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雇われ専門職の価格 【私、能力は給料にって言ったよね】

※このnoteは大河内薫マネリテ戦略室の企画応募記事です(https://note.com/monelite/n/n6c872adb7463 )

「好きな仕事やクリエイティブ活動で金銭を求めたらダメ!」
会社からの重圧でお金アレルギーを発症し、低労働条件を受容させられ
逃げるために副業をはじめたらなぜか本業も改善した不思議なストーリー

※他のビジネス系の話に比べたら額が小さく、庶民的な規模の話です。
私にとってデリケートな過去話ですが、似たような境遇の方への共感と、自分でも振り返りのつもりで書きました。

■ はじめに : お金アレルギーについて

企画者である大河内さんの記事元から一部抜粋

>日本人の多くは、年収を公表することに疑問を抱き、稼ぎすぎることに遠慮を感じ、お金の話をするのは悪だと思っています

今回は「お金アレルギー」を以下のように少し掘り下げて定義してます。

新人のクリエイターや技術職がよく言われるであろう、「趣味の延長や修行中、または好きなことを仕事にする一社員が報酬額を気にするのは悪」のような会社側の圧力で低労働条件を受容させられること

私はWEBコンテンツ制作の会社員で、まさに長年この状態でした。

重労働低賃金を受容させる呪い一覧(言葉編)

またはお金アレルギーにさせる呪い
真面目な日本人やクリエイターには効果が抜群!

・「クリエイターが報酬額を気にするのは下賤だ!」
・「好きなことを仕事にできるだけで恵まれてる!」
・「人事の評価や待遇に批判するのは謙虚さが無い!」
・「評価に納得できないのは自己分析が未熟だ!」
・「不満なら自分で起業をしろ」
・「会社に育ててもらった恩」「仕事は1人で成り立たない」論
・「会社に言っても改善されず無駄」と、不条理に耐えるのが当然な空気
自己責任自己責任自己責任自己責任自己責任自己責任自己責任自己責任

これらが不当かという話ではなく、不当人事や待遇改善を求める時に会社側が言いくるめる時に使う言葉の紹介です(というか私が言われ続けた)

「社会経験の浅い従業員」と「経験方法で弁のたつ会社」で情報の非対称の構造により発生すると思います。

■ ことの発症について

ここから当時の私の体験と心情の変化を述べていきます。

・当時の私はパワハラ万歳でうつ病製造機なブラック企業に務めていた
・そこは部長が人事や技術評価、査定を独裁的に決定する小さな会社だった
・私は4年目で月給19万円、サビ残や休日出社は当前だった
・私は部長のお気に入り新人2年目の子(可愛い)より給料が低いと知った
・その時、30歳手前の私は新人にみっともなく嫉妬し燃え尽きそうになる
・さすがに不満が募り、会社に待遇改善を求めるも言いくるめられる
・状況を知った同僚や若手からの負の眼差しから惨めな気持ちになる
・好きな仕事だから耐えてたが、出社が辛いなどのうつ病の前兆が出てきた

いわゆるブラック企業の社畜話ですが、負の経験談を書くと5000行は越えるので、今回の記事はその環境から脱出する話に焦点をあてます。

※現在はそこの職場環境は改善してます

■ 初めて昇給交渉時、お金アレルギーの呪いを喰らった

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