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コレステロールは悪者なのか?

「コレステロールが高いと指摘されてしまった・・」今後どのようなことに気を付けていくべきなのでしょうか。
今回は、お世話になっている先輩のお母さま(60代)へ向けて、コレステロールが悪さをする病気や生活について紐解いていきます。


1.60歳代女性、コレステロールはなぜ高くなってしまうのか

コレステロールは20歳を境に加齢とともに上昇していきますが、女性ホルモン「エストロゲン」というものが上昇を抑えてくれる役割をしています。
しかし50~60歳ごろには「閉経」により女性ホルモン「エストロゲン」が減少していきます。よってどうしてもコレステロールは上昇しやすくなってしまいます。

2.どんな病気になりやすいのか

過剰にコレステロールが分泌されると、結晶化され「石」となります。
その石は「胆のう」の管につまったりします。これは”胆石症”という病名です。
胆のうは脂肪を消化する汁を出す役割をするので、塞がれるとかなり痛いようで、「何も食べれない」と病院受診をする患者さんをよく目にします。

3.摂る食品で影響するのか

コレステロールは体内で80%合成されます。食事では20%摂っているとされています。
そこで、え?じゃあ食事はあんまり影響しないの?と思うかもしれません。
炭水化物の過剰摂取や食物繊維の減少などが関与して、コレステロール分泌が過剰となり、結晶化へつながります。

4.実はお酒とたばこが影響?!

お酒のアルコールは、肝臓が解毒を頑張ってくれますので、その間つまみとして食べたものはほとんど脂肪へ変わってしまうことを知っていましたか?
ついつい味の濃いものや揚げ物を食べてしまいがちです。
脂質の分解には胆のうは必須で、過剰に働かせてしまうことへ繋がります。
なら、つまみを食べなければいい?残念ながら、アルコール・たばこ自体が血圧をあげてしまうので、血管を痛めてしまいます。

まとめ

「コレステロールが高いと言われてしまった。」
お母さま、大丈夫ですよ。コレステロールは食事からは20%しか影響しませんので、食事や生活を気を付けると、正常値へ戻すことができます。
どうしても女性は「閉経」というイベントを避けては通れません。
上手に付き合っていく方法を一緒に考えていきましょうね。





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