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イモづる読書【その47】こてん!と眠れる電子書籍・・・ハメットからヘミングウェイヘ・・ハードボイルドスタイルつながり

kindleunlimitedのおかげで、『マルタの鷹』を久しぶり再読し、ハメットにハマって、『血の収穫』を飛ばして『ガラスの鍵』を読み始めました。
いつものくせで、読んでいる途中でありながら、次に読む作品を探します。
候補は、『血の収穫』、『コンティネンタル・オプ』など短編集もkindleunlimitedで読めます。

また、「ハードボイルドスタイル」つながりで、ヘミングウェイヘイモづるしょうかともおもい・・・

何故か再読なら、『誰がために鐘はなる』とおもい・・・・・あれ?  何故かkindleunlimitedどころか、電子書籍化されていない!
『武器よさらば』、『日はまたのぼる』はkindleunlimitedだし、『老人と海』はずいぶん前に「Prime Reading」でダウンロードしてあり(Prime Readingはkindleunlimited本でもunlimitedにカウントされない)【うん、ほんまやで】

『誰がために・・・」を読むつもりが・・・今さら文庫本か・・・ちょっとガッかり・・・『誰がために・・・』なら原文のTXTがUPしてあるはずだ!
さらにヘミングウェイの簡素な英文なら、得意の「DeepL」でなんとかなる・・・
"For Whom the Bell Tolls"でググるとすぐに見つかりました。

                              CHAPTER ONE
He lay flat on the brown, pine-needled floor of the forest, his chin on his folded arms, and high overhead the wind blew in the tops of the pine trees. The mountainside sloped gently where he lay; but below it was steep and he could see the dark of the oiled road winding through the pass. There was a stream alongside the road and far down the pass he saw a mill beside the stream and the falling water of the dam, white in the summer sunlight.
“Is that the mill?” he asked.
“Yes.”
“I do not remember it.”
“It was built since you were here. The old mill is farther down; much below the pass.”
He spread the photostated military map out on the forest floor and looked at it carefully.・・・・・・・・・

Distributed Proofreaders Canada eBook

オンライン翻訳「DeepL」でそのまま翻訳にかけると・・・・・

第一章
彼は松林の茶色い床に横たわり、組んだ腕に顎を乗せていた。頭上では松の木のてっぺんから風が吹いていた。頭上では風が松の木の上を吹き抜ける。彼が横たわっている山の斜面は緩やかに傾斜しているが、その下は急で、油を塗った道路が峠を曲がっているのが見える。道の脇には小川が流れていて、峠のはるか下方に、小川のそばの工場と、夏の陽光に白く輝くダムの落水が見えました。
"あれがその工場ですか?"と彼は尋ねた。
"そうです"
"記憶にございません"
「あなたがここに来てから作られたんですよ。古い工場はもっと下、峠のずっと下にあるんだ」。
彼は軍用地図の写真を森の床に広げて、注意深く見た。

オンライン翻訳「DeepL」

たしかに地の文はきれいに翻訳されました。
ところが、セリフ(ダイアローグ)がいけない・・・
きれいすぎる・・・

「ハードボイルドスタイル」はセリフが命!

翻訳者の方々の苦労がしのばれます【うん、ほんまやで】
というわけで、『誰がために鐘はなる』は紙媒体で読むことになります。

再読となると、初読のときのボンヤリとした印象があって、それが作品の選択に影響します。
今回のように、「ハードボイルドスタイル」の追求という目的をもっている再読では、初読の印象をひきずることなく、目的に近づきたいため、「試し読み」(ひと昔前の書店での立ち読み)、kindleでは「サンプル」を、あるいはkindleunlimitedで入手して読み比べて決めていくことにしています。
コテンと眠る・・・が前堤にありますから、長篇を主にします。
ヘミングウェイでは、
『日はまた昇る』、『武器よさらば』、『誰がために鐘は鳴る』『老人と海』と順に「サンプル」を読み比べてみよう・・・・・

kindleunlimitedには、『日はまた昇る』、『武器よさらば』、『老人と海』があり、『老人と海』は入手済。『誰がために・・・』は前述のようにNG・・・・・ということになります。

しかし、再読のカンとしては、『誰がために・・・』は捨て難く・・・・・
今の心境では、『老人と海』はNGで、『日はまた昇る』もちょっと・・・

電子書籍で『武器よさらば』。
『誰がために・・・』を自炊PDFで・・・・といった心境です。

果たして、どうなることやら【シランケド】

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