なりたい自分になる為に ③ コンフォートゾーン

コンフォートゾーンとは言葉の通り、”その人にとって心地の良い領域”です。

人はコンフォートゾーンから外れていると感じた時はパフォーマンスが落ちます。

普段、人前で話す事に慣れていない人がいきなり人前で話そうとする時、頭が真っ白になるのも、苦手な上司と2人きりで仕事をする時に普段はしないようなミスをしてしまうのもその人がコンフォートゾーンの外にいるからです。

サッカーの試合でホーム戦とアウェイ戦もコンフォートゾーンの例です。練習で毎日使っている場所と慣れていない場所、サポーターの違い、このような環境の違いがサッカー選手のパフォーマンスに大きく影響します。

コンフォートゾーンはセルフイメージによって作られます。そして人はそのコンフォートゾーンの中で行動したり、考えたりします。もしそのゾーンから外れれば、無意識のレベルで元に戻ろうとします。それが良い結果の時も平等に働きます。

例えば、宝くじで1等を当てた人が破産してしまうという話をよく聞きます。これは、いきなり大金を手にした自分が普段大金を持っていない自分のコンフォートな場所に戻ろうと無意識が強く働くことで起きます。加えて、「自分はお金に恵まれない」などの普段からのセルフイメージも関係してきます。人はセルフイメージが崩れるのを回避しようとします。そしてセルフイメージに合った行動を取ります。

この「人は無意識にコンフォートゾーンに戻る」という特性を理解することが大切です。なりたい自分になるためにはこのコンフォートゾーンを”ずらす”のです。

その為にはゴール設定が必要です。現状の外にゴールを設定する事であなたの無意識は「自分はここにいるべきじゃない」と判断しゴールに向かって前進していきます。今まで快適だったコンフォートゾーンがそこでずれるのです。そしてエフィカシーを高める事でさらに強力なものとなります。

ゴール設定エフィカシーについては別記事でまとめています。

自分のエフィカシーに合わない結果になると、無意識的にそっちの方向に戻ろうとします。勝てると思っていた相手に負けてしまった時は次は勝つように無意識的に考え、行動するようになるし、自分はチームリーダーに相応しくないと思っている人がリーダーに任命されたらミスを犯してリーダーから外されようと無意識的に行動します。

この無意識をうまく利用してゴールまで行くのです。ゴール設定の記事で書いたゴールは手段が思いつかないくらいが良いと書いたのもこの為です。手段が思いつくゴール、すなわち現状の内側ならコンフォートゾーンは変わらずあなたも変わらないままです。しかし、現状の外にゴールを置く事でコンフォートゾーンがずれ、そこに無意識が戻ろうとするのでそこまでの手段や道筋を無意識が勝手にクリエイティブに考えてくれるのです。

この記事があなたの人生のお役に立つ事を祈ってます。

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