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人生の3つ悩みと解決のアプローチ

人間の悩みのすべては対人関係の悩みである by アドラー心理学

アドラー心理学がいうには人生には三つの課題があり、この中に分類出来るそうです。
Life Task(ライフタスク)と呼ばれて、
・仕事
・交友
・愛  の3つの人生の課題となります。
そしてこれらは他者との関わりなく成り立たないものとなります。

『嫌われる勇気』や『幸せになる勇気』でアドラー心理学は有名かもですね。

対人による悩みに集約されたとき、人を動かす、人に動かされることで発生することが多いように思います。
その際に、自己決定理論という考え方が周囲との関係構築や人を動かす、幸せにする上でも重要な考えの気がします。

・自己決定理論
自己決定の度合いが、その後の動機付けや成果に影響するというものになります。
アメリカの心理学者エドワード・デシさんとリチャード・ライアンさんによって提唱されたものです。

内発的動機づけ、外発的動機づけとありますが、今回は主に内発的動機づけを指しています。
好奇心や関心などをもとに自発的に行動しようとすることが内発的動機づけです。
外発的動機づけとは、他人からの報酬など、外部からの刺激によって行動しようとすることですね。

自己決定理論では、以下の3つの心理的欲求を満たすことが行動を起こすうえで大事とされています。
自律性
・有能感
・関係

・自律性の欲求:自分の行動は自分で決めていると感じれること。他者から強制されていると感じないことが大事です。
有能感の欲求:自分には能力があると感じること
有能感とは、自分には能力があり、社会の役に立っていると感じられること等。
関係性の欲求:他者と精神的な関係を築きたいと望むこと。これはそのままですが、他者と尊重し合う精神的な関係を築きたいという欲求です。

この3つの欲求の中でも、自律性が最も重要視されているようです。自ら意思決定したと強く感じられると心理的な満足感が高まります。
報酬や罰則による外発的動機づけが行なわれると、その与え手にコントロールされているように感じるために自律性が低下し、自発的に行動しにくくなります。

夫婦関係、子供、両親においても上記使えると思っています。
いかに相手が自発的にやりたい、と感じれる環境を作れるかは大事だと思います。子供の勉強なんかもお菓子や叱ることも必要かもですが、勉強する楽しさを伝えられるといいですね。
夫婦間でも強引にやらせるのでなく、相手を尊重して、肯定して依頼すべきで罰則のようなものでコントロールがされると長続きしないように思います。
両親に対しても、高齢であれば年齢を重ねて、自分で決めれなくなり、出来ることも減り、他者との関係も薄れると寂しいものです。そこをうまく補ってあげながらコミュニケーション取れると円滑に介護も出来る気がします。




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