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友が夢を叶えた日〜今川優馬〜

内山 凌


先日、友人がドラフト会議で指名され念願のプロ野球選手になった

僕が彼に出会ったのは丁度3年前

 僕が大学3年生の秋

 その年は彼が結果を出し始めた年だった

 3部リーグでプレーしていた僕は1部リーグでプレーする彼の存在をSNSで知った

 初めてSNSで見た彼は打ち方を馬鹿にされ、周りに認められずにいた

それでも自分の信念を貫き、努力し

3年春途中までメンバー外だったが

 チャンスをつかみ続けレギュラーになる

 打率3割越え全国では東京ドームでホームラン

 積み上げた努力が花開くように

一気に結果を出していく姿がそこにはあった

 本当に凄いと思ったし、会ったことも無かったけれど気づけば尊敬していた

 ある日、勇気を出して彼にSNSでメッセージを送った

軽く自己紹介をして野球の話をした

 彼は僕に『一緒にプロ野球選手目指そうよ』と言ってくれた

 僕の野球人生でそう言ってくれたのは彼だけだった

 そして『今度一緒に練習しよう』と言ってくれた

 3部リーグでプレーしている僕にわざわざ声をかけてくれた事が本当に嬉しかった

 本人はそんなの関係ないって言うけれどなかなか出来る事ではないと思う

 後日彼の大学に行って一緒に練習した‬

初めて一緒に練習した時の事は忘れられない

同じ硬式ボール、同じ木製バットを使っているのにインパクトの音が違う

衝撃だった

 その年の冬は一緒に練習させてもらい沢山アドバイスをもらった

 おかげ様で僕も多少は上手くなれたと思う

 冬が明け、僕らは大学4年生になる

 その年はまさに彼の年だった

 春リーグでは、4試合連続を含む5本塁打

 打率.464で首位打者、ベストナイン、特別賞を取りリーグ優勝

 しかし、プロへアピールする場になるはずだった全国大会は部員の不祥事により辞退

 それでも前を向き、秋リーグでは4本塁打

 はたから見ていても本当に凄かった

それでも、NPBの壁は高かった

ドラフト後、彼は自分の事で大変なのにも関わらず、変わらず僕と練習してくれた
 

そのおかげで、僕は大学卒業後、独立リーグに進むことが出来た

独立のドラフトの日彼がくれた『おめでとう』のLINEが嬉しかったのを覚えてる

大学を卒業し、僕は独立リーグ
彼は関東の強豪社会チームに進んだ

彼の成長は加速する

 社会人日本代表相手に3打席連続HR

都市対抗優勝、若獅子賞獲得

社会人ベストナイン選出

独立に進んですぐに怪我をした僕は何度も彼の活躍に勇気をもらった

 『俺も負けてられない』

彼はいつもそう思わせてくれた

大学卒業から2年たった今年の秋

僕が彼に野球を引退することを伝えると

 彼は『お疲れ様!絶対プロ行くから応援してて!』と言ってくれた

大学で終わるかもしれなかった野球人生がここまで続いたのは間違いなく彼と出会ったから

感謝してもしきれん

本当にありがとう
 


2020年10月26日 17:00

ドラフトが始まった

なかなか名前が呼ばれず2年前の事が頭よぎり緊張がピークに達する

会議開始から約‪2時‬間

 18時55分‬

 ドラフト6巡目

 ついに彼の名前が呼ばれた

 多分だけど人生で1番喜んだ

 自分が独立受かった時や就職が決まったときより遥かに嬉しかった

 普段はあまり飲まないお酒を飲んで、次の日に会社に遅刻しかけるくらい興奮が収まらなかった

 彼はついにプロ野球選手になったのだ

 

僕が見てきたのは彼が活躍し始めてからの3年間だけ

 でもその3年間だけでも彼は沢山の壁に阻まれているのも見てきた

『ついてない男』とも言われていた

 それでも前を向いて努力し結果を出し続ける姿に何度勇気をもらっただろう

 何度俺も頑張ろうと思わせてもらっただろう

 本当におめでとう

 そして、夢の続きを見させてくれてありがとう

 マジでかっけぇよ

これからはプロ野球選手とビジネスマン

立ってるステージは違うけど俺も負けないように頑張るよ

 ユニフォーム買って球場に行くね

バッピするから練習誘ってね

これからもずっと応援しています

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