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救急患者対応戦記2

今日もまちの平和を祈ってます
救急室のちあきです

夜眠れないって方
珍しくないと思います
今の社会ストレスやブルーライトに睡眠を妨げられている方もいらっしゃるんじゃありませんか?

今日はそんな不眠に悩むおじいさんのお話
夜中決まった時間に最低でも1時間ほどの電話をしてくるおじいちゃん
一度電話を切ってもまたかけてくる、、。
眠剤あげたい

内容はバラバラですが、あっちこっちが痛いみたいです
さらに吐き気が出てきたり
目眩が出てきたり
下痢になったり
便秘になったり
たった一晩に忙しい方です
眠れないっておっしゃることが多いので主訴は不眠かと思いますが

もうなんかよくわかんないし受診をお勧めすると
世間話が始まります
話を中断するとなんかしら体の不調を訴えられます

なぜー

もうおいでよ

なんか症状よくわからんし

何回電話切ってもまたかかってくるし

一回どんな人なんか顔見たいわ

私)
『ちょっと救急車来るから一旦切るね、しんどかったら受診していいからね』
患者さん)
『わかったじゃあまた1時間ぐらいしたらかけるわ』

かけてこんでいいから!!
もう電話いいから
寝るか受診してー

きっちり一時間後にかかってきます
忙しいって言ったら一旦は切ってくれるからいいけど
もうほんとにちょっといろいろ仕事あるから受診するかせんか決めてー

すると
ある夜ついに来院されました!

腰が痛くて

カルテを見たら整形外科に来ては自己中断を繰り返しているようで
年齢的にも腰痛なんて完治しないから夜来ないでお昼間にちゃんとおいでよー

「おっ!夜は人も少なくて快適やな」

待て待て
救急室だから
快適さとか病院に求めないでー
今はね、今は空いてるよ
でも忙しい時は忙しいから
働いてる人の人数も全然違うから少ないから

例によって専門医はいないし
専門医がいない理由はこちら

腰痛も慢性的なものやから痛み止めの対処療法ぐらいしかできないので
一般外来空いたら受診してもらうこととなりましが

「朝なったら帰るから、朝までおっていい?」

ちゃんと受診して帰ってくだいよー

しかし、そんなきっちり受診するような人は慢性的な腰痛で夜間救急室になんか来ません
朝になったら普通に帰ろうとされたので受診案内すると
「もう痛く無くなったから帰れるよ」
待て待て
痛み止めも1日分しか処方してへんぞ
痛くないのは痛み止めのおかげやぞ
夜になったらまた痛くなって受診する羽目になるぞ

「えーでも待つやろ?待つの嫌やねん」

わがまま!
毎日救急室に受診の方がよっぽど大変やって!
夜痛くて寝れへん方が辛いって!

待つの嫌やったら開業医さん紹介してもらったら待ち時間少ないから紹介だけでもしてもらって!

「えー、開業医の先生待たんでいいけど夜はなし聞いてくれへんやん」

結局そこかい


本日タイピング練習
スコア42
レベルE+



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