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そもそもなりたい夢のきっかけとは?

学童で働いています。

この間、学童で女の子に
「大人は子どもに戻りたいと思ってるんでしょ~?」
と聞かれたので

「先生は、子どもの時も楽しかったけど今も楽しいから別に戻りたくはないかなー」
と言ったら

「そうなの?!じゃあ学童の先生になろうかなー!」

と言われました。

今、子ども達と関わる仕事をしていて、
今も、大きくなっても、別にやりたいことないな~という子がチラホラいて、心動く好きを見つけて欲しい、そんなきっかけ作りの機会が出来たらなと思っているなかで。。。

大きくなったらなりたい夢のきっかけってそもそもなんだったんだろう?

と考えてみました。

保育園の頃私は、

「歌手か、保母さんか、ディズニーランドで踊る人」

になるのが夢でした。

自分を例にして考えてみると、

歌手への憧れのスタートは、
やはり歌うことが好きだったから。

でもそれをもう少し掘り下げて考えてみると、歌そのものの魅力はもちろんだけれど、素敵に歌っているアーティストの姿に憧れていた。
テレビの中に魅力的なアーティストの姿を見て歌手への憧れは育っていったのだと思います。

そして保母さんの理由は超明確。

保育園のいかい先生が大好きだったから。

保育園児だった私の中にも、年下の子などを見ていて可愛い!子どもが好き!という感情があったのかもしれないけれど、入り口は大好きな先生がステキな笑顔でやっている仕事だったからこそ憧れていた。
今思い出しても笑顔のイメージしか浮かばないステキな先生でした。

そして最後にディズニーランドで踊る人。

こちらも家族でディズニーランドに行った時に、キラキラと踊るダンサーのお兄さん、お姉さん。そんな笑顔やダンス姿を見てあんな風になりたい!と心動かされた。

こうやって振り返ってみると、
もちろん素材としてそのものに興味を惹かれるか、惹かれないかは大枠であったとしても、
そこからその仕事がなりたいものまでになっていくかどうかのきっかけは、目にするその活動をしている人が楽しそうにキラキラしてその仕事をしているかが、大きく影響しているんじゃないかと気づきました。

冒頭にも書いたように、学童で女の子に
「大人は子どもに戻りたいと思ってるんでしょ~?」

と聞かれ

「先生は、子どもの時も楽しかったけど今も楽しいから別に戻りたくはないかなー」

と言ったら

「そうなの?!じゃあ学童の先生になろうかなー!」

と言われたこの出来事。

これって楽しそうな仕事をしている人が目の前にいることをきっかけに、学童の先生という職業に興味を持ってくれたということ。

学童の先生に限らず目の前の大人が、

「この仕事してると本当に楽しいぜイェイ!!」

という状態でいることが、
子どもにとっての選択肢を広げるのではと思いました。

もし、犬が好きでペットショップで働きたいな~と思っていた時に、ペットショップに行って接した定員さんが超絶つまらなそうだったら、ペットショップで働くことへの興味の芽はしぼんでしまうのではないでしょうか。

だからこそイキイキと社会を生きる大人が増えて、

「大人になるのも楽しいよ~!!」

という会話や姿が増えれば、
子ども達は、

「えええ!あれも楽しそうだしこれも楽しそうじゃん!!選択肢多くて困っちゃう!」

と逆に困るほど興味の種だらけになるかもしれません。

今子どもの人気職業と言われているユーチューバーも、まさに子どもたちの目線から今を楽しんでいる大人に見えているんじゃないかなと思います。

「仕事は大変だよ~!」
「つらいのが仕事!」

こんな言葉が聞こえることがありますが、
この言葉たちは、私たち大人が思っている以上に子どもたちに残っているなと感じます。

希望にあふれる子どもたちの心を育てるために私たち大人ができるサポートは、直接的な子ども達への教育はもちろんだけれども、

私が、あなたが今を楽しく生きること。

実はこれが何より目の前の子ども達に良い影響を与えることだと思います。

最後に、
私の保育園の頃の3つの夢。

規模感や少し形を変えながらも、笑
概ね私の中では全部叶いました。

これも保育園の時にステキな大人の姿をたくさん見つけられたからこそ。

そんな子ども達にとっての周りのステキな大人の1人でありたいと思います。

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