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いつだって傍には猫②

保護猫って?


あちこちの里親募集のページを見ていたものの
今一つピンとくるものを感じらぬまま、月日は過ぎて
モカの四十九日が過ぎた頃、
私の気持ちも少し落ち着きを取り戻していました。
ですが相変わらず、猫を求める日々。

夜な夜なネット徘徊する私を見て、ダンナに
「どうしても3匹じゃなきゃいけないの?
2匹じゃだめなの?」
と問われるも
それでもやはり「猫が足りない」気持ちは揺るがない。

そんな中、とある里親募集のページに目が止まり、気になって仕方ない。
それまでも、モカに似た子はいたし、気にはなったけど
そこから行動するまでには至らなかったのに。

それは保護団体でなく、個人で保護活動されている方のページ。
なんでも、そこはいわゆる「ゴミ屋敷」
そこに多頭飼育崩壊したらしい猫達が取り残されていて
ゴミ屋敷が競売にかけられる際に、あちこちと交渉して
やっと救出できた子達と説明が。

保護猫達がいた家の中の様子

近親交配で、よく似た子達の写真や、保護に至る経緯も記されていました。
恐らく十分な餌もなく、皆痩せており
ゴミの中には子猫の亡骸もあったというから、生きていくには過酷な環境だったのは、一目瞭然。
ただ、それでも可愛がられていた時期もあったのか
中には人馴れしている子もいたり
攻撃的な子はいないとも書かれていました。

そんな子達の中に、どうしても気になる子が一匹。
比較的、人馴れしている子達が多い中で
その子だけは恐怖からなのか? 不安からなのか?
保護主さんが保護以来、ほぼ動く姿を見た事がないという
筋金入りの不動のオス猫

毛柄がモカに似ているのもあったけど
「モカもとびきり怖がりだったしなぁ。
こういう子が心開いてくれたら、どんなに幸せだろう」
と、かなりハードルの高い夢を持ってしまった私。

今一つ、乗り気でなかったダンナを説き伏せ
モカが亡くなって以来初めて、
大きな一歩を踏み出す気になった私は
保護主さんとコンタクトを取ったのでした。



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