「何もない」「何者でもない」なら、つくればいい
私は、育休中にイラストレーターに転身した男子二児の母です。
ノートの端っこに、落書きするのが好きで、
私の字を好きだと言ってくれる人が学生時代から割といて…
でも、素晴らしいデッサンが描けるとか、風景画が得意とか、物を立体的に表現して描けるとか
そういうことはできません。
美大、芸大、専門学校、そんなところで絵について学んだ経験もありません。
「イラストレーターです。」
って言っちゃってるけど、何者でもありません。
ちょっと人より絵を描くことが好き。
ただ、それだけ。
それすらも、私よりもっと絵を描くことが好きな人はたくさんいるから、秀でた何かを私は何も持っていません。
そう、私には「何もない」
でもね、何もないからできることもあるって最近気づきました。
私には何もない。今は。
ないものは作ればいいよね。これから。
それに、何もないようだけど、ちょっと好きなことは意外といろいろある。
絵を描くことが、ちょっと好き。
文字を書くことが、ちょっと好き。
気持ちを文章にすることが、ちょっと好き。
人間観察することが、ちょっと好き。
人の話を聴くことが、ちょっと好き。
こんな、ちょっと好きをたくさん集めて掛け合わせれば、私にも何か出来ることがあるのかな…。
うん、できる!できるさ!と、あとは自分に言い聞かせて、思い込んで、やってみました。
でも、一人ではどうにもできなくて、その時、その時に出会った人たちのお力を借りて、やらせてもらうそんな感覚です。
Kindle本の表紙を描かせてもらったり、
これまでの活動の経緯をまとめて描かせてもらったり、
アイコンを描かせてもらったり、
似顔絵を描かせてもらったり、
何もない、何者でもない、と思っていた私にも、自分の「ちょっと好き」を信じることでできることはありました。
ここ最近、noteを書く暇もなく忙しない毎日を送っていました。
7月に初めて、にがおえ屋さんとして、イベント出店したことをきっかけに、声をかけていただき、先日、2回目となるにがおえ屋さん出店を終えました。
その出店後、私のことをインスタで紹介してくださった方が、「似顔絵作家のこよねちひろさん」と紹介してくださいました。
イラストレーターと名乗る前は、何者でもない私ですから手描きデザイナーと自分でつくって名乗ってみたり…
いざ、意を決してイラストレーターと名乗ってみても、どこか自信がない。
イラストレーターである自分をどうにか作り上げようとしていました。
でも、また新たに「似顔絵作家」と呼んでいただいたことで、それぐらい「こよねちひろ=似顔絵」で認識してもらえているんだ!と私が作り上げたものを確認することができました。
何もない、何もできない、何者でもない。
だからこそいくらでも、
作り出せる、何でもできる、変身できる。
ないなら、作るまでなのです。
私の人生は、私が作る。
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