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平成最後の夏、自分の正体を知った話

休職が引き合わせた偶然

時は平成30年2月、私は心療内科の門を叩いた。
次々と辞めていく同僚。無茶な配置転換と急な業態転換。上司の叱責に対して萎縮する負のスパイラル。
ある日、体が動かなくなってしまったのだった。
医師の診断は、適応障害。
その後、無理を押して出勤、通院、休職、復職、再度の不調(パニック障害を発症)を経て、この夏は再度休職中の身である。

有り余る時間を消化するためにネットの海を漂っていたところ、偶然漂着したのがこのツイートだった。

HSP(Highly Sensitive Person : 人一倍敏感な人)

初めて出会う言葉にも関わらず直感が働いた。
「これ、俺のことじゃね?」

自らの正体見たり敏感人

早速、簡易セルフチェックをやってみた。

HSP診断チェックリスト
次の各項目について、自分に当てはまるものをチェックしてみましょう。あまり難しく考えずに、直観的に「YES」と思えるかどうかで判断してみてください。

1. 人の気分に左右されやすい
2. 大人数の飲み会や集まりが苦手で、いつも居心地の悪さを感じる
3. 急な予定変更にパニックになってしまう
4. 疲れやすく、1人の時間が欲しいと感じる
5. 友達が狭い範囲に少ししかいない
6. 人の輪に上手に入っていくことができない
7. 好きな人や友達、職場の人などに本音で話せない
8. すぐ人を好きになったり、相手に依存したりしてしまう
9. 職場で周りの目が気になる
10. 小さなミスにも激しく動揺する
11. 一度に複数のことができない
12. ミスが怖くて仕事に時間がかかる
13. 仕事を頼まれると断れない
14. 怒っている人やトラブルを見ると落ち込む
15. 同僚との雑談や表面的な会話が苦手
16. 仕事で注意されると、自分が全否定されたような気になる
17. 人混みで疲労困憊する
18. いまの仕事が向いてない気がして転職を繰り返してしまう
19. 体調がすぐれないことが多い
20. ちょっとしたことで落ち込みやすい
21. 職場異動や席替えなど、環境の変化にうまく対応できない
22. 相手が望むとおりにしようとして疲れてしまう
23. 時間にいつもギリギリ、もしくは遅れてしまう
24. 自分で決めるよりかは他人に決めてもらう傾向がある
25. 結果を出そうと頑張りすぎてしまう

いかがだったでしょうか。当てはまる項目が多ければあなたはHSPの可能性が高いです。
25個も項目がありますが、HSPの方は半分以上、場合によってはほぼ全部という方もいらっしゃいます。

(案の定)22項目に当てはまり、ある確信を得た。
自分(が今まで感じていた生きづらさ)の正体は、これだったんだと。

てかHSPって何ですか

上記Wikipedia(やたら小難しい)をはじめ、「HSP」で検索して出てくるネット上の情報と関連書籍4冊を買って読み、さらにHSPに詳しい方のカウンセリングを受けた上で、自分なりに(かなり簡潔に)まとめてみるとこんな感じです。

・HSPは、1996年にエレイン・N・アーロン博士が考案した
・「病気」でも「症状」でもない
・先天的な気質であり、あらゆる生物の20%がHSP
・刺激に敏感 + 少数派 = 生きづらさを感じやすい
・些細な(と言われる)ことでもキャパオーバーしやすい。いわゆる豆腐メンタル
・年齢とともに敏感になっていく(副交感神経の働きが弱まっていくため)

平成最後の夏に

異常気象とも言われる酷暑の中にあって、働くことから離れ、ただただ自分自身と向き合っている。これは何かの節目なのだろうかと勝手に思っている。

ということで、今後、もっと詳しい話や自分なりの対策について書いていくかも知れません。自分の頭を整理するためでもあり、HSPを自覚した上での情報発信というチャレンジでもあります。

ここまでお読みくださりありがとうございました。

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