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「 #オノマトペ日記 」のすゝめ

ちょっと前。
3年間くらい絵日記をやっていたことがあるんですが、その時多く聞かれた声が「自分もやってみたいけど、絵心が無さすぎて無理〜」というもの。

そして久しぶりにまた日記始めようかなぁと思った時、思い出したのがこの声でした。

「それなら、絵を描かないで楽しく伝わる日記の方法ってないだろうか…。」
そう考えた時に手元にあったのが、擬音語・擬態語辞典。

そこでこう思いました。
「あ、オノマトペを使ったら楽しいんじゃ!?」と。

で、生まれたのが「オノマトペ日記」です。
日々のちょっとしたことを、オノマトペだけで書く。ただそれだけ。


オノマトペとは

オノマトペとは、フランス語。
「 onomatopée 」と書きます。

擬音語(ぎおんご)と擬態語(ぎたいご)の2つの総称として一般的にオノマトペと言い、それぞれ以下のような分類があります。

  • 擬音語は、音や人・動物の声などを表す語。ざわざわ、にゃーにゃーなど。

  • 擬態語は、物事の状態や様子などを音声化して表現する語。にやにや、じわじわなど。


言語的には…

擬音語

擬音語は多くの言語で対応する言葉が存在すると言われています。もともと発生する音があるので、その音があれば大抵その音を表す言葉があるんですね。

例えば猫の鳴き声。日本語では「ニャー」、イギリス英語では「meow(ミャウ)」、アメリカ英語では「mew(ミュー)」、フランス語では「miaou(ミャウ)」、イタリア語では「miao(ミャーオ)」、中国語では「喵(ミャオ)」で、韓国語では「야옹(yaong/ヤオン)」と表現します。

擬態語

一方、擬態語は物事の状態や様子を表す言葉なので、すべての言語に対応する言葉が存在するとは限らない。たしかにその状態を表現したいか否かってその土地土地で変わってきそうですもんね。

畳語

少し脱線しますが、オノマトペだと「わくわく」や、それ以外だと「人々」のように繰り返す言葉を「畳語(じょうご)」といい、畳語が多いのは日本語の特徴の一つなんだそう。繰り返すのって、語感が可愛くて個人的に好きなんですよね。



試行錯誤の「オノマトペ日記」

で、始めたオノマトペ日記。
初めは試行錯誤でした。

オノマトペはどういうのがあるんだろう?まずはそこからの見直し。
何の気なしに使っていたので、そうか、これもオノマトペか、と。辞書を引いてはなるほど〜ってなったり。

初期のオノマトペ日記。結局絵を描いている w

そして文字もそんなに遊ばずでした。
大体丸くするか、カクカクさせるか。その程度。

使っていた手帳がコミックデザインダイアリーという物で。(来年版はまだ?下記リンク先のイラスト付きのタイプしか出てないようだけど…)吹き出し付きだったのでその日あった出来事とかを文章でも入れてたんですよね。

で、そのうちなんとなく感覚が掴めてくると、今度は文字で遊び出すように。
文字だけで伝わるように考えだします。

ただね…
ここらで思い始めるのですよ。

あれ、文字大きく描くのめんどくさいぞ?あと意外と吹き出しが邪魔で毎回悩む…と w (私の使い方が手帳にあっていなかったのです)

そんな時、Twitter でたむさんが私のオノマトペ日記を真似てくれてたんですけど、サイズ感といい…か、可愛い…✨ となり。

そしてさらに真似っこさせてください!とたむさんにお願いして、現在の段階へと「オノマトペ日記」が進化していくのでありました…。


ぴったりな手帳との出会い

実は手帳も色々試したんですが、なかなかいい手帳に出会わない。なんかしっくりこないなぁ〜なんて思ってた時に出会ったのがこちらの手帳。

LACONIC さんのB6サイズのマンスリー手帳。

何がいいって!
マンスリーページの裏は両方とも方眼のページなので、裏移りも気にならない。(ちなみにペンはSchneider Base 超極細万年筆 使いました。)

さらに見た目の美しさぁ〜。

私が買った手帳は、カバーもついてないリフィルのみのタイプなので、好きなカバーを装着できるのもお気に入りポイントでした。

- - -

追記(24/01/23)
LACONIC さんのB6サイズのマンスリー手帳…もう出さないのかも。探したけどA5サイズしか見当たらず。B6好きなのでB6サイズの別のタイプを次回から使い始めるかもしれません。ざんねん。


満足できた8月の「オノマトペ日記」

そして、1ヶ月かけて描かれたのが先月のオノマトペ日記。

2023年8月のオノマトペ日記

実はたまにオノマトペじゃないのもあるんですが、あまり縛りすぎると続けられなくなるので、そこら辺はゆるゆると。たまにイラストっぽいのも入っていますが、あくまで簡単に描けるもののみ。

書いてよし・見直してよし、の楽しい日記になりました ٩( ˊᗜˋ* )و
そして今月も楽しく描いています(続きはXやBlueskyでお見せ中)。


ぴったりの文字探し

文字はどうやって考えてるんですか?って質問があったので…。
ぴったりの雰囲気の文字は、本をペラペラめくったり、漫画のオノマトペをメモしたりして、ぴったりの文字や、アイディアを探す日々を過ごしています。

以下の投稿(ツイート)は、4つの漫画からそれぞれ採集したもの。
普段あまり気に留めなかった漫画の「文字」ですが、漫画家さんによって癖があったりして結構面白いんですよ。

いまだにこれは継続中。そのうちまたTwitterなどでご紹介できたらいいなって思っています。

#オノマトペ日記

別に文字で遊ばなくてもいいんです。今日起きたことや印象深いことをオノマトペで短く残す「オノマトペ日記」。楽しいのでもしよかったら #オノマトペ日記 のタグをつけて一緒にやりませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。 暑くなってきたので冷たい飲み物が美味しいです。