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チャーリー一家と家族の話2 〜幸せはシンプル〜

人生で一番幸せな
夜ご飯だったよ、と言われた
次の日。
 
チャーリーは
少しずつ
家の事情を
打ち明けてくれた。
 
 
ーーー
 
前回のお話はこちら💁‍♀️


ーーー
 
 
4人兄弟の一番上で
妹や弟たちを
学校に行かせるために
12歳くらいから
働いていたということ
 
お父さんは
すごく働き者で
人のために尽くして
頼まれごとを
なんでもするタイプなのに
人からお金を
受け取らなかったこと
 
そのせいで
自分たちは
お金がなくって
ご飯が食べられなかったこと
 
それを見て
近所の人たちが
 
 
「お金を
 受け取ってくれないのなら
 お礼として
 ご飯を渡そう!」
 
 
となり
お米や食べ物を
持ってきてくれるように
なったということ。
 
 
 
「僕は
 父さんに対して
 ‘なんでそんな風に
  家族を苦しめる形をとるの?
  お手伝いした人からの
  お礼のお金を受け取ってよ。
  それさえあれば
  僕たちはご飯を
  食べられるのに…’
 と、ずっと思っていたけれど
 一番大切なのは
 お金じゃないんだなぁ、って
 父さんの生き方を通して
 学んだんだよ。
 やったことは
 お金じゃない形でも
 必ず、循環して
 返ってくるんだって。
 大切なのは
 人に親切にすること。
 何より
 人を助ける前に
 自分や家族を大切にして
 できることを
 周りの人に
 していくといいんだ、って。
 これはお金では学べない
 体感覚だったね。
 父さんは僕にとって
 いい先生だったよ」
 
 
 
なるほど…
そんなことがあったのか。
 
 
 
「一番下の弟とは
 11歳離れてるし
 兄弟達は
 家族が大変だった事は
 そんなに知らないんだ。
 僕が一生懸命働きながら
 ガムランの学びを深めて
 仕事で世界中を
 まわれるようになった時
 家の光熱費やご飯
 いろんな面倒を
 見れるようになったんだよ。
 
 カデックとは
 21歳の時に出逢って
 付き合い始めたんだ。
 それまでは
 仕事とガムランが
 忙しすぎて
 女の子とのご縁は
 そんなになかったなぁ…」
 
 
以前、チャーリーから
カデックと
お付き合いする以前に
彼女は数人いたと
聞いていた。
 
でも、結婚しない相手と
ハグしたりするのは
相手のカルマに
傷をつけてしまうから
そういうことは
一切してなかったよ〜
お喋りしてただけだね。
 
と言っていた。
(プラトニックラブ!!😳💞)
 
カデックも同じで
彼氏はそれまでも
何人かいたけれど
手を繋いだりも
したことがなかったと
言っていた。
(でも、一般的に
 バリ人?インドネシア人?には
 超おませさんが
 多いと聞いております。
 性に目覚めるのも早くて
 若くしての授かり婚が
 かなり多いそう。
 日本人のお母様がたが
 すごく気をつけていらっしゃるのも
 目撃しました😂)
 
 
 
「どうしてカデックを
 結婚相手に選んだの?
 決め手とかあった?」
 
 
と聞くと
 
 
「あー…
 ものすごく正直にいうと
 nothingなんだ。
 ただ、彼女が
 待ってくれていたから。
 ガムランの海外ツアーは
 7ヶ月あったりするんだけど
 ずっと、カデックは
 バリで待ってくれていたんだ。
 それだけかな。
 
 …そういえば
 彼女と付き合い始めて
 2週間くらい経った時
 僕がバイク事故にあって
 両手が全く使えなくなったんだ。
 その時、彼女は
 全部僕のお世話を
 してくれたよ。
 ご飯から、トイレから
 何から何まで」
 
 
と話してくれた。
な…なんて ええ子なんや、
カデック😭
 
 
ただ、彼女が
待ってくれていたからだよ
 
 
というワードは
私の中で
とても印象に残った。
長い間
ひとりを思って
待ち続けられるって
すごいなぁ…
私は全く
待ってないタイプだから🤣
(自分が動き回ってるし。笑)
 
待てる女の子って
本当に素敵だし
大切な力を持っているなぁ、と
しみじみしたのでした。
 
 
結婚した決め手は
nothingとか言ってるけど
実際
everythingじゃねーかよ!!
あんさん
めっちゃええ奥さん
もらっとるやないかい✋
と思いましたね。🤣
 
 
 
 
「付き合い始めてからも
 長い時間は
 一緒に過ごせなかったんだけど
 僕が25歳の時に
 キミーがお腹に
 やってきてくれたから
 カデックと
 結婚したんだ。
 
 それで、カデックは
 うちの実家に来て
 父さんと母さん
 僕の兄弟と
 一緒に住むようになったんだ。
 でも…
 うまくいかなかったね。
 
 もともと
 父さんと母さんは
 僕のことが嫌いなんだよ。
 他の兄弟のことは
 大切にしていたけれど
 僕のことは
 全然ケアしてくれなかった。
 もちろん、僕も
 父さんと母さんを愛してるし
 向こうも
 愛してくれているんだろうけど
 いつも喧嘩ばかりだったし
 話してくれなかった。
 Chiaki、これまで
 うちにきたとき
 僕が父さんと母さんと
 喋っているところ、
 見たことある?
 ないでしょ?
 今も、話さないままなんだよ。
 僕と話すと
 彼らは動揺するんだ」
 
 
……!!!!!
そうだったのか。
確かに、よくよく思い出すと
喋ってるところ
あんまり見たことないかも…
 
 
でも、正直
納得する部分もあった。
 
チャーリーのご家族は
皆様
The🏝バリ人🙏という
エネルギーと雰囲気だ。
 
チャーリーだけが
日本人に近いエネルギー。
家族の中では
異質な雰囲気で
別の星(国)の人感が
半端なかった。
ちょっと
生まれるところ
間違えてそうですけど…?
感さえある😂
  
パパとママは
そんなチャーリーと
どう接すればいいか
わからなかったんだろうなぁ…
 
 
 
「父さんと母さん
 そして兄弟は
 カデックのことも
 嫌っているんだ。
 だから、ほとんど喋らない。
 
 おはよう、元気?
 ご飯は食べれてる?
 お金は大丈夫?
 仕事はどう?
 
 そういうことだって
 何一つ、僕たちに
 聞いてくれたことがないんだ。
 
 カデックは
 もともとすごく
 センシティブだから
 ここにお嫁に来てから
 毎日ずーっと
 泣いているんだよ。」
 
 
 
ど、どぇええええ?!
そうだったの!?!?😂
わたしがパパとママに
話しかけると
いつもニコニコ
喋ってくれるし
全員で喋ることも多かったから
全然気づいてなかった🤣😂🤣
私がいたから
会話が増えていただけなのか…。
 
てか、そんな状態なのに
旦那が7ヶ月も仕事で
いない家に
子どもと3人で
生活していたって…
どんだけ大変やねん。
キツすぎて、そりゃ泣くわ。。
 
 
 
「だから
 僕たち家族と
 父さん母さんで
 ご飯を一緒に
 食べたこともない。
 カデックは
 部屋の外に出て
 ご飯を食べたことがなかった。
 
 すごく悲しいんだけど…
 僕が父さん母さんのために
 ご飯を買ったりしても
 絶対に、食べてくれないんだ。
 次の日になっても
 そのまま、残っている。
 カデックが
 父さんや母さん
 兄弟のために料理しても
 誰も食べてくれない。
 それを捨てる時
 悲しすぎて
 僕もカデックも
 いつも泣いてたよ…。
 もう両親に
 食べ物を
 作ったり、買ったりしない。
 そう決めていたんだ。
 
 だからこそ
 この間の夜
 Chiakiが
 僕たちと父さんと母さんに
 ご飯を買ってくれて
 離れた場所だけど
 一緒に食べられた時、
 本当に、嬉しかったんだ…。
 
 家族でこういう時間を
 過ごせるなんて
 夢みたいだった」
 
 
 
………😧
ま、まさか
そこまでだったなんて…。
マジで1mmも
気づいてなかった。
でも…本当に?
だって、パパとママ
私には優しいよ…???
 
 
話を聞きながらも
若干、半信半疑だった。
それから
2週間ほど経った頃
カデックのつわりが
ようやく落ち着いてきたので
チャンス!!!と思い
google翻訳を使いながら
いろんな話をした。
 
その時
チャーリーの話が
本当がどうかを
聞いたのだけれど
 
 
 
「全部、その通りだよ。
 パパとママは
 私たちのことを
 とても嫌ってるの。
 すごく悲しいです。
 だから、早く引っ越したくて
 頑張って働いて
 土地を買ったんだよ」
 
 
 
と言っていて
 
 
 
うっそーーーー
本当やったんか…!!!😂
と、なった。
この狭いバリ式の家で
家族問題が
そんなに深刻だなんて
マジで地獄やないかい…!
 
 
 
カデックのことを
想像すると
胸が、キュっとなった。
その上
先の見えないコロナ禍
子どもを妊娠して
ブラックマジックにもあって
毎日泣いているなんて…
どんだけ辛いねん😭
 
 
 
そんな諸々の話をした後。
チャーリー一家が
とても素敵な雰囲気を
醸し出していたため
ふっと思い立って
家族の写メを撮った。
 
 
その時の
皆の笑顔は
本当に、本当に
心が揺さぶられるほど
素敵だった。
とてもとてもピュアな
その輝き。
写真を見ると
涙が出そうだった。

画像1


 
***
 
 
 
そしてその日の夜。
カデックが
SNSに
私が撮った
家族の写メを載せていた。
 
 
そこにはたった一言
バリ語で、こう書かれていた。
 

 『幸せはシンプル』


これを見た時
本当にわたしは
ガーーーーーーン!!!
と、ショックを受けた。
こんな状態の中
こんなに素敵な笑顔で
 
 
「幸せはシンプル」
 
 
この言葉を言えるなんて…
なんて、すごいんだろう。
もし私がカデックだったら
いろんなことに
押しつぶされてしまう。
 
チャーリー一家の
その命の輝きは
わたしにとって
ものすごいインパクトだった。
 
 
その日の夜
まゆこさんに
電話をした時
思わず、こう言った。
 
 
 
「…なんかさぁ。
 本当に衝撃受けたんだよ…
 あんなに、あんなに
 ピュアな命の輝き…
  
 もし、日本人が
 カデックと同じ状態だったら
 ’幸せはシンプル’
 だなんて
 言えないと思うんだよね。
 すごすぎる…」
 
 
 
「ほんとだね〜
 この写真、めっちゃ素敵!
 でもさ、その
 ’幸せはシンプル’って
 ちーちゃんのおかげが
 めっちゃくちゃ大きいと
 私は思うよ!
 だって、考えてみ?
 こんなコロナの大変な中
 自分のケアしてくれて
 子ども達のお菓子とかも
 買ってくれる
 初めての外国人の友達が
 できたとよ?
 その上
 家族で初めて
 ご飯も一緒に食べれてさ。
 ちーちゃんがおってくれるけん
 カデックたちも
 新しい幸せを感じて
 幸せそうな笑顔しとるとよ。
 ちーちゃん、
 めっちゃいい仕事しとるな〜って
 私は思うけどね。
 新しい風を
 バリの家族に
 吹かせとーやん!」
 
 
 
その時、再び衝撃を受けた。
 
 
 
えっっっっ?!?!?!?
ま、まさか
チャーリー一家の
この幸せに
わたしが貢献している部分が
あったと?!?!😂😳
 
そ、そうか…
冷静に考えると
確かに、そうかもしれん…。
 
まゆこさんも
チャーリー一家と
一緒に遊んだり、
誕生日にぬいぐるみを
買ってあげたりしている。
わたしたちが
幸せをプレゼントしている部分も
確かに
多いにありそうだ…。
 
まゆこさん…😭
いつも新しい視点で
いろんな話をしてくれて
勇気づけてくれてありがとう…
 
 
 
にしても…
本当にこの写真
素敵すぎるなぁ…。
見ていると
涙が出そうになる。
 
わたし、写真ひとつで
こんなに感動するなんて
感動しすぎ病なのかな…🤣
 
…いやいや。
そういうところは
確かに、あるけれど
でも、それを超えた
大きな力を
この写真からは感じる…
 
 
 
 
……………。
 
 
 
 
 
はた、と気づいた。

 
 
 
『あ、わたし
 フォトグラファーやった。』
 

 
 
😂🤣😂🤣😂
 
 
 
そうやっっ
わたし
フォトグラファーだから
こんなに写真から
感じることができるし
感動するんやった!
 
そして
フォトグラファーとしての
歴史があったというのもあって
こんないい笑顔の写真
撮れたのかもしれん🤣
 
いつも仕事とかで
家族写真撮る時も
みなさま、
本当に素敵な輝きを
放ってくれてたもんな!!
 
ああ〜〜〜
そっかそっか🤣!!!!
 
 
 
バリに来て以来
写真のお仕事は
ほぼしていなかったため
フォトグラファーだったことを
すっっっっかり
忘れていたのだ。
(どんだけやねん!!😂)
 
 
 
自分で自分が
ウケた、という
出来事でございました。笑
 
 
 
 
…というのは置いておいて🤲笑
チャーリー一家と家族の話は
もうちょっと、続きます✏️


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(らぶりーまゆこはん夫婦。)

チャーリー達との
エピソードのブログを
まとめました👏
出産応援プロジェクト間も無く開始👶
🧡🙌Love catch ver.2🙌🧡
 
あなたのお話を聞いて
キャッチしたことを、お伝えします💐
 
未来や過去のあなた
もう会えないあの人
守ってくれている存在
ご先祖様
神様
そして千明
 
いろんな方から応援され📣愛されているあなたへ
大切なだれかからのメッセージをお伝えします🙌
 
あなただけの輝きが
ますます自由に広がっていくような
祝福の光が降り注ぎますように💐
神様修行オンライントークアーカイブ販売はこちら💁‍♀️


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