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甲府三大祭り『大神さん』『厄地蔵さん』『正の木さん』

ボンチノタミ、ジョーカーです。

山梨県甲府市には『甲府三大祭り』と呼ばれる祭りがあります。

2月3日の節分におこなわれる『大神宮祭』通称『大神さん』(だいじんさん)

2月13日〜14日にかけておこなわれる『厄除け地蔵尊祭り』通称『厄地蔵さん』(やくじぞうさん)

5月2日〜5日にかけておこなわれる『正の木祭り』通称『正の木さん』(しょうのきさん)

商売繁盛や家内安全、厄除けや豊作などを祈るお祭りで、古くから甲府でおこなわれているものです。

近年は、流行病の影響もあり、出店がなかったりなど例年と変更された点もありますが、通常ですと、多くの出店も並び、たくさんの人たちで賑わいます。

大神さん(大神宮祭)

甲府市の中心街で、節分におこなわれるお祭りです。

2月3日の節分は、甲府盆地に春の訪れを告げるおまつりとして、古くから「大神(だいじん)さん」と呼ばれ親しまれている、大神宮祭が行われています。
横近習(よこきんじゅ)町大神宮、柳町大神宮では豆まきも行われ、夕方から夜遅くまで、商売繁盛・家内安全などを願うたくさんの人でにぎわいます。
沿道にはだるまや熊手などの縁起物をはじめ、切りざんしょう、飴(あめ)などを売る露店もたくさん立ち並びます。

甲府市ホームページより

節分にちなんで、赤鬼や青鬼も沿道に出没。また、鬼の扮装をした参加者もたまに見受けられます。

例年、15時〜17時に柳町大神宮〜横近習町大神宮で神輿の練り歩きがおこなわれます。

18時30分頃からは、両神宮にて豆まきも実施されています。
地元Jリーグクラブチームであるヴァンフォーレ甲府の選手も、例年、豆まきに参加しています。

厄地蔵さん(厄除け地蔵尊祭り)

甲府市の湯村温泉郷で、夜通しおこなわれるお祭りです。

塩澤寺(えんたくじ)のお地蔵さんは、普段は耳が聞こえないのですが、2月13日正午から14日正午にかけては耳がよく聞こえるといわれています。
そこで耳が聞こえているあいだに、お地蔵さんにねがいをきいてもらおうと、2日間にわたるお祭りが昔から行われています。
お祭りには、願いを聞いてもらおうと厄払いや願かけに、また、ご利益にあやかろうと、たくさんの人がお参りに訪れます。
地蔵堂は、国の重要文化財に指定されています。

甲府市ホームページより

正午〜正午にかけてのお祭りですので、夜通しお参りの方が訪れます。
例年ですと出店も立ち並び、とても賑やかなお祭りです。
塩澤寺前の階段には参拝者の長い行列ができ、夜中でも途切れることはありません。

正の木さん(正の木祭り)

甲府市太田町で、種まきの季節におこなわれるお祭りです。

「正の木さん」の名で親しまれているこのお祭りは「大神(だいじん)さん」、「厄地蔵さん」に並ぶ「甲府三大祭り」の1つです。
「正の木祭り」は、毎年5月2日~5日に、太田町の稲積(いなづみ)神社で、農業の神様のお祭りとして盛大に行われます。

甲府市ホームページより

5月3日は立春から数えて88日目に当たり、霜の心配がなくなるころで、昔は農家で一斉に種まきや苗の植えつけにとりかかる季節でした。
今では種や苗ではなく、植木や花が中心の植木市が盛大におこなわれています。
神輿渡御などもおこなわれます。

甲府の歴史に触れる祭り

もうすぐ2月、今年も大神さんと厄地蔵さんの時期がやってきます。
そして、冬が過ぎ、春になり、夏が近付いてくるころ、正の木さんがおこなわれます。
無病息災、商売繁盛、家内安全、五穀豊穣、などなど……日本全国各地に、こういった歴史あるお祭りがたくさん残っていることと思います。
地元のお祭りを楽しむのはもちろん、よかったら甲府のお祭りにも、遊びに来てみてください。

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