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ヤットさんのワンタッチ  3年 髙栁直人

プロフィール
氏名: 髙栁 直人
学部: 法政経学部法政経学科政治・政策学コース
出身校: 静岡県立磐田南高校
ポジション: 学生スタッフ(分析)

こんにちは。学生スタッフ(分析)3年の髙栁直人です。

今回のテーマが「好きな〇〇」ということで、高校時代に吹奏楽部に所属していた私は「好きなマーチ」について書こうとしていました。

しかし、ブログ係の松本くんと話したときに、サッカー関連で何か書くことをおすすめされました。入部した時のブログで、ジュビロ磐田への愛は語ってしまったし、好きな選手や好きな監督だとありきたりかなぁと思いました(そのテーマで書くであろうSくんごめんね)。そこで、サッカー関連で語りたい「好きな〇〇」について考えたところ、とてもいいテーマを見つけました。




「好きなサイドの崩し方」




ドリブラーがぶち抜いていく、スルスルと抜いていく、ワンツーで崩す、サイドには様々な崩し方があります。その中で、今回は私の好きなサイドの崩し方を紹介しようと思います。


まずは、この動画を見てください。

6:55~、2022年 明治安田生命J1リーグ 第28節 ジュビロ磐田VS柏レイソル、15分のシーンです。これが、私の好きなサイドの崩し方です。

横パスを受けたボランチが、ダイレクトで同サイドの裏にふわっとした浮き球を通します。このとき、3人目の選手が同サイドの裏に走りこんでいくのです。

この崩し方に出会ったのは、遠藤保仁選手(以下ヤットさん)がジュビロ磐田に来てからでした。ヤットさんが磐田に来て以来、毎試合1回以上はこれでサイドを崩すようになります。

この崩し、3人目の選手が非常に重要になります。
オフサイドにかからないようにしなければいけないし、さらに相手に付いてこられてしまうスピード・動きでもダメです。3人目が右サイドバックの時もあれば、右サイドハーフの時もあります。

今回のシーンでは、右サイドバックの鈴木雄斗選手(17)からボランチの遠藤保仁選手(50)に横パスが入り、3人目で裏に走っていた右サイドハーフのジャーメイン良選手(18)にヤットさんがダイレクトで浮き玉を蹴ります。
このとき、局面で見れば数的には同数なはずです。しかし、鈴木雄斗選手の何気ない横パスのため、柏の選手は気が緩んでしまったのでしょう。ヤットさんは、そんな何気ない横パスをスイッチに攻撃を始めるのです。

ヤットさんに横パスやバックパスが入った瞬間、同サイドの選手1枚が3人目の動きで裏に抜けるというのは、2021年から磐田のサッカーの中でかなり浸透していた攻め方でした。

この攻め方の良いところは、相手ディフェンダーが置き去りにされるために、3人目で抜けた選手が中にえぐって侵入できるところです。そこからグラウンダーで速いボールを入れたり、マイナスにパスをしたりと、ポケットを取りに行けるところが強みです。


次に、この動画を見てください。

“2021年 明治安田生命J2リーグ 第38節 ジュビロ磐田VS京都サンガ F.C.、77分のシーンです。

京都のヨルディ・バイス選手にクリアされたボールを左ウイングバックの鈴木雄斗選手(17)が拾い、ボランチの遠藤保仁選手(50)に預けます。ヤットさんは、縦関係となった同じくボランチの山本康裕選手(23)にパスを出します。このとき、山本康裕選手は少し降りてくる形でボールを受けたため、京都のディフェンダーは気を取られ、鈴木雄斗選手のマークにつくことなく背後のスペースを開けてしまいます。そこに鈴木雄斗選手が走り込み、ヤットさんはパスを出したのです。

ここでみなさんに見てほしいのは、ヤットさんの右足アウトサイドでのダイレクトのパスです。ヤットさん、インフロントだけでなく、アウトサイドでもこのパスが出せちゃうんです。やはり、キックの名手となるとここまで正確にできるのですね。

このチームでこのパスが出せるのは、大海さん(4年・本間)くらいでしょうか。
大海さんのパスセンスは、ガンバサポなだけあってかなりヤットさん味を感じます。あのパス、めっちゃ大好きです!!
私も1度くらい試合で大海さんのスルーパスを受けてみたいものです。


そんなヤットさんですが、昨年をもってプロサッカー選手を引退されました。
ジュビロ磐田には、ヤットさんに憧れてやって来た、植村洋斗選手(50)がいます。

まさに、ヤットさんの背番号を継承して、、、




気づいたら、1900字も書いていました。
レポートの2000字はとても大変なのに、ブログの1900字はあっという間に書けてしまいます。
不思議ですね〜笑


ということで、

第2弾「背番号50を継承した大卒ルーキー」
第3弾「The Stars and Stripes Forever」

というテーマでまた書きたいと思います。
乞うご期待を。


長い長いブログを最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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