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【移住模索日記】キャベツ畑の下には

こんにちは。未移住者のharuです。
移住と人生のシフトチェンジについて模索中です。
その模索の軌跡をここで少しずつ書くことにしました。
そのとき頭の中にあることを個人的に記録している、いってみれば脳内アルバムのようなものなので、勝手なことを書きなぐっています。なんの役立つ情報もありませんが、どうか大きな心でお許しを。


〈立花隆さんの本〉
立花隆さんの「思考の技術」。すごくおもしろかった。ただ、読み終わってから(途中からうすうす)知ったのだが、これが1971年に書かれたものだとは...私たちは50年、何をしてたんだろう。
生態学(エコロジー)はみんなが学んだほうがいいと思う。もう手遅れかもしれないけど。
また黒板五郎登場(注:私の脳内には五郎さんが時々登場する)
「ここでの生活にお金はいりません。どうしてもほしいもんがあったら自分で工夫して作るんです。作るのがめんどくさかったら、それはたいしてほしくないってことです」
グサッとくる。このドラマも、始まったのは40年前。

ところで、あるキャベツ畑の下にはダンプカーがごろごろ埋まってるんだって。嘘みたいな話だけど、嘘じゃない。夫は大学時代に土方(注:土木建設)のアルバイトしてるとき、おっちゃんたちが、廃車になって埋められていく自分のトラックを見て泣いてるのをよく見たんだって。(注:バッチリ違法ですね)その上は今、畑になってる。多分日本全国そんな場所はたくさんあるのだろう。終わってるんだな...

私たちが知らないことの、なんと多いことか。

〈グランピング〉
実家の近くに、グランピングができるらしい。何もないところなのだが。だって埼玉よ?山もなく、川しかない。特に自然が豊かなわけでもない。(注:都心通勤圏内)
父が散歩中に見つけたそうだ。父(81歳)は20年ほど前に、長年の憧れだった薪ストーブを導入し、夢の薪ライフを送っている。だから木を伐採してるところを見つける能力が異常に高い。(薪は「もらう」ことを基本にしている父)
帰省の折、予定地を見に行ってみた。県道をちょっと入った雑木林の中にあった。ちょっとしたスーパーが建つぐらいの広さ。最近よく見かけるドーム型の、なんですか?バンガロー?コテージ?みたいなのができてて、その周りには高い壁が。プライベート確保のためなのだとか。だからドームから見えるのは、空と、周りの高い木の枝が少し?
杉を伐採したあとに、なぜかヤシの木が植えられている。なぜだ?ここは埼玉だよ。
ちなみに敷地と道路を隔てた区画には、普通のおうちが並んでいる。
なぜここに?グランピング?

???だらけでいたのだが、先日TVでグランピングが増えているという話題をやっていた。それによると、あの最近よく見るドームは建築費が安く、工期も短いそうだ。たしかに。そして、キャンプだから食事は客が準備する。掃除やら風呂やら案内やらも要らない、つまり人手がいらない。人件費がかからない。
つまり、グランピングは「手っ取り早く儲けられるビジネス」ということか。
???が消えた。
にしても、あそこはねえ。どうかなあ?
何かをやるならやっぱり、その土地にあるものを生かすのがいいのでは?
ヤシの木じゃなくて…

〈五郎の家〉
富良野に行ってきた。
もちろん五郎の家にも行ってきた。
麓郷。ほんとうに町から離れたところにある。「へえーこんなところにも人が住むんだ」ってところに。ドラマはもちろんフィクションだけど、麓郷はフィクションじゃないから。
ちょうど大雨で川は増水して茶色かったけど、これお天気よかったらどんなにきれいなんだろうと想像した。こんなに素晴らしい景色が日本にはたくさんあるのに、ほとんど見ないで過ごすのってもったいないなあ、と。
こういうところに暮らすと、見るものが全く違うんだな。
見つめる先は、自然。相手にするのは、自然。
人間が中心じゃなくて、自然が中心の暮らし。
ドラマの資料館も見てきた。五郎さんの言葉が額で飾られている。欲しい。
やっぱりこのドラマは私にとってのバイブルだ。
だから富良野は聖地だ。
ありがとう五郎さん。


読んでくださってありがとうございました。
また五郎さんで終わってますね。たまたまです。
ではまた。

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