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元乃木坂46山崎怜奈さんの「歴史のじかん」を読んだら本編以上にエッセイがよかった話と歴史の話少々②

前の記事が長くなりそうだったのでわけました。

歴史について楽しく学べる「歴史のじかん」ですが、個人的には山崎怜奈さんのコラムのほうにドはまりしてしましました。

ってことで、最初のコラム「応仁の乱×怒り」について前回かきました。つづいて、紹介したいコラムは、次にこの本の中で一番刺さったのはここかもしれない。

戦国の合戦×戦いたくない人


でだしから、共感。

そもそも私、戦うのが嫌いなんです。人と競争したくないって、本気で思ってます。

歴史のじかんP34

私もそう。

できるだけ戦わなくて済む方法を模索していきてきた人間なので、これまでは「合戦」にたいしてあまりいいイメージがありませんでした。正直、興味を持とうとさえしていませんでした。
まず、どうして戦うことに抵抗があるのか説明させてください。自分が傷付くことを恐れたり、誰かを傷付けることに抵抗があったりするというような「いい人」てきな理由ではありません。

歴史のじかんP34

いい人的な理由ではないと語る。途中割愛しますが、そのあとに
書いてあることが良い。というか、私が常日頃思っていて、子供にも語っている内容とほぼ考えが同じだった。うちの子にも読ませたいわ・・・

戦わずに済む方法を考えるか、自分のフィールドで戦える状況を作るか。常にこの二択で生きてきました。戦わないために、比べられないようなことをしたい。これが私の考えです。

歴史のじかんP34

これサクッと書いてあるんだけど、すごい真理で、ビジネスにも生かせるし、マーケティングの分野でもこういう話は出るのです。そして私自身生き方を奏してるし、事業を推進するときもかなり綿密にこのことは考えているたので、シンプルに表現されていてすごいなと鳥肌立ったっす。

そのあとに兵法書「孫子」にも出てくるって書いてあって、さすがわかってらっしゃると思いました。

「戦わずして勝つ」が最強だよと。

ここからは私の話なのですが、似たようなサービス(ゲーム業界向けテスティングアウトソース)を展開してるライバル企業が多い中で、どうやって他社と差別化するか。同じ土俵で戦っても埋もれるだけだし、何しろお客様に覚えてもらえないし。ただでさえ後発なのに、どうやっていこうか。15年ずっと考え続けてきて、なんなら所属企業まで変えてつきつめてきたから。ずっとかんがえてた。いかにホワイトスペースを見つけて、だれもいないところにいくか。みんなが右に行ってるときに、左に行けば誰もいないじゃないか。私は、群れるのとか、みんなと同じってのが嫌な性格でもあるので、仕事でもそういうエッジの効いたことがやりたいと思っていたのです。

事業立ち上げの時に、自分が作った資料をちょっと紹介します。
たくさん競合がある中で、どこともかぶらない領域を探してました。
そんな時に作った図。

テスト関連企業のサービス一覧。AI自動化はまだ取り組んでるとこが少なかった4年前
ここは狙えるのでは?

4年前どころか長らく自動化を提案するような企業はほとんどありませんでした。ならやったろうと思っていたのですが、タイミングよく同じこと考えてた方々にお声掛けいただきやることになり今に至ります。

方向性の違い

幸いにも当時のテスト業界は、人で勝負するか単価で勝負するかくらいしか差別化はできてませんでした。どの会社に依頼しても、運が良ければいい人がアサインされて質の高いサービスになるし、万が一経験の薄い方が担当になると、うまくいかない場合もある。それはどの企業でも同じ課題でした、当然私が所属する会社でも同じ課題はあります。そこをごまかさず、そういう問題があると認識して、脱却する方法を長年模索していましたが、本気でやる企業は皆無でした。

ってことは誰もやってない、、、チャンス!ととらえたのです。

まさに山崎さんが語っていた

戦わずに済む方法を考えるか、自分のフィールドで戦える状況を作るか。常にこの二択で生きてきました。戦わないために、比べられないようなことをしたい。これが私の考えです。

だなと、当時のことを思い出させていただき、またちょっと鳥肌が立ちました。

で、さらに追加でいいこと書いてあるんだよな~この本。

とはいえ、周りと異なる自分を認め、劣等感から解放されるまでは、時間がかかりました。では何をしたかというと、目標を決めなくなったんです。もともと人生の目標があったわけではないのですが、インタビューで「今後の目標は何ですか?」と聞かれるたびに「目標意識」を持たなくてはいけないといわれているような気がしていました。
でも、やっぱり目標を決めると、自分の中でそれと戦ってしまう。下手に目標を持つと、そこまで到達できなかったときのダメージが計り知れないんです。自分にうんざりしてしまう。だから私は目標をつくりません!今ある幸せを抱きしめて、頑張ります。

歴史のじかんP35

ここまで同じ考えを持ってる人に出くわすとは。なんかうれしい。しかもこんな若い子が、、、と思いまして、震えましたね。自分も目標作らないんですよ。人生の目標なんかなかった。「ケセラセラ」じゃないけど楽しいことやって、一生懸命生きてたらなんかいいことあるよなって。
野球選手になるわけでも医者になるわけでもないし。進学をどうしようかなって思ってた高校生の時、、中高一貫だったので、中学から高校に行って、今度は大学進学を考えることになり、大学も付属だから、内部の試験通れば大体行けるみたいな環境。どの学部に行こうかかんがえるじゃないですか。
別にやりたいことないし、経済とか法学部とか商学部とかいって、就職活動して、それなりの企業はいって、(とはいえ中堅の学校なので選択肢は狭い)ちょっと出世して、結婚して子供ができて家買ってローン抱えて、、、って未来予想したときに、、、

「おもんな。つまらん。」


って思ってしまったんですよね、17歳くらいの時に。
まあなので今をまずは楽しもうと、吹奏楽部に熱中したのですが、大学もどうせ行くなら、好きなことがいいってことで文学部の歴史学コースがあるところに行きました。そのあとは紆余曲折あり今に至ります。まとってる記事。

毎年新年の抱負とか目標かかげるじゃないですか、私は目標を掲げるとしたらすごい低いハードルにします、誰でもその気があればできるようなこと。ちなみにそんな誰でもできることだからこそ、その気にならないとやらないので意外とできなかったりするんですよね、忙しいとかで。

これまで掲げてた目標は
・平日昼間から赤ちょうちんで飲む
・ラーメン富士丸にいく
・ウナギを食べる
・寿司を食べる(まわってないとこ)
・わざわざ踊り子号にのってラーメン食べに行く
・ガンプラ買う
・漫画読破する
・満州の研究する
・彰義隊の書籍読み漁る

こんな調子です。やろうと思ったらできるけど、時間とお金かけないとできません。でもまあすぐできるのですが、できたら自分を褒めます。

このような形で小さい目標をコツコツ積み上げていくことで、成功癖、勝ち癖、が付いていきます。
いきなり売上何倍!とか、体重20キロ減らす!とか、無茶なハードル掲げて挫折してる人何人も見てるので、じゃあそれはやらなきゃいいじゃんってだけなんです。

できもしない目標掲げて挫折癖ついてませんか??


なんて、子供にもよく言い聞かせてます、イチローやらエジソンやらノーベル賞とるような球じゃないんだから楽しく生きようって。学歴ですら何の役に立つかわからない世の中ですし。(ちなみに学歴否定論者ではありませんいい大学に行ってたほうが得だと思う、だけどいけなかったからって卑下することはない)

まあそんな感じで緩く生きてるので、似たような感じで考えてる人が(しかも若い子)いてうれしかったですね。


コラムはまだまだあります。また紹介しますね!!
山崎怜奈さんと歴史のこと語りたいわ。。。。


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