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アイデアの作り方なんてとっくに分かっている

僕はよく人から「なんでそんなに次から次へとアイデア出てくるんですか?」と聞かれる事が多いので、ちょっと言語化してみる。

それには僕の中では明確な答えがあって、ジェームス・W・ヤングの名著「アイデアの作り方」の有名な2つのフレーズに凝縮されている。

「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」

「既存の要素を新しい組み合わせに導く才能は、物事の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい」

だからポイントは2つ
①沢山のブロックを頭の中に放り込んでおく
②関連性のサンプルを沢山持っておく

ブロックを沢山放り込むためには好奇心のアンテナを立てておく。24時間。

物事のつながりや仕組みを知るにも好奇心のアンテナを立てておく。なんでも面白がって探求する。24時間。

そして好奇心は「興味」=「好き」から来る。好きなことに対してはアンテナは自然に立つ。

そのためには「自分は何に興味があるか」が分かってないといけない。つまり自分の「好き嫌いの判断軸」を知る必要がある。

ただ”自分らしい”なんて自分が一番分からない訳で。生理的な部分から来ていることも多数だし。だから日常のサンプルから自分の判断軸を類推する練習が必要。

たとえば、
「この芸能人、何故だか気にいらないな~」と思ったら、その理由がルックスなのか、言動なのか、経歴なのか・・・

「このウェブページ、僕のセンスにピッタリ」と思ったら、その理由がデザインなのか、色なのか、フォントなのか・・・

大体色んな要素が複合して「好き」「嫌い」が無意識のうちに決まっているのでその理由を探ることは自分のことなのに非常に難易度が高い。

しかし類推の訓練なのでサンプルが増えると精度が増す。やり続けていれば自分の「好き嫌いの判断軸」が段々分かってくる。

そうなると、自分が好きなことを生活の場面場面で選択していけばアンテナが自然に立って、色とりどりのブロックが沢山集まってその組合せも自然とイメージ出来るようになる。

アイデアをつくる根源的なポイントは「自分をよく知ること」だと思う訳である。これはあくまでも僕の場合。

アイデアの作り方/ジェームス・W・ヤング

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