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myマグネット④レストランのBarで待つ inビトリア=ガスティス/スペイン
スペインに来て驚いたことの一つに、ちょっと内陸にある小さめの都市に来てみたら美食の街でミシュランのお店に気軽に入れてしまうことだ。
改めて調べてみたら、ビトリア=ガスティスはバスク州の州都だそう。そりゃ美食に決まってる。失礼しました…。
夜8時前ぐらいにレストランに行ってみると席は用意できるけど、準備がまだだからBarで待つようにと言われた。レストランのウェブサイトに夜は8時から営業と書いてあってもその時間に座れないのはもはやスペインあるある(笑)。というわけで甘い甘いVermutというお酒を飲むことにした。注文する時はベルムーのムーの所を強く発音しないと伝わらない。スペインはあちこちにローカルのベルムーがあり、赤だけじゃなく白もある。香りを楽しんでさわやかに飲みたい時は白、ちょっとガツンとした味が欲しい時は赤という気がする。
ディナーが始まる前にバーで軽く一杯飲む。映画やドラマで観てずっと憧れていたことを、たまたま入ったレストランで思いがけずできてしまったことがあまりにも嬉しくてマグネットの写真をこちらにした。もちろん子連れで実現できたのはスペインだからなのは言うまでもない(笑)。子どももちゃんとスツールに座ってジュースを飲んだ。
ヨーロッパでは全員分の飲み物がまとめて出されることが多いが、お店の人が「君のだよ」とか「君が注文したよね?」などと言いながら大人が注文したお酒をわざと子どもの前に置いたりすることがある。うちの子はたいてい苦笑いするか固まってしまうが、数秒したら大げさに「アッハッハー、失礼!」とか言って大人の前に置き直したりする。こういうやりとりは本当にスペインらしくていいなと思う。
バーで待っていると、周りの人々もディナーが始まるのを楽しみにしているんだなあとこちらにも伝わってきて、私もうれしくなった。もちろん魚料理は絶品だった。この写真を久しぶりに眺めている今もお腹がギュルギュルしてくるぐらいだ。美味しい記憶は脳が忘れない!
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スペインは白身魚のメニューが美味しい
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