見出し画像

誰かいる②

今日もお疲れ様です。
今年はまだ桃を食べていなかったので思い切って買いました!
やっぱり高いですね💦


我が家は1人子供がいる。
幼い時はよく天井を見つめながら誰かと話したり、壁に向かってバイバイしたりしていた。
小さい子は「見える」という話はよく聞いていたのであまり深く考えないようにした。

誰かと話をしていても
「誰と話しているの?」とは聞かなかった。


小学1年生の時に担任の先生が家庭訪問に来た。
一通り成績や生活態度等ありきたりな話をした後先生が持参していたファイルを閉じ、手は膝の上に置き、背筋を伸ばし私に聞いてきた。

「ここで全く違う話をしてもいいですか?」
何気に先生の顔が真剣。
何を言われるのかよく分からなかった私は
「はい、うちの子が何かしましたか?」
と聞いた。

先生「あのー実はですね、授業中たまになんですが、子供さん、天井や窓や廊下の方をちらちら見ているんですよね。」

やはりそう来たか。
授業中に勉強とは違う事をしていれば目立つよな…言われても仕方ない😓
私「ああ、そうですか…すみません。ご迷惑をおかけしています。」

先生「いや、違うんです。迷惑ではないんですけど、天井を見ながら目が何かを追っているんですよ……それが私から見ると何かを見ているようにしか見えなくて…」

私「ハァ……」

先生「もしかしたら子供さんは【見える人】なのかなと思いまして…すみません、変な事を聞いてしまって…」

霊的な話を切り出す先生も珍しい…

私「すみません。何かや、誰かが見えるのは私にも分かりません。でも小さな時からそんな感じだったので…見えるのかもしれないし、見えないのかもしれません。だから先生も余り気にしないで下さい。」
私はそう答えた。

先生の話では、もともと自分もUFOや不思議な話が好きで霊的な話も興味があった。
以前からうちの子が天井を見たり目線を動かしていたりする姿を見ていた時に

「何が見えるの?」と話しかけたら

「人がいるよ。先生は見えないの?ほら」
と話しながら指をさした。

指をさした時に
【絶対にこの子は何かが見えている!】
と思ってしまった。

家庭訪問に伺った時に絶対に話そうと決めていたと話してくれた。

私は「気にしないで下さい。」と
先生に言うしかなかった。


子が小学3年の時に相方の祖母が亡くなった。

お通夜やお葬式に参列している時も、騒ぐ訳ではないが、祭壇を見るも目をキョロキョロさせている時が多かった。

何かが見えているんだろうと思ってはいたが
あえて何も言わなかった。

葬儀が終わり火葬場に行き待機していた時

子「お母さん、花がいっぱい置いてあった所に女の人が立ってたよ!あれは誰なのかな~?」

私「女の人?おばあちゃんみたいな人?」

子「ううん。女の人。ゆっくり右に行ったり左に行ったりしてたの。」

私「そっか~誰なんだろうね~」


相方の祖母かもしれないが
子が見たのは女の人。
祖母だという確信が無い為
私はまたそんな言葉しか言えなかった。


でも、一体誰だったんだろう……



一体誰だったんだろう……?












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?