人口密集地域で可能な環状都市構想

都内に居て真っ先に感じるのは、山手線の便利さ。

環状線の都市高速道路の利便性の良さ。

インドやバングラディシュのような人口密集都市を東京のような環状線型の交通網で繋ぐことが可能になれば、商業都市としての機能も大幅に向上する。

実際に、日本のODAで作られたバングラディシュのモノレールを見てみよう。

バングラディシュのダッカの人口が凄いよね。

東京の2倍にあたる 2000万人が生活する人口密集都市になっている。

こちらは、インドのムンバイの光景。

インドの方が、政策途上にある事が理解できる。

日本の都市圏では、線路横の路線沿いの地域は、商業区域として高値の付く土地として利用される。

インドなどでは、スラムが広がっている。

この違いが、まだまだインドという発展途上にある新興国を押し上げる可能性を秘めた部分になっている。

インドのカップヌードルの価格が30ルピー(約50円くらい)日本の1/3の価格という事が理解できる。

現在、半導体工場を作ったり、中国を意識した経済発展を目指すインド。

インド経済を押し上げる為に最も必要なのは、内需拡大。

インド経済のインフレ目標が6%台なので、資金量を6%台で増やしてインフレを加速する事ができる。

実質的には前年度比を落ち込む4.4%台のインフレなので、貿易収支を増やすよりも国内経済の内需を増やした方が、経済が落ち着くようになる。

中国が国内経済の拡大を急ぐ一方で、海外貿易における中国の景気後退が、今後、インド経済を押し上げる可能性を秘めている。

日本と米国の技術援助を断たれた中国には、今後、冬の時代がやってくる。

アフリカ経済に投資をしたり、インドやバングラディシュに投資する意味合いは、安い金利のお金を出す代わりに、日本企業の技術指導を受けて、交通インフラや通信インフラを構築する資金提供を受けており、経済が発展する事で日本企業への見返りも含むので、れいわ新選組などの左翼思想家が訴える、日本人にお金をバラ撒けという発想が如何に幼稚な事か理解できる。

れいわ新選組などの主張に欠けているものは、お金をジャブジャブ刷ってバラ撒けというバカな発言。

資金をバラ撒くにしても、現在の日本の経済状況と見合わせて、米国のFRBや海外との調整を兼ねる必要性がある。

2026年まで、幾らの資金を増やすことで、段階的に2%の経済成長を作るという考えが盛り込まれていない。

日本の完全失業率の下限 2.5%前後に対し、2%台のインフレ目標を設定して、公定歩合を下げ資金の供給量を増やすことで、経済成長を促す考えが語られていない。

今のインド経済においては、6%台の経済成長に対して、6.2%台の成長を続けていたが、4.4%台に落ち込んでいるので、内需のインフラ投資に 7%台の投資を行なっても悪くはない。

金融と内需経済のバランスを上手く保てば、必然的にインフレ基調の経済を作る事が可能になり、失業率の低下に伴いインフレ抑制へとシフトする。

内需の発展には、国内経済を発展させるインフラと物流手段の構築が必要になる。

インド西部のムンバイなど、沿岸部の貿易港としての機能も果たす重要な役割を持っており、日本でも港町のある大都市圏が栄えるように、ムンバイやチェンナイ、ヴィシャーカパトナムなど、重工業が盛んな貿易港が存在する。

ヴィシャーカパトナムのように、鉱山の鉄鉱石の1/3を日本へ輸出する都市も存在する。

人口では、チェンナイには敵わないけど、人口が少ない分、生産性ではインド国内のGDPを押し上げる要因になっている。

インドの交通インフラが日本並みに管理されるようになると、貿易だけではなく、経済発展も急速に進化を遂げる。

更に、医療に関するアジア圏特有のA型肝炎など、慢性的な病気に対する治療方法が保険を介して受けられるようになれば、仕事に支障を来たす、体力的な問題も解消される。

発展途上にあるアジアの国々の多くは、まだまだ発展の可能性を秘めている。

発展途上国への投資は、今後の日本経済を押し上げる要因に繋がる事を理解しよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?