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温泉に行きたーい(本のはなし12)

本屋をフラフラ歩いていて目に留まったのは、『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』。そして帯には「訪れた温泉は約500湯」と書いてあった。こんな数の温泉に入った人なら、私の行きたい温泉が見つけられるかも!と手に取ってレジへ。

旅行に行くときは、必ず温泉にも入れる宿を選ぶ。家より大きな湯船に入ると体がふわ~っと開放され、お湯の熱さがじわ~っと沁みてくる。この感じが好き。熱めのお湯だった時は、肌がピリッとするのを味わうのも楽しい体験。毎年手帳に書いている“叶えるリスト”には「雪見風呂に入る」というのを入れている。私めがけて空から落ちてくる雪を見ながら入る温泉はサイコーだ。

この本には

・推せる温泉旅館の見つけ方と、旅の計画から予約まで
・あなたの推し温泉候補たちを、温泉チャートで知ろう
・自分に合った、サイコーの推し温泉を見つける

などが書いてある。巻末に温泉チャートの付録が付いていて、「電車・バスだけで行きたい」「硫黄のにおいが好き」など、はい・いいえで答えていくものがあり、自分の好みに合った温泉を教えてくれるのがおもしろい。

温泉は湧いた瞬間から、一分一秒、鮮度が落ちていく”ナマモノ”。鮮度が変われば、におい・色・肌さわりもがらりと変わります。

温泉はナマモノなのか!そんなふうに考えたことがなかったけど、源泉掛け流しというもんね。そうか、湧いてる温泉は新鮮なんだ。

温泉の湧き方や湯船に注がれるときの加工方法、泉質などが書かれていて勉強になった。今度はその点も考慮しながら温泉選びをして、入る時も意識して楽しみたいと思う。足元から湧いてる温泉もあるそうで、ぜひ入ってみたい。あぁ、温泉が恋しい。

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