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日常のBPMを測ってみた

「僕の心臓のBPMは190になったぞ」誰もが知るあの曲、君はロックを聞かないの一節だ。試しに風呂あがりに僕の心臓のBPMを測ってみたところ
82.57だった。え、190!?!?あいみょんの恋は風呂の倍以上刺激的らしい。

ということで、日常に溢れるBPMを測ってみた。ちなみに一応書いておくとBPMとはBeats Per Minutesの略で、簡単に言えばテンポのこと。数字が大きければ大きいほどテンポが速い。

1.徒歩:106.39

僕が普通に歩く時のテンポはBPM106.39。BPM106のヒット曲にはAKBの"365日の紙飛行機"があった。逆に言うと、それしかなかった。一定のペースで散歩したいときにはこの曲をリピートし続けなければならない。

2.早歩き:140.22

集合時間ギリギリのとき、録画していない見たい番組に間に合わなそうなとき、でも走りたくはないとき、僕は140.22のBPMで早歩きをする。

BPM140の曲はたくさんある。大原櫻子"真夏の太陽"、miwa"君に出会えたから"、ゆず"ヒカレ"、ヨルシカ"ただ君に晴れ"。僕の早歩きプレイリストはどうやら爽やかな曲で埋まりそうだ。ただ、遅刻しそうな人間がこんなキラキラソングを聞いてきたのがバレたら、きっと神経を逆なでしてしまうだろう。

ちなみに去年の早稲田祭のテーマソング「心の地図」もBPM140。「学園祭に足取り軽く早歩きで向かう学生たちに聞いてほしくて140にしました」とかいうウソ裏話を勝手に作ってしまいたい。ウソにしてはよくできすぎている、もしや本当にそうなのではないだろうか?そうに違いない。もう、そうということにしといてほしい。

3.信号待ち中のプリウスのウインカー:87

ものの本によるとウインカーの点滅回数は毎分60回から120回以上であればなんでもいいらしい。したがってこのプリウスも規定内。ふと目に入ったウインカーの点滅と、イヤフォンから聞こえる音楽のリズムが合わなくてもどかしくなった経験はきっと誰しもあるはずだ。あるに違いない。

これからプリウスを見かけた時は、タイミングよく米津玄師の"Lemon"を流せばバチっとハマる。ぜひ参考にしてほしい。

4.整骨院のマッサージ:74

齢22にして背中が張ったので整骨院に向かうと、店内BGMが最近のヒット曲だった。"なんでもないよ""ミックスナッツ"を経て、"裸の心"に入ったとき、整体師さんが刻むマッサージのリズムと曲のテンポがピッタリ合致した。びっくりするくらいの爽快感。リズム天国でしか感じられない、あの爽快感だ。

帰り道に裸の心のBPMが74であることを知った。心臓マッサージは「もしもしかめよ」のリズムに合わせると良いと言う。マッサージはBPM74の曲でやろう。調べると有名どころは3つあった。

裸の心、ドライフラワー、そして島人の宝。

あいみょん、優里、BEGIN。これが世界三大リラックスミュージックである。


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