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歌を「正しく伝える」大切さ
保育園や幼稚園などでは毎日季節や行事のうたを歌います。
この記事を投稿している今でいうと秋ですから
“とんぼのめがね”
など、よく歌うのではないでしょうか。
さて、正しい歌を子どもたちに伝えられているでしょうか?
“正しく”というのは、
正しい発声で。とか、正しい音程で。
とかを言っているのではなく、
その歌の情景や意味のことを言いたいのです。
これは、”とんぼのめがね“の楽譜です。
例えば、この曲の最後の装飾部音符、みなさんなら子どもたちにどのような表現をしてみせますか?
驚くことに、私の周りには
「ぴょんっ」と教える保育士が多かったのです((;゚Д゚))))
何が「ぴょんっ」なのでしょう、、、
カエルかうさぎでしょうか(・_・;??
この歌は とんぼの“めがね” の歌なのです。
【とんぼの目が青空やお日様、夕焼けに照らさせて、青や赤、ピカピカに輝いて見えるめがねの様だ】
と歌っているのです。
そして、この装飾部音符の強弱はp(ピアノ)と表記されていることから、
【目で追っていたとんぼが向こうの空遠くまで飛んでいく。飛んでいった遠くで“微かに”日の光に照らされたとんぼの目が輝いて見えた】
というような情景が思い浮かばないでしょうか。
ですから、私なら「キランッ✨」と表現すると思います。
音楽の感じ方、表現の仕方は自由なので大体は正解や間違いはないと思っています。
実際、歌いながら両手を広げて、さもとんぼになりきって空を飛んでいる様な仕草をする子どもたちはかわいいものです*\(^o^)/*
ですが、そのままとんぼになっていた子どもたちが「ぴょんっ」と言ってジャンプするのです。
保育士がそう教えたのだから子ども全員そうしても仕方ありません(-_-)
そもそも、とんぼがとぶのはJumpではなく、Flyの方なので根本的に違うのですが、、、
子どもの想像力や感受性はとても高く、柔軟性もあります。
それは私たち大人よりも高く自由な発想が無限にできます。
だからこそ、ちゃんと歌詞の意味を理解して子どもたちに伝える。
それを踏まえて個人の表現を楽しめるよう援助することが保育士の役目だと思うのです。
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