イモづる読書【その9】こてん！と眠れる電子書籍 ・・・赤川次郎作品に決定! ・・・現代もの（日本）部門
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何か読まないと寝付けないのです。【ボクの悪い癖・・相棒風】
寝つく前に【ナイトキャップ】みたいにいつの間にか眠りに落ちる・・こてん！と眠れる本は、赤川次郎作品に決定しました。
水鏡推理 Ⅴ（ジャンル：現代もの（日本）「Reader(Sony)」）を読み終え、
次、何を読もうか・・・【イモづる】です。
新【ナイトキャップ】は「やり過ごした殺人」に決定!
赤川次郎の「やり過ごした殺人」にしました。
古っていわないでください。【…なわけないでしょ！】
以前読んだ「ひまつぶし殺人」がおもしろくて、このシリーズの2作目の「やり過ごした殺人」にしました。このシリーズは３作目の「とりあえずの殺人」で止っているようです。だから、だいじに読んでいます。【シランケド！】
赤川次郎作品は、「鼠」シリーズから・・・
「三毛猫ホームズ」シリーズなどの人気を横目でみていたのですが、
【ナイトキャップ】歴史もの日本部門で、たぶん、津本陽や隆慶一郎の詳しい時代背景描写に疲れたときに出会ったような気がします。
心地よい眠りに誘い込まれる要因は、
あっさりすぎるくらいの時代背景描写によるテンポよいストーリー展開にあります。そんなわけで数冊立て続けに読みました。
困ったことは、「鼠シリーズ」には連番がなく、というよりも、赤川次郎作品には連番がなく、次の作品をその都度確認して購入をしていました。
しかし、やつぱり一作品飛ばしています。
8 の「鼠、滝に打たれる」を、飛ばしています。
次郎吉（じろきち）の設定がいい。あま酒を商っていないのに、「甘酒屋次郎吉」と呼ばれる遊び人。江戸っ子気質に溢れてます。鬼平犯科帳にでてくる「盗人の三原則」を守ってます。何しろ、明るいキャラが「快眠」を誘います。
また、寅さんのような困っている人を放っておけない、ただし、恋は一筋・・・
バイプレイヤーに妹の小袖（こそで）（寅さんのさくらのよう）。「女武蔵」と呼ばれるほどの小太刀の達人。剣客商売の三冬さまを思い出す。（そのうち、小袖、お前の本当の父親は、田沼意次だ！と言いかねない・・・楽しさがあります）。
お国（おくに）、千草（ちぐさ）先生が脇を固めています。
キャラが全員（逆境にもめげず）明るく「快眠」を誘います。
赤川次郎と文楽
次にみつけたのが、文楽です。
赤川次郎先生がこれほど文楽がお好きとは知りませんでした。
文楽は、歌舞伎と違って再演がなかなかありません。
歌舞伎には江戸時代から「困った時は仮名手」って、ちょっと不況がつづくと「ちこう、ちこう」の四段目 塩谷判官切腹の段や「おかると勘平」など見どころ満載で、打てば当たる仮名手本忠臣蔵です。
文楽の仮名手本忠臣蔵の四段目 塩谷判官切腹の段（こちらが元祖でしょ）はなかなか再演がなく、見逃したらたいへん！死ぬまでにみられんかも【シランケド！】
赤川次郎先生には、近松門左衛門の血が流れているような・・・昭和の門左衛門！
まとめ
快眠を誘う【ナイトキャップ】ブックは、短編集より長編の方が向いています。
眠気が来たところで、（消灯してある状態で）デバイスを置いて、目を閉じて、ストーリーを自分なりに作っていきます。
こてん！と眠れる電子書籍 は、
１ 主人公が明るい
２ 続きものの長編。
のんびりいこうって気になる【ぼち、ぼち、いこか】
３ 気分によって、ガラッと読む本をかえる準備をしておく。
追伸
赤川次郎氏「五輪中止を決断するしか道はない」朝日新聞の投稿欄に掲載
「三毛猫ホームズ」シリーズなどの人気作家・赤川次郎さん（73）による「五輪中止を決断するしか道はない」との訴えが、6日発行の朝日新聞読者投稿欄「声」に掲載された。赤川さんは、新型コロナウイルスの感染拡大が進む中で、日本が五輪・パラリンピックを開催する「“とんでもない国”になろうとしている」と指摘。「賠償金を払わねばならないのなら払えばいい」と主張している。
赤川さんは過去にも「声」に寄稿している。2012年には当時の大阪市長だった橋下徹氏に「価値観を押しつけるな」と抗議。17年には、共謀罪の成立を「再び日本孤立の道か」と批判した。
同紙は先月26日付朝刊で、五輪・パラについて「中止の決断を首相に求める」と題した社説を掲載。ただ、大会との「オフィシャルパートナー」契約については「活動を続けてまいります」と公式サイトで表明していた。
今回の投稿に、ネット上では「多くの人がそう思っている」「思い余って投稿されたのだろう」などの声が寄せられた
朝日新聞（2020年6月6日）
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