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食を大切にしない民族は滅びます ≪吉野敏明先生から学ぶ≫ その2

魂とは、民族の歴史である

その民族が長い歴史の中で培ってきた知恵であり、子孫の益となるよう知恵を継承していこうとする利他の姿勢、精神である。

たとえば、子供が熱を出しているときにどうすればいいかというおばあちゃんの知恵を思い出してみましょう。おばあちゃんが「これで大丈夫よ」といってくれたら、初めての子育てで不安の只中にいるお母さんは安心するでしょう。

でも、これがおばあちゃんとお母さんが別に暮らしていて、すぐに連絡も取れない状況であれば、この知恵は継承されません。
折角、何十年、何百年、、、何世代と伝わってきた知恵が断絶されてしまうでしょう。
民族が培ってきた問題解決の知恵が断絶されてしまうと、次の世代はまた同じ失敗を何度も繰り返さないといけない。

同じ苦労しなくていいように、次世代に知恵を伝えるというのが、魂なんです。

たとえば、お米を中心に食べていると健康になるんですよ、というのが大和の民の魂、大和魂です。そして、それぞれの民族に、それぞれの魂があるのです。

私が良ければ、あとはどうでもいい!

と言い出してしまえば、魂の継承は成り立ちません。

でも、私がいい思いをしたいからという気持ちが優先されれば、NTTを売却する、鉄道を外資に売る、東京都の水道を外資に売って一時金を得る、という決断ができてしまう。

公共の資材を外資に売るということは、公共の連絡網も、鉄道網も、水道も、海外の資本家のために利益を上げることを目的とした集団に変えてしまうということです。

公共の利益を目的としていれば、利益は国民のものです。国民は、税を支払い、利益を得る。よい循環です。

ですが、株式を海外の投資家に売るとなれば、税を支払うのは国民、利益を得るのは資本家ということになります。いいのでしょうか。

売却することで利益を得られるのは、ほんの一部の人間です。
公共の財産を失った次世代が、貧しくなっても、自分さえよければ、どうでもいい。それでいいのでしょうか。

ご先祖様がしてくださったように

あらゆるインフラが整備され豊かに暮らすことができるのは、
これまで日本を築いてくださった先達のお蔭様です。

ご先祖様がしてくださったように、私たちも次世代のためになることをしよう。その姿勢こそ、健康な魂から生じるものです。

未来の日本人のためになることをしよう。その姿勢こそ、健康な大和魂によるものです。

健康な魂は食にあり

魂の健康を養うものは、「食育」です。
食を大切にしない民族は滅びます。

かつてアーノルド・トインビーが神話を大切にしない民族は100年以内に滅びるといいました。吉野敏明先生にいわせれば、自分たちの民族の食事を大切にしない民族は、79年~80年で滅びます。

その兆候は見えていますよ。癌はこの40年で3.8倍、大腸がんが7倍、肺がんが7倍、乳がんが5倍。何やってんですか、日本人よ。

こんだけ高い医療費かけて(社会保険料いくら払ってるんですか。収入のおおよそ6割近いでしょう)。

民族に合わない食事はやめましょう。


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