは通過するだけで清算され、
社会保険料や税金も自動的に計算される。
通貨はなくなり、金貨のイメージと数字のみが世界を行き来する。

学校による義務教育のシステムは残るかもしれない。
ただ、ゲーム化された方式により、知能は一気に向上を始める。
ベーシックインカムにより、人類は生存コストの心配がなくなり、
資産形成の必要性も薄らぎ、株式市場、生命保険会社は消える。
通貨がなくなるためにFX市場も消える。

砂漠化を抑え込み、人類の食糧確保と安定を実現するために、
地球緑化の推進が自然環境に対する大きな課題となる。
上昇する海面への対応策として、砂漠や水のない地帯への真水を生成し、
大陸内部へと送るパイプラインが敷設される。
海洋プラスチックの回収と加工により、エネルギー化、繊維や工業素材への
還元が実現し、産業ごみは人類に再貢献を果たす。

化石エネルギーは、すでに太陽光発電などの再生可能エネルギーにとって代わり、高圧電線のグリッドよりも個別の家庭、地域ブロックでのエネルギーシェアが主流になる。
もとより、エネルギーコストは各個人への負担がフリーになっているから、
電気代に悩む必要はない。

核燃料の再利用、核のゴミの廃棄方法も、量子コンピュータと
AIがより良い答えを見つけてくれるだろう。

さて、ここまで何年、何世紀の歳月が必要になるか。
今から逆算することをオススメする。
もうこれ以上、歴史を繰り返すな。