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新しいことを知る楽しさを、改めて感じさせてくれた本

「へぇ~!!」って、私の好奇心を刺激してくれた本。それが『まちの植物のせかい』(鈴木 純 雷鳥社)

花が好きで、道を歩いている時に小さい花を見つけて、咲いてるなぁ~かわいいなぁ~って見ていたけど、そう思うくらいでそこまで注目してなかった。でもこの本を読んで、道端の雑草とひとくくりにされている草たちが、なんてステキでおもしろいんだ!って気づかせてくれた。

普通の植物図鑑は、写真がぱきっとしていてコントラストが強いものが多いけど、この本は写真が柔らかく色も優しくて好き。そしてなんといっても、私たちに対する伝え方が語り口調でとても親しみやすく、わかりやすい。吹き出しもいっぱい。なになに?知りたい!って思うのだ。

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川沿いを散歩中に見つけた、白いほわほわが出ている草。これはこの本に載ってて、チヂミザサというんだそう。葉っぱが笹みたいでふちが縮れているからそんな名前なんだって。ほわほわの白いのは花なのかぁ。花が終わると実ができて、ねばねばが出てきて服とかにくっつくようになるんだって。

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私は爆蘭(ハゼラン)という花が好きで、道端で見かけるたびにかわいいなって思っていた。爆ぜる(はぜる)ように咲くって様子から、この名前が付いたそう。まち針の一回り小さい大きさの赤とピンクの小さい丸が、いくつもついている。ひと様のうちのを持って帰るわけにはいかないので、道を歩くたびに眺めていたんだけど、ある時、ひと様のものじゃないハゼランに出会う。こんなところにもいたのね!と嬉しくなり、うちにお迎えすることに。玄関のちょろっと土のあるところに植えて、すくすく育っている。

この本にはハゼランのことについても書かれていた。3時に咲く花だそう。そういえば、通勤の行きと帰りは花が開いているのを見たことがなかったけど、休みの日の昼間に咲いているのを見かけた。とーっても小さくのに、かわいらしい花。こんな花が咲くのか~って感動したんだ。そうか、3時に咲く花だったのか。ただ眺めるだけじゃなく、その草について知れば、さらに楽しく、好きになる。

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ハゼランの横に、何やら草が生えてきた。よ~く見ると、楊枝の頭くらいの小さい小さい実がぶら下がってる。なんてこれもかわいいのかしら!!調べてるけど、まだこの子の名前がわからない。なかなか見つからないんだけど、なんだろうなんだろうと調べているのも楽しい。

私の新たな楽しみを発見。見つけた草について調べたり、写真を撮るのも好きなので、これからあちこち歩いて散歩して、写真を撮っていこう。どうやったらかわいく撮れるかな~。試行錯誤していくのも楽しみ。

散歩がこれから、も~っと楽しくなる。

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