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方向音痴なりの歩き方。


↑ こちらは長男が中2の頃に書いた記事です。

当時、全く校門をくぐれなくなっていた長男のもとに担任の先生が訪ねてきました。先生が気長に暖かく見守ってくれたおかげで、部活に参加したり、制服を着て卒業アルバムの写真を撮ったりすることが出来ました。

今は教育支援センターに通い、通信制高校の見学にも行けるように。すごく成長しました。不安の強い子で、今もプラモデルの部品ひとつ無いだけでもその事が頭から離れなくなるくらいだし(結局見つかったのですが)、凝り性もこだわりも強いけれど、とにかく「優しく明るく」育っている、という安心感や嬉しさがあります。

学校に行けなくてもいい。健康で笑ってさえいてくれれば。コロナ渦という状況から、そんな考えにシフトしていきました。

次男も学校に行っていませんが、日々好奇心の赴くままに、なにか作ったり、ゲームしたり動画を見たり。動画から得た情報を伝えてくれることも。美味しいステーキの焼き方とか。彼はオンとオフの差が大きく、先生の前ではいい子なので、きっと疲れるんだろうな、と思います。

そんな不登校の親という経験を得て、大きく変われたのはわたしも同様です。夫とも意見が割れたことがありましたが(今でもズレる)、なんとか修正しながらここまで来たなという感じです。何はともあれ最大限に二人で対応をしてこれたのは、なによりです。

先日お兄ちゃんと担任の先生で三者面談をしました。先生は「通信制でも願書を出す際は早めにね」と心配そうに言っていました。今更ながら、「あ、そうですよね…(;'∀')」とか言ってる母ちゃん(わたし)です。大丈夫か?

そんな感じでまだ道は続きますが、「なんとかなるでしょ」というスタンスです。思えばもともと自分はこうだったのかも?お気楽な方向音痴。道を外れても、いつかは行きたいところにたどりつくさ、と。ナビゲーションに従うばかりが人生じゃないし。間違ってたどり着いた場所であらたな発見があるかもね。

今年、笑顔で卒業できますように。






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