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気分が浮かない話


    (約600字)

子どもが嫌いでした

不用意にひとを傷付ける

真っ直ぐなキラキラした目をして
平気で醜い言葉を吐く

私だって、もう少しまともな大人になれると小さい頃は思っていた

子どもの頃は
今は流行りの「老害」という言葉はなくて

老 が 害 なんて思わなかった

私には

幼稚 の方が 害だった

簡単に「幼稚」な神経に傷付けられた

だから公道で泣き叫ぶ子供を
子どもの頃、見苦しいと思っていた

わたしがマイノリティだったのでしょう

年配者を尊敬していた

少なくとも、私の身近な祖父母は私の「手本」だった

だから、早く年を取りたかった

考えてみれば、
子ども目線の延長線上の祖父母は
今の私ぐらいの年齢だった

おかしいな、私が目指す「老」は何処?

若い頃
世の中を舐めている人は多いけれど、
社会って
世の中って

自分が思っているほど簡単ではないです


申し訳ないですが、
ある人もヒトなんて「チョロい」と思って生きてきたんじゃないかと‥‥


私は年が上でも舐められていたと思っています


上っ面の言葉で
靡きません


「老害」でひとを切り刻むひとも
いずれ年を取ります

20年、30年、40年 経ったとき、
あなたも、老害ですか

多分、その将来は
もっともっと医学が進歩して、
簡単には居なくならない世の中になっているでしょう

介護はロボットが活躍していても
あなたの身体は年老いています

そのときは「老害」と言われながら、
誰かを求めるのでしょうね


優しい言葉じゃ伝わらないから、こんな文章にしました


子どもの日にはnoteにいません



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