見出し画像

1.MBTI診断曰く

私という人間を調査せよ

「MBTI診断」というものをやってみた。
正確には、二年ほど前に友人から紹介されて、一度やったことがあった。
〇〇診断と名の付くものがそうであるのと同じく、気の遠くなるような数の質問に答えていき、そろそろもう勘弁してくれと思った矢先のボタンを押すと、瞬時に自分のタイプが画面に突き付けられているという寸法だ。
それが最近、質問内容をリニューアルして、割と多くの人がやっているらしいと聞き及び、心新たに挑んだ次第である。自分を顧みる時が来たようだ。
あの時から私も、少しは変わったのだろうか・・・

信念強者か、頑固者か

結論から言うと、ビタイチモンたりとも変わってはいなかった。
変わることのない信念の強さと捉えるべきか、変わることの出来ない頑固者と落ち込むべきか・・・。
余談だが、二年前にこの診断を紹介してきた友人は嬉々として(?)、自分が変わりゆく様を逐一報告してくれた。
日本一周を終え、古都へ移り住み、働き方や暮らし方を変えながら、まるで蝶々のように人生を渡り歩く彼女は、彼女がきっと望むままにくるくると変化しながら、同じ年月を、私とは全く異なる世界で生きていた。
その変化に応えるように、彼女のMBTIもまた、くるくると様相を変えていた。そんな、好奇心を刺激される魅力を凝縮したような彼女の話は、またいつか別の機会にでも書いてみようと思う。

飽くなき理想主義者

自分の性格を、そう謳われて、どういう顔をすればいいのか分からないという人は、きっと私だけでは無いはず・・・。理想、主義、者、、、、、()。
拷問とも思える質問を突破した先に見えてきたのは、そんな文言と共に立ち塞がる憂えるおじいちゃんだった。長い髭を蓄えた、某魔法学校の校長先生のような風貌。魔法使いよろしく、空に向けて杖なんか掲げている。

おおう・・・。ア、アナタが私ですか・・・。(?)

何を隠そう(隠してはいない)、MBTI診断によって導き出された私のタイプは、コーナー、外交官よりお越しのINFJ、その名も提唱者である。

緑?
外交官??
アイエヌエフジェー?
提唱者??

それこそ魔法とも思える呪文のような単語を携えて、そこには、取扱説明書とも言える文章が並んでいた。な、なんだこれは・・・!今まで親にも友人にもバレたことなかったのにィィィ〜〜!!
などと叫びたくなるようなアレコレが、一糸纏わぬ姿で淡々と書かれている。すごい・・・。こんな診断なるものが世の中にあったのか・・・。

そんなこんなで、二年前も、そして二年後の現在も、MBTIという代物でスキャンした私という人間は、INFJ(提唱者)という診断が下ったのであった。そんなINFJの私という人間を、診断書をもとに解体していくのは、次回へ持ち越しとしよう。なんだかもう、お腹いっぱいな気もするけれど・・・。




いいなと思ったら応援しよう!