イモづる読書【その68】歴史小説と歴史まんがを次から次へ ・・・行ったり来たりのkindleUnlimited読みまくり・・・

このところ、kindleUnlimitedで、同系の書籍を読み続けてきました。
Kindle出版では、「一太郎で」「pagesで」「wordで」「Sigilで」・・・
Chat AIでは、「ChatGPTで」「Bingで」「Notion AIで」「プロンプトで」・・・

ちょいと疲れたので、最近のkindleUnlimitedの利用は、漫画を読んで小説へ、
小説から漫画へ・・・の行ったり来たり【うん、ほんまやで】

読・観・比べ

御膳の記事で「観てから読むか、読んでから観るか」で、映画と小説の「読観比べ」を記事にしました。

先に読めばよかった方は、『ブラウン牧師』、小説を読んで小説の深さに感銘【うん、ほんまやで】

映画やドラマの「読観比べ」の話題はつきませんが、小説を読むにも時間がかかり、映画やドラマはそれなりの視聴時間がかかります。
その点、漫画（劇画）は、短時間対応でスキマ時間の活用ができます。

BBCの『SHERLOCK』のコミック版は放送内容と類似しています。
このようなケースでは短時間対応のコミック版が重宝します【うん、ほんまやで】

さて、漫画（劇画）の名作が結構、kindleUnlimitedになっています。
歴史小説と歴史まんがの合わせ読みもよくしています。
歴史まんがには、捨てがたい魅力があります。
それは、背景の風景や建物、髪型、衣装、乗り物や武器・・・大道具・小道具・衣装などが具体的描かれていることです。

史記   （久松文雄 ×久保田千太郎）

全10巻の合本が２つkindleunlimitedで読めます。
（１）世界の歴史巨編をマンガで学ぶ！　史記　大合本 Kindle版
（２）史記 【超合本版】 (ゴマブックス×ナンバーナイン) Kindle版

（１）と（２）は同じ内容で、「項羽と劉邦」全3巻、「呉越燃ゆ」全3巻、「李陵」全3巻、「刺客列伝」の全10巻です。

両方とも「目次」がないので、「呉越燃ゆ」から読もうとすると、みつけるのがたいへんです。【うん、ほんまやで】

お勧めは（１）です。各巻末に「解説」があります。これは、各巻１冊づつ入手した場合と同様です。（２）には「解説」がありません。

世界の歴史巨編をマンガで学ぶ！　史記　大合本

史記　項羽と劉邦（上中下）

【イモづる読書】では、司馬遼太郎の「項羽と劉邦」（kindleunlimitedでない！ゴメン）、宮城谷昌光「劉邦」（上だけkindleunlimited）

史記　呉越燃ゆ（上中下）

「呉越燃ゆ」は、伍子胥（ごししょ）が主人公で、孫子や孔子もでてきます。もちろん范蠡（はんれい）も絡んでいます。
史記は四文字熟語の宝庫で、それだけでも楽しい読書ができます。
時には、解釈がずっーと間違っていて、今更ながら不明を恥じることもあります。
今回は、「臥薪嘗胆」・・・誤解・・これはひとりの人間が耐え忍ぶ姿・・とずっとおもっていました・・苦い胆を嘗めながら薪の上で眠る・・
ところが、薪の上で耐え忍んだ人と苦い肝をなめなめ耐え忍んだ人と2人の人物それぞれのことなんです。【シランカッタ】

「呉越燃ゆ」の小説版では、宮城谷「呉越春秋　湖底の城」があります。以前、kindleunlimitedだった気がするのですが、今はunlimitedではありません。

kindleunlimitedだったときに見送ったのは、全九巻と超長編だった・・・【うん、ザンネン】

【イモづる読書】では、孫子の兵法関連のkindleunlimitedは多数あります。
本格派には、「新訂 孫子 (岩波文庫) Kindle版」でしょう。
「孫子・三十六計　ビギナーズ・クラシックス　中国の古典 (角川ソフィア文庫) Kindle版」は読みやすかった記憶があります（kindleunlimitedでない！ゴメン）

また、「マンガ 論語と孔子」１、２ともkindleunlimitedになっています。

史記　李陵（上中下）

【イモづる読書】では、死ぬまでに読んでおきたい、中島 敦の「李陵・山月記　弟子・名人伝 (角川文庫) Kindle版」・・・ついでに「山月記」もイモづる・・・

また、李陵の祖父、李広もコミックになっていました。
「コミック・シルクロード3　李広利将軍の活躍 編」（kindleunlimited）

史記  刺客列伝

「傍若無人」という成句は、奏の政(せい)（後の秦の始皇帝）の刺客として語り継がれている荊軻（けいか)と友人の筑の名人と言われている高漸離（こうぜんり）が酒を飲んで騒ぐ様だそうです。【シランカッタ】

高漸離（こうぜんり）が荊軻を送り出す場面で詠う・・・

風蕭々（しょうしょう）として易水寒し。壮士（そうし）ひとたび去って復（ま）た還（かえ）らず・・・

史記より

なぜか、室生犀星の

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土（いど）の乞食（かたゐ）となるとても
帰るところにあるまじや

室生犀星

を思い出したり、

男児（だんじ）志（こころざし）を立（た）てて郷関（きょうかん）を出（い）ず
学（がく）若（も）し成（な）る無（な）くんば死（し）すとも還（かえ）らず

ま、「到（いた）る処（ところ）青山（せいざん）有（あ）り」か【シランケド】

というような、kindleunlimitedで気安く行ったり来たりのイモづる読書です。

李陵・山月記　弟子・名人伝 (角川文庫)