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秩父の山は美しい!水やお酒がおいしい!!......ってほんとう?

『秩父ファンクラブ』運営事務局のさくらいです。
今年度の活動内容の1つである「会員の会員による会員のための企画」。20案いただいた中で、3つの案が実現にいたりました。その1つが「秩父の暮らしを実証実験してみよう!」というプログラム。

元々は、「秩父の山を背景に熊本県の某焼酎広告のような構図で映える写真をとろう」という企画と「天然の湧き水でウイスキーを割ってエモい飲み方をしよう」という企画から生まれたプログラムです。

秩父の山は美しい!水やお酒がおいしい!!......ってほんとう?

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秩父は水やお酒がおいしかったり、山々や自然が美しいというメージを持たれがちですが、実際そういったことを改めて検証することはなかなかありません。一方でこうしたイメージは秩父への移住検討者にとって決め手になりうるはず。秩父ファンクラブにおいて、「秩父イメージの実証実験」や「秩父の暮らしへの理解を深めること」は、重要なミッションだと考えます。

ということで、企画の趣旨を

・水の美しさを秩父の地形から学ぶことで秩父という土地の理解を深める。
・湧き水のおいしさをお酒やお茶で飲み比べをし、楽しみながら学ぶことで、触覚的に秩父の良さを体感する。
・山と水と酒の象徴的な撮影をすることで、視覚的に秩父の暮らしを体験する。

3つに絞ってイベントを開催することにしました!

当日の実験会場は5ヶ所!

妙見七ツ井戸⇒武甲酒造⇒観音山延命水⇒不動名水⇒PICAキャンプ場

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このうち、『武甲酒造』と『大渕寺・観音山延命水』、『不動名水』は飲料水なので、ポリタンクで給水し、合わせて参加者の自宅から持ってきてもらった水道水を最終目的地の『PICA秩父』で飲み比べをします。

”ブラブラ”歩きながら知られざる秩父の歴史や人々の暮らしに迫る

イベント当日は、「秩父まるごとジオパーク推進協議会」の吉田先生にお越しいただき、秩父の地形や環境を説明してもらいながらまちめぐり。

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また、「多重露光と儚フォト」がコンセプトのインフルエンサーさくらこさんに、山・水・酒の印象的な瞬間を切り取ってもらいました。

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『妙見七ツ井戸』5番目の井戸には、今でも水が湧いており鯉が泳いでいる

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災害対応可能なバルク供給システムを導入しており、
市民の命の水でもある『武甲酒造』の湧き水

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『大渕寺・観音山延命水』は1口飲むと33ヶ月長生きするらしい

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どんな日照りのときでも涸れることないと言われ、
昔から地域にみなさんに愛されてきた『不動名水』

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『PICA秩父』で飲み比べワークショップ
秩父の銘酒と割って、名水の美味しさを体感

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参加者の感想では、『武甲酒造』の湧き水が一番人気

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お茶で割ると温度変化によって水の味わいが変わる

環境から紐解く秩父の暮らし

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実証実験をする前は、秩父には水が豊富にあるイメージがありましたが、実はその逆。『妙見七ツ井戸』のようにまちに流れる水をみんなで分け合いながら使用していたそうです。また、大量の水を確保するのが難しかったこと、石が多く作物を育てるのに向かない土壌であったことから、秩父地域には稲作が栄えませんでした。年貢を納めるために代わりに繁栄したのが養蚕業。そこから「秩父銘仙」という伝統工芸が生まれます。こうしたことから地形や環境を紐解くと文化や生活に紐付いていることを体感できました。

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また、湧き水の成分はその地域の地質を反映していて、ミネラル含有量も地域によって異なるそうです。「湧き水」と聞くと「天然でおいしい」と想像しがちですが、マグネシウムやカルシウムの含有量などによって味わいやうまみが変わるそうです。

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実証実験を終えて、生きる上で欠かせない「水」という視点で秩父を見つめ直してみると、おいしい水を生み出す山、水を生かして作られる酒どころに目がいき、秩父の魅力ある暮らしが数珠つなぎになっていることを感じました。つなげて考えてみると新たな発見や深みが生まれ、より一層秩父が好きになりました!

ファンクラブメンバー募集中!

秩父ファンクラブに入会してみたいと思った方は、
下記URLよりお申し込みください。
参加動機をその他を選び「noteを読んで」と記入してもらえると嬉しいです。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSePTpRRquEa1Ro-3If8ZkE74mZWrblGZFMsM5mbQoblnigk_g/viewform

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photo by sako_photo

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