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竹炭づくり

ちっちゃい辻堂の駐車場スペースは、アスファルトではなく、水も浸透し、大地の呼吸があり、微生物もそこに住まうような場所にしたいと思っています。それをつくる材料の一つが竹炭です。
炭は多孔質(穴が多い構造)のため、微生物の住処にもなるし、適度に水分を含むこともできます。神社仏閣の床下に炭がたくさん入っているなんて話もあり、土地を浄化する?なんてことも言われたりします(イヤシロチ化)。

藤沢の北部エリアの管理がなかなか仕切れていない竹林の所有者さんとつながることができ、竹を取らせていただきました。
だいたい軽トラ一杯積み切るのに、大人2人+子供1人で2時間ぐらい。
これは事前に枯れた竹を切って、まとめて積んでいただいているからこのくらいの時間でできました。切ってまとめてくださっていた、さんわーくかぐやのみなさんに感謝!

軽トラ一杯分の竹
あおり(横の板)があるとたくさん積めます

さて、どうやって竹炭にするかというと、
炭窯が必要というわけではありません。
きれいな炭ではなくても、大丈夫だからです。

無煙炭化器という装置で竹炭をつくっていきます。
モキ製作所の無煙炭化器の構造を参考にして、
友人につくってもらったものを使用しています。
この構造で燃焼していると、ほとんど煙が出ません。

出典:モキ製作所
https://www.moki-ss.co.jp/burning/anthracite-equalizer

事前に消防本部に届け出と当日連絡を入れておくことが大切です。
間違って火事だと思い、消防車が来てしまうことがあるからです(汗
そばに消火用の水バケツなどをそばに置いておくことも大事です。

どんどの竹を入れていきます

約1時間燃焼させ、火が上がらなくなったら、水で消火します。
この大きさだと一回で80Lほどの竹炭ができます。

できた竹炭

これを3セット繰り返して、軽トラ一杯分の竹から210Lほどの竹炭ができました!準備、片付けまでで4時間ぐらいです。
軽トラに積んでいる竹が長い(1.7mくらい)ので、無煙炭化器に入れるために毎回サイズを半分ぐらいにしないといけないのが少し手間です。
でも、枯れて乾燥している竹なので、足で割ることができるものが多く、
そこまで大変ではなかったです。
とは言っても、1セットで終わる大きなサイズの無煙炭化器がほしくなります(笑

ペール缶と麻袋に入れて保存

一度に作れる量がだいたい分かってきました。
これを繰り返して、竹炭をストックしておきたいと思います。
やればやるだけ竹炭もでき、竹林もきれいになっていく。
今回は作業量が見えなかったのでほとんど一人でやっちゃいましたが、
今後は興味がある方に手伝っていただきながら、無理なくやりたいと思います(笑

石井光


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